ある企画が始まる前に、語っておきたいこと④-”かたち”と”物語”を与えられた先で
HIROBA
夜空の星を眺めて、何を思うのか。
無秩序に散らばった星たちを、線でつないで、星座(=かたち)という虚構を立ち上げるのが人間だ。それらには豊かな神話が添えられていて、今にまで語り継がれている。
そこにあった現実は、暗闇に浮かぶ、星の光だけだ。
そんな、ほぼ無に近い地平から、物語を立ち上げる過程がどんなものだったのか。あえて”語り始めた誰か”がいるはずだと言ってしまうけれど、そのひとと(そのひとたちと)同じくらいの想像力は、僕らにもあるはずだと思っている。人間