読む『対談Q』 水野良樹×東畑幸多 第3回:広告は賑わいを作るのが存在意義。
本物の笑顔はひとに力を与える。
水野: 僕、震災のときにJR九州の新幹線のCMを観て、思わず泣いてしまったんですね。で、東畑さんに会うので久しぶりに観たんですよ。やっぱり泣けるんですよ。状況が変わっても、自分の人生が変わっても、あるいは社会状況が変わっても、変化しない感動がある。あそこには普遍的な何かがある。
東畑:2回作れと言われても、作れないものってあるじゃないですか。いろんな偶然も重なって。それに近いものですね。ただ、本物の笑顔はひとに力を与えるんだろうと思います。