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意外に便利な家電製品

大学を卒業して、就職した時に工場実習として回転機事業部で様々な小物家電を製造させて頂きました。そこでは小型モーターを使った家事を便利にするアイテムを事業分野としていて、若い女性の人達に交じって布団乾燥機やヘアースチーマー等をラインで製造していました。

幼いころから工作が好きだったので、理屈がそれほど難しくないアイテムを製品にする事は楽しかった思い出があります。70歳になった今でもこういったアイテムには興味があります。

『電気式焼き芋調理器』を買いました

先月、会社のMさんとHさんが僕の小さな畑でさつま芋をバケツ3杯分も収穫してくれました。焼き芋は僕の好物であるうえ、食物繊維をたくさん含んでいる事から便秘防止の為にも出来るだけ食べるようにしていました。今までは焼きあがった芋をスーパーで買っていましたが、完成品は結構高価なので家庭で焼けたらいいなと思っていました。

幼い頃は秋の落葉とか、お米を収穫した時に出るスギヌカを燃やしてそこに芋を入れるのが一般的でしたが今は庭で直火を燃やす事は消防法の問題があり禁じられています。そこで電気式で調理が出来ないかと思って炊飯器や圧力釜などの取説を調べてみましたが焼き芋の項目はありませんでした。構造は難しくないはずなので電気店で探す事にしました。

インターネットで調べるとさつま芋は70度Cで60分程熱するとでんぷんが糖分に変わり甘い蜜が出てくるとの事でした。電気店の調理器具の棚に見つからなかったので店員の方に聞いてみると焼き芋の季節にも関わらず一台だけ展示品が残っていました。それを箱無しの割引価格で買ってきて早速試してみました。

焼き芋の調理

畑で栽培する芋には様々なサイズがあり、大きな芋は器具に入るようにカットします。小ぶりの芋は器具に入るだけ入れても大丈夫です。あと焼き加減ですが、大きいものはタイマーぎりぎりの60分でも少し足りず、出来上がってから10分ほど追加加熱すると密の量が増えて更に美味しくなります。

芋が小さい時には、調理時間を短い目にして30分から40分で一度焼け具合を確認すると焼き過ぎになりません。焼きすぎると焦げてしまい、硬くて美味しくなくなるので注意する必要があります。あと熱の強さを調整します。これは芋のサイズにより、高・中・低から選びます。これは慣れるまで経験が要ります。

蜜が出てきました

調節するのは焼き時間と温度の強さだけです。他の調理家電のように自動でセットできないので上手になるには結構な回数の試行錯誤による慣れが必要です。慣れると職人並みの味が出せます。それなりに価値ある一台です。

大根おろし器

大根おろし器を半額で買いました。取説を読んでみると『山芋などの粘り気が強いものには使用しない事』と注意書きがありました。初めは大根を擦り下ろして餅に付けて食べていました。その内にこれは山芋に使えないかと思い、試してみました。

すると大変具合よくできます。ただ使用後、おろし器を洗う時になぜ使用してはいけないかが分かりました。つまり、芋が部品に糊のように付いて洗浄に手間と時間が掛かるのでした。

そこでシンク用の洗い桶を買い、しばらく水に漬けておくとこれが綺麗に取れて大変便利な事が分かりました。今では2日に一度は朝食にとろろご飯を頂いています。

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