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そのことは金曜日に考えるから no.7

今週も、めでたく金曜日になりました。
みなさん、お変わりないですか?ちょっとあったかいですよね、ここ数日。秋が地団駄、踏んでいる感じですね。

毎週、金曜日に更新される水野良樹の長文コラム『そのことは金曜日に考えるから』。HIROBA公式マガジンをご購読頂くと、全文がお読み頂けます。
Spotifyで『そのことは金曜日に考えるから』プレイリストをつくりました。コラム内でセレクトした楽曲を、ここにリストアップしていきます。ぜひ金曜日の夜長のおともに。

Opening

この1週間はリリースや発表が続いたりして、告知しなくちゃいけないことがいっぱいで、せわしなかったですね。もちろん、ひとつひとつが大切な事柄なので、頑張ってPRしなくてはと、意気込みだけはあるんですが、いかんせん、毎日のように告知していると、インパクトも薄まっていくだろうし、聞く方も疲れちゃうというか「うっとうしいなー」と思われてしまうことが多々あったのではないかなと思います。

でも、たとえばHIROBAなんかの活動だと、本当に自分自身がPRしないと何も始まらないなという意識もあって。どインディーズなんでね。メジャーレーベルみたいに組織的なPRシステムがあるわけじゃないから、自分の口からどれだけ言えるかで、ほぼ決まってしまう。少ないスタッフが、申し訳ないなって思うくらい動いてくれて、動画やらイベントやらサポートしてくれているんですが、もう少し広まってほしいなーと思うばかりです。

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そんななか、新刊の発売発表まであって。

さらにさらに『対談Q』はちゃんと更新しておりました。ゲストは、無駄づくり発明家、藤原麻里菜さん。

つくった”結果”よりも、つくる”行為”そのものに着目し、それを肯定しようとしているスタンスがとても励まされました。「自分の物語(=人生)を生きる」って、結局、自分の行為に帰結すると思うんですよね。その瞬間、その瞬間で、何をしているのか、の連続が、自分の人生になっていくわけで。行為そのものが、それはつまり自分の物語(=人生)を書いていく(=生きていく)ということと同じだと思います。藤原さんが肯定しているのは、他者の人生の、それも(ともすれば流れていってしまう)一瞬、一瞬の行為、すべてであるように思えます。ざっくり言えばそれは、人間讃歌なのでは。

さぁ、今週もそろそろ始めたいと思います。


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ソングライター水野良樹が主宰するHIROBAの公式マガジンです。HIROBAは『つくる、考える、つながる』を楽しむ場をつくりだす実験的プロジェクトです。様々なゲストの方々との対談、創作が、発表されていきます。HIROBAや水野良樹個人の活動を、ご支援してくださる方はぜひご購読ください。

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