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MBS番組京都知新でmui Labを紹介いただきました。

京都で活躍される職人やデザイナー、料理人を紹介することが多い番組に、スタートアップという企業形態で、かつテクノロジー企業としてのmui Labを取り上げていただくこと自体がディレクターさん自身も話されていたのですが、かなりチャレンジングなことであるということでした。番組を一緒に制作させていただく中で、京都という街から僕たちはどのようなエッセンスを感じ取り、製品やサービスに反映させてきたのかを改めて考える時間となりました。


「なぜ夷川通りにオフィスを?」

番組中にも出てくる問いなのですが、”家具の夷川”と呼ばれる京都御所の南に位置する夷川という通りに面したところにオフィスがあります。家具の街として明治大正昭和と発展してきた通りであり、周辺には家具作りを行う職人たちが多く暮らしていたそうです。その家具の街にテクノロジーとデザインを中心に、生活に本当に役に立つものができないかと考え、一見家具のような外観の製品を作っている私たちのような会社が入っていくことで、この街で新しい物づくりができないかと想像し、この街でオフィスを構えることを決めました。

当初はやはりなかなか地域に馴染むような活動はできなかったのですが、2020年に自主開催した「夷川サローネ」というライフスタイルとテクノロジーのあり方を提案した期間限定イベントによって、少しづつ地域との関わりができ始めたように思います。
(夷川サローネについてはまた別の機会に詳しく述べてみたいと思います。)

使うことで見えてくるもの

番組中にも出演いただいたKURASU Coffeeさんは、夷川通りに新店舗を作っている時にmui Labへ来ていただき、muiボードを新店舗に導入いただきました。お店の中と外に対してmuiボードを使って情報を発信するという私たちが考えていなかった使い方をしていただいたり、店内でのバリスタさんの声を届けるような使い方はとても新鮮でmuiボードの可能性を引き出していただいたように思います。

また、河原町丸太町にある書店誠光社の堀部さんは、書店と自身の間の人格という話をされていて、muiボードが書店の人格を借りて話をしているようであると説明していただきました。あたかも店がお客さんに語りかけているようなことがこのmuiボードにはできるように見えると言っていただいています。

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当初muiを考えている時、空間に機能を埋め込むことができないかと考えていました。そしてその機能を達成するものは見えなくすることができれば、欲しい情報だけが得られる、もしくはしたいことが達成できるのではと考えていました。

実際に営業されているお店に使っていただく中で、想像していたことが現実になっていくようなことなのですが、私が想像していた以上にmuiボードの可能性が広がっていくような印象です。それを使ってくださる事業主さまとそれを受け取ってくださるお客さまがいて、満足いただけるようなサービスを今後も作っていきたいと思っています。

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