7つの習慣② 7つの習慣とは?

今回は「7つの習慣」キングベアー出版の第一部の「7つの習慣とは」を読んでいく。

人格は繰り返し行うことの集大成である。それ故、秀でるためには、一度の行動ではなく習慣が必要である。-アリストテレスー
私たちの人格は、習慣の総体である。「思いの種を蒔き、行動を刈り取る。行動の種を蒔き、習慣を刈り取る。習慣の種を蒔き、人格を刈り取る。人格の種を蒔き、運命を刈り取る」という格言もある。
すべての自然の力がそうであるように、引力はプラスにもマイナスにも働く。習慣の引力は、あなたが行きたい場所に行くのを妨げているのかもしれない。しかし、引力によって私たちは地に足をつけていられるのであり、引力が惑星を軌道に乗せ、宇宙の秩序を維持しているのも事実である。

最近、習慣の恐ろしさを実感している。

今年は4月の宮古島トライアスロンで完走することを目標にしていたので昨年の12月くらいから、朝は4時くらいに起きて、出勤前にスイムの練習をしたり、走ったり、週末は一日100km程度自転車で走ったりしていた。コロナで大会がキャンセルになり、目標を失い、練習の強度が落ちた。それでもスイムのために週2回の4時起きは続けていたが、緊急事態宣言の発令、宮古島大会もキャンセル、在宅勤務が続くことで、朝スイムにもいかなくなった。

在宅勤務が始まってしばらくは、朝早く起きて走ったりしていたが、風邪をひき、持病の副鼻腔炎と喘息を併発し、運動もできなくなった。そうなると、朝も起きれなくなり、仕事に間に合うようにしか、起きなくなる、、今となっては、朝4時に起きていたことが信じられない。

逆に言うと、朝4時に起きていたころの習慣はすごかったとともいえる。また、明確な目標を持つことの大事さも身をもって感じた。

では、習慣とは何か?習慣は知識、スキル、意欲が重なる部分である。

知識は何をするか、なぜそれをするかという問いに答える理論的なパラダイムである。スキルはどうやってするのか?を示し、意欲は動機であり、それをしたいという気持ちを示す。人生において効果的な習慣を身につけるには、これら三つすべてが必要である。

習慣には順番が大事。依存⇒自立⇒相互依存へ至る成長の連続体を導くプロセスがポイントである。

「7つの習慣」は断片的な行動規範を寄せ集めてたものではない。成長という自然の法則に従い、連続する段階を踏んで、個人の効果性、人間関係の効果性を高めていく統合的なアプローチである。依存から自立へ、そして相互依存へと至る「成長の連続体」を導くプロセスである。
成長の連続体では、依存はあなたというパラダイムを意味する。あなたに面倒をみてほしい、あなたに結果を出してほしい、あなたが結果を出さなかった、結果が出ないのはあなたのせいだ、というパラダイムである。自立は私というパラダイムである。私はそれができる、私の責任だ、私は自分で結果を出す、私は選択できる、ということである。相互依存は私たちというパラダイムである。私たちはそれができる、私たちは協力しあえる、私たちがお互いの才能と能力を合わせれば、もっと素晴らしい結果を出せる、と考える。
自立という考え方だけでは、相互依存で成り立つ現実に対応できないのである。自立していても、相互依存的に考え行動できるまで成熟していなければ、個人としては有能であっても、良いリーダーやチームプレイヤーにはなれない。夫婦、家族、組織という現実の中で成功するには、相互依存のパラダイムを持たなくてはならないからである。
相互依存は自立よりもはるかに成熟した状態であり、高度な概念である。肉体的に他者と力を合わせることができる人は自分の力で結果を出せるのは言うのまでもないが、他者と協力すれば、自分一人で出す最高の結果をはるかに上回る結果を出せることを知っている。
相互依存は自立した人間になって初めて選択できる段階である。依存状態からいきなり相互依存の段階に達しようとしても無理である。相互依存できる人格ができてないからだ。自己を十分に確立していないのだ。

まずは自立から始めよう。改めてそう思った。家族や会社では相互依存の段階のステージだが、自分はまだ自立すらできていない。自分に対しての約束を守れない人が相互依存で成り立つ世界ではうまくいかない。基本に立ち返ろう。




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