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電車にのりました


久々に電車に乗りました。

緊急事態宣言があけて、徐々に、というよりも体感としてはけっこうなスピードでもとの生活へと社会が戻ろうとしているような気がします。ジェットコースターに乗って、少し腹のあたりに重力がかかっている感じですかね。不安もありながら。でも乗っているコースターは気持ちとは関係なくどんどん前に進んでしまうし、気がついたら高いところへ昇っていってしまう。急降下はとても怖い。

なんとか無事に日常に戻ってほしいなと願うばかりですね。


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どうしても銀行へ行かなければならない用事ができて、わりと大きな街に行きました。電車は昼前だったのもあって、そんなには混んでいなかったのですが、座席の座り方がみなさん見事なほどに「左端」「真ん中」「右端」になっていて、この景色はこれからの普通になっていくのかなと。

換気のために窓を開けているんで、地下に入ったときとかにものすごい走行音が聴こえてくるんですよね。もうゴゴゴゴゴっみたいな。ガタンゴトン!みたいな可愛い感じじゃなくて、ほんと大地を削り取るかのような。電車ってこんなに爆音を出して走ってたんだなって改めて思って。これだけ大きな鉄の塊がたくさんのひとを乗せて走っているんだから、そりゃそうか、とも思ったり。この音も、また普通になっていくのでしょう。

洗濯機が故障しましてね。
もう6年くらいつかっているやつかな。変な音が出てしまうようになって。
調べたら部品をとりかえなきゃいけないらしい。部品自体は2000円くらいのやつで。でも少し古い機種だから取り寄せになると。家電量販店に家族が電話したらネットでは頼めなくて、店舗でお金を払わなくてはいけないと。それで部品名が書かれたメモを持って、銀行に行くついでにお店に寄ったんですね。

これが、取り寄せにしなきゃいけない部品名もわかってるし、こちらとしてはパッと注文してお金を払えればそれでよかったんですが、店員さんにいうと、取り寄せとなると専門の店員さんに伝票を書いてもらわなくちゃいけないらしくて、待たされる。

お店はすいているんですが、洗濯機とか冷蔵庫とかを購入するひとは配送とかの手続きがあって、どうしても長くなります。店員さんのせいでも、前のお客さんのせいでも、正直だれのせいでもないんですが、もうわざわざ調べてもらう必要もない2000円の部品の取り寄せ願いをするためだけに、ぼーっと電気店で30分くらい待って、改めてやっぱりネットって便利だなって。笑。

やっと自分の出番になって、現場の店員さんも申し訳なさそうに「お待たせしました!」って言ってくれて、部品名を見せたら、そのままお店のパソコンに打ち込むわけです。1分で済んじゃう。それ、僕のパソコンでできなかったのかなと思うんですけれど、できなかったんでしょうね。

緊急事態宣言での自粛生活があって、家で過ごす時間が長くなって、むしろ時間に対しての意識は敏感になっているのかもしれないですね。

移動する必要ある?とか。直接に店舗にいく必要ある?とか。これまでは気にしていなかったのに、いろんなことにそういう問いが顔を出してくるのかもしれません。

せっかくだから帰りに、久しぶりにデパ地下に行きました。
ぜんぶのお惣菜が輝いて見えました。うわー!ご馳走だーっ!て笑。
こっちはこっちで、わざわざ行くとテンションあがるという。

なかなかバランスよくいきませんね笑。

でも、この子は絶対、散歩には行きたいみたいですが。

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水野良樹

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