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春のバスの探し方と誘い方

こんにちは!
最近のポカポカ陽気は、寒がりな僕にとっては本当に過ごしやすくありがたいんですが、こんな世の中ですので、仕事や必要な買い出し以外はほとんど家にいることが多い最近です。

僕の大好きなバスフィッシングは、春ということで、彼らにとっての一大イベントであるスポーニングの最盛期に入っているところ。
スポーニングの最中のバスを直接狙うことはほとんどしないんですが、その前後の状態の動く(プリスポーン、ポストスポーン)を釣っていくのは、非常にゲーム性が高く、狙い通りに釣れたりすると、その達成感はかなり高いんです。

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ということで今回は、産卵前のプリスポーン(産卵前)を狙っていく上での個人的な組み立てについて書いていきたいと思います。

場所を知ること

一にも二にも、大事なのがやっぱり場所!!
この作業をいかに精度を上げるかで釣果が変わってくるのは言うまでもありません。どんなに良いルアーがあったとしても、どんなに自信のあるルアーがあったとしても、場所が合ってないと魚に出会えませんからね。

これは、僕のyoutubeチャンネル「水の旅」のバス編でも話しはしたんですが、スポーニング場所にバスは目がけて行動しているので、まずそれはどこか?というところから話を進めていきます。

水の旅はこちらから↓

https://youtu.be/v_YPJEtR8Qc

スポーニング場所ってどこ?

春のバスは、フラットと呼ばれる水深変化の少ない場所に入りやすく、そこにゴロタ石やガレ場といったハードボトム(地質の硬いところ)が絡むスポットでスポーニングを行います。
水温の上昇や季節感の進度で、バスは少しずつそういったスポットに動いていくわけです。
春なので、当然まだ気温の上下動もある季節。このような遠浅の場所にたどり着く前には、冷えを嫌って、そのフラットが終わる沖のブレイク(かけあがり地形)で待機したり、一日の中でも水温が上がってきたタイミングをしっかり狙って差してくる個体は当然多いですし、逆にそのタイミングを狙って釣っていくことがゲーム性の高さとも言えますね。

フラットって?

さて、このフラット。川だとイメージが沸きやすいと思うんですが、基本的には流れが当たらない場所というのが、このフラット地形を差すことが多いです。

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流れが当たる部分って、底が掘れたり、岸が削れやすかったりするので、消波ブロックが沈んでいるなど、岸から水深のある場所がほとんど。
川ならば、流れの蛇行の内側がフラットになっています。
もしくは、ワンド状になった地形なども、これに当たりやすいですね。

このフラットをベースとしてエリアを決めていき、水温のまだ上がりきってない時期やタイミングでは、上述したように、沖のフラットが終わるブレイクに狙いを変えるなど、冷えに対応できるような場所を重点的に探っていきます。

すでに今はもう4月の中旬ですので、だいぶ水温も上がってきていて、フラット上でスポーニングが始まっていたり、周辺をウロウロしたりするなどしているところも多いと思いますが、まだそこまで季節が進んでいない山間エリアなどは、ブレイクを方を意識した釣りの組み立てをすることも場合によってはあります。
しかし、この時期ともなれば山間エリアであっても、タイミング次第でフラットに差すバスを必ずいると思うので、水温の上昇が分かった時にフラット上を探りにいくこともしばしばありますね。

どう釣る?

さてこのスポーニング前後のバスなんですが、昔から「オスはボトム、メスは中層を釣れ」という言葉があるように、狙い方次第で釣り分けができたりするんです。
この時期オスはベッドを作らなければなりません。目線はやはりボトム付近にあったり、よく動くものに対して威嚇したり、反応を見せたりします。
対してメスに関しては、とりわけ水温変動には敏感で冷えを嫌うんですが、水温が上がってくるとスポーニングエリア付近のカバーに浮いたり、杭などの縦に伸びるストラクチャーにサスペンド(中層に浮く)する傾向にあるので、そのメスの目線や目線上を強くゆっくり動くものに反応を示すことが多いですね。

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だからといって、ボトムの釣りをまったくやらないのかというとそうではなくて、目立ったカバーがぱっと見 ないような場所に関しては、水中の沈み物やボトムの起伏の上にいることも考えられるので、ボトムの展開(テキサスリグ、フリーリグ、ダウンショット、ジグヘッドなど)に移ることも当然あります。

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気をつけておきたいところ

ここで気を付けたいのは、ルアーの操作です。
アクションをつけすぎてしまったり動かしすぎてしまうと、オスが先に食ってきてしまうので、極力その中でメスを狙っていきたいと僕のように思っている方は、アクションの合間合間にしっかりとステイ(止める)を入れたりするなど、とにかく動かしすぎないことを意識してもらうと良いですね。

春に狙うべき「濁り」の存在

最後は、春に爆発力を持った場所に関してです。
ここまで書いたように、バスは浅い方へ上がっていきたい季節。しかし、そんなバスに難関もあります。
それは、水質なんです。
水質がクリアすぎてしまう場所に関しては、なかなか上がりたくても上がれない条件となっていることも少なくありません。
クリアな中での横移動というのは、魚にとっては、途中で人間と鉢あってしまったり、鳥などの外敵に姿を見られたりするなど、実はリスクばかり…。
こういう場所に関しては、雨後や前日に強風が当たっていた場所に発生する濁りが入った時に狙いにいったり、雨や曇りなどのローライトコンディションを利用します。
もしくは、ちょっと深い側をやってみよう!っとなって、ブレイクに狙いを切り替えたりするなどしていきます。

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といった具合に、少しバスの気持ちになってみると、自然と自分が狙う場所に対しての理由付けもできるし、もし狙い通りに釣れたのであれば、その次の一本へと繋がりやすくなります。

ここで記述していることは、あくまで、狙い方や場所のセレクト方法のベースの一つにすぎません。場所や条件が変われば、もっともっと色んな釣りやパターンもあるでしょう。僕も日々追求しているんですけどね。
正解や切り口がたくさんあるのがバスフィッシングの面白い部分。
ぜひ、一つの考え方として役立ててもらえたらと思います。

最後までお付き合いありがとうございました。


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