話が通じない人について

いい奴もいれば、悪い奴もいる。なぜ世の中から戦争が無くならないか？おそらくこれからも「人」がいる限り無くならないと思う。これは一種の自然現象で、例えば世界的にルールを作って、一切のゴミは山に捨てずに焼却処分して海に埋め立てるか、宇宙へロケットに乗せて飛ばさなければならない。違反したら死刑。と言っても100パーセント山に捨てる奴が出てくる。何故か。頭で考えて思った事は何でも出来るという人がいる。そうだろうか？例えば昆虫が、蜜を追い求めて花の奥底まで潜ると花粉が着いて、その足で他の花の奥底まで潜ると、先程自分が体に付けた花粉と、新しい花にある花粉とで受粉してしまい、花が増えるから、我々全昆虫はこれを境に花に潜るのはやめよう。花のヤローむかつくから一切増やさないようにしよう！と協定を結ぶ事も出来るが、やらない。生物誕生から35億年、地層からそのような結果が出た事、即ちサピエンスより他の生物で、今までやっていた行動をピタリとやめた生物は聞いた事がない。人間より他の生物で、一回、全昆虫がこうしたらこうなるのにな？という事は昆虫はやらない。人間より意識が低い、又は無意識の内の昆虫が100パーセントに偏った事はしないのなら、人間は絶対にやらないし、10割中2割のアリは働かず、8匹中2匹、6匹中2匹、4匹中2匹、という具合に必ず相反する者が出て来る事が北大の研究で出ている。自然がある限り100パーセント相反する者が出て来るのは、この地球という大自然が物語っている。人と人との考え方の違いもここにあると思う。人と喋っていて話が通じない場合、意地を張って理解しないのでなくて、自然現象として理解しないのだと考える。