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HIROBA公式マガジン

水野良樹(いきものがかり)の実験的プロジェクトHIROBAの公式マガジンです。毎週金曜日にラジオ的長文コラム『そのことは金曜日に考えるから』が更新されます。その他の記事も随時更新…
ソングライター水野良樹が主宰するHIROBAの公式マガジンです。HIROBAは『つくる、考える、つ…
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#登坂淳一

読む『対談Q』登坂淳一さん(アナウンサー)「冷静でも”冷めて”いるわけじゃない」後編③

毎回15分終わると、ヘロヘロだった 水野:でも、不思議なのは、ご自身を抑えてニュース原稿を読んでいたのに、登坂さんじゃないと醸し出せない空気が出てくるっていう。 登坂:ニュースを担当して、たくさんのひとに知ってもらったのもありますけど、そこで、みなさんにネットでもいっぱい書かれるとか、いじられるキャラというか、そうなったのがすごくビックリでした。僕はわりと「道の端っこのほうを歩いていたんですけど…」って意識だったので。驚いたし戸惑いもありましたね。 水野:なんか、ぬぐい切

読む『対談Q』登坂淳一さん(アナウンサー)「自分は主役ではない」後編②

視聴者ここでもう”ボウダ”だから  水野:普段の会話でも他の方の言葉は気になっちゃったりします? 登坂:いや、そんなに気になったりはしないんですけど、たまに会話で「あぁ、こういう表現するんだ」って思ったときは、覚えようとしたりするところはありますね。 水野:ああ。 登坂:たとえば、ちょっとドキュメンタリーチックな番組を編集しているときに、「ここは良い感じだな、感動できるな」って思える場面があったりする。そこでディレクターが「いや、これね、視聴者ここでもう“ボウダ”だから

読む『対談Q』登坂淳一さん(アナウンサー)「透明にみえるまでやってやろう」後編①

白い歯が見えただけで大事件 水野:みなさんのなかで冷静なイメージ、上品なイメージがついていたと思うんですけど、ご自身で「苦しいな」と思ったりされることはなかったですか? 登坂:普段もあのイメージだろうっていう先入観を持って接してこられると、ほんの少しのギャップがすごく大きく感じるんでしょうね。笑ったら「笑った!」みたいな。赤ちゃんか!みたいな(笑) 水野:白い歯が見えただけで大事件でしたよね(笑) 登坂:そうそう。同じことをやっているひとたちは何人もいたのに、なんで僕だ

読む『対談Q』登坂淳一さん(アナウンサー)「落ち着く技術は、具体的に」前編②

”気持ち”は燃えているんだけれど”頭”はクール 登坂:たとえば放送中に何か起きると、周りが「~で事故が起きたよ!」ってワーッっとなるじゃないですか。 水野:はい。 登坂:そのとき「え!?」って反応して、対応はするんですけども、一緒に自分の気持ちまで上がってしまうと、準備しなくちゃいけないこと、やらなくちゃいけないことが進まなくなるから。 水野:ああ、そうですよね。 登坂:気持ちはすごい燃えているんですけど、頭はクール。「冷静に、冷静に」みたいな。それも決めていました

読む『対談Q』登坂淳一さん(アナウンサー)「どうしたら”冷静”でいられるのか?」前編①

やっと会えた! 水野:対談Qの時間です。今日のゲストはアナウンサーの登坂淳一さんです。よろしくお願いします。初めまして。 登坂:よろしくお願いします。初めまして。 水野:やっと会えました!嬉しい! 登坂:はは(笑) 水野:デビューした当時、いやもっと前ですかね、ニュース番組に出られている姿を拝見して。登坂さんのファンの方は結構やることだと思うんですけど、登坂さんが画面上に現れると、Twitterで「麿(まろ)」ってつぶやいてしまうタイプのファンで。 登坂:光栄です。