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木製の小物を作る

子供頃、紙や木片で玩具や様々な便利小物作りに挑戦しました。道具や材料が不足していた事や場所にも制限があったのでその多くが完成できず、途中であきらめてしまう事が多かった思い出があります。道具が不足していると、釘を打つと木目に沿って割れてしまったり、うまく切断できなかったり、最後まで作るのは子供には難しい技が多くありました。

70歳になった今、自宅の一角に『木考堂』と名付けた作業場を大工さんに作ってもらい、電動工具を買いそろえて好きな彫刻をする事や、デザインを考えて家具や小物を楽しく作っています。この趣味は手先を使う事が多く、構造やデザインを考える際に脳みそも使うので老化防止に役立つと思います。

水分の多いフルーツを楽しむ

パイナップル・スイカ・桃など水分の多いフルーツは美味しいものが多いですが、カットする時や食べる時にジュースが零れて食卓や床を濡らしてしまいます。また水分が手に付着して具合が悪いものです。そこで木の板を刳り抜いてまな板と皿のハイブリッド状の物体を作ってみました。

ヘタを切り取ります

これが案外便利で重宝しています。TVを見ながら食卓の上にそれを置いてフルーツを切りながらゆっくり食べます。これを使うと食事の準備が簡単でみずみずしいフルーツを楽しむ事が出来ます。また後かたづけも手が掛かりません。

このようにちぎって食べます

特に美味しいのがパイナップルです。これは本で読んだのですが、へたの部分を包丁で切り取ってから皮の模様に沿って指でむしりながら食べると、美味しくて捨てる部分が少なく無駄がありません。また溢れたジュースは台を傾けて飲む事もできます。

朝食用の皿

派生アイテムとして、朝食用にサラダやトーストに目玉焼き等を載せるとそれなりに便利です。トーストや目玉焼きの場合はソースやドレッシングが混ざらないように中間に仕切りを付けてみました。

日本では一般的に食器は陶器で出来ている物が多いですが、木製ですと切り易い事と包丁やナイフの刃先を傷めません。食品の安全性を考えて塗装は家具用の物ではなく、食物系のクルミ油を塗りました。

朝食皿  と  帛紗

袱紗(ふくさ)

同じ作り方で、もう一つの派生品としてオボンがあります。これは袱紗に包んでお布施やお祝の袋を渡す時に体裁がいいものです。

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