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一緒にいて気持ちいい人になりましょう

嫌われながら生きている人と、好かれている人の違いはどこにあるのでしょう。好かれている人はそれなりに努力を続けている人です。

すごい人

誰かと一緒に居る時に、その人がその場で一番重要でただ一人の人間だと思っているように感じさせる能力を持つ人はすごい人です。

米国の元大統領ビルクリントンはこの点においてすごく優れていると言われています。彼に挨拶しようと行列にならんで初めて会うような時でも個人的に一対一で接している時でも彼は相手についてポジティブな事を言うようにしていたそうです。それも大げさに言うのではなくて、そこにいる皆に分かるように言うそうです。

つまり彼はあなたの事をあなたに自慢するのです。それは相手に取って嬉しくなる話です。誰かがあなたのすばらしさをあなたの周りにいる人にも聞こえるように話してくれたらどう感じるかを想像してみて下さい。すごくいいですよね。心からその人の為に何かをしたくなるのではないでしょうか。

誰でも異性との初デートで気に入られたいと思う時などはこのテクニックを使っているはずです。物凄い人というのは、これをいつもやっているところです。それも相手がベルボーイであろうが国家元首であろうが同じように接していたそうです。

スイッチをONにしたり、OFFにしたりする事をしません。いつもONなのです。ランクをABCに区別しないで、誰とでも同じように接します。そのうち誰もがそれに気付くようになります。

威張らない

世の中のほとんどの人は自分の重要性を満たしたく思っていて、その為には自分の重要性を他人に認めてほしいと感じています。

そして、他人と関わる時、自分の重要性を相手に印象付けたいという誘惑に駆られます。意識しているかどうかに関係なく私達はすぐに自分の方がもっとすごいと言いたくなります。誰かが面白い話をすれば、直ぐにそれよりももっと 面白い話をしたくなります。この様に私達は自分の重要性を相手に印象付けたいあまり、相手を軽んじて自分を良く見せる為の言動をとる傾向があります。

相手に好印象を与えたいなら、自分の凄さをひけらかす必要はありません。それよりも相手に感銘を与える最も効果的な方法は、自分が相手に感銘を受けたと伝える事です。

相手に感銘を受けた事を伝えると相手はあなたを『感じのいい人』と判断します。それとは逆に尊大な態度を取って、『あなたはたいしたことが無い』などというと、相手は『こいつは愚かな頑固者だ』と確信します。

どうでもいい事で逆らわない

次に相手の間違いを指摘するのは必ずしも得策ではありません。私達が他人の間違いを指摘する時、それはたいてい問題を解決したいからではなく相手を批判して自分の重要感を高めたいからです。

そこで相手の間違いを指摘する前に『相手が正しいかどうかは大きな意味を持つだろうか』と自問しましょう。もし相手が『地球と太陽の距離は1000万キロメートルだ』と主張しても、あなたが天文学者でない限り、それが正しいかどうかはどうでもいい事です。

このように会話をする時にひと工夫を加える事で争い事が減って、周りの人から好かれる事が増えるでしょう。青年の時にこれが分かっていたら人生はもっと素晴らしいモノになっていたかもしれません。

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