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[指定企画]地方観光DX!フリーランスチームで、全国の困っている地域の活性化をいくつ手がけられるか 2024

冒頭のサムネイルは私がかつてジャーナリストとして中東の某国で取材中の一コマである。なんと楽しそうに仕事をしているんだろ。できればこれからもこんな笑顔で仕事をしていたいという私の願望です。

さて、そんな願望を具現化したく、こちらは私が参加しているランサーズ株式会社主催「新しい働き方LAB」の「研究員制度」指定企画「地方観光DX」の研究計画書noteとなります。


◆実験の目的と背景(そもそも)

長年映像業界に在籍しニュース、報道ドキュメンタリーを制作してきた イラクにて

気づけばずいぶん長く映像の仕事をやってきました。キャリアのおよそ2割が地方をベースに、8割が東京ベースの仕事です。そして全体のほぼ8割がテレビ番組の制作です。海外での仕事が3割、残りが国内という比重です。
自分自身が西日本の風光明媚な地方出身ということもあり、地方への帰属意識は持っていたつもりでした。企画取材は東京近郊ではなく地方のネタを探す、というスタイルです。しかしテレビを含むメディアの仕事はほぼ東京目線の仕事です。
また自分から進んで地方のお仕事をとりに行く、というスタイルはほとんどなく、どちらかといえば代理店さんなどからの「依頼」によるものでした。

(ここまで2023年のブログより)

「私たちは地域と共に歩む。ただし半歩先を歩いていたい」

私が演出した「情熱大陸 石巻日日新聞編」2011年3月11日放送

そんな最中。東日本大震災が発災。私は石巻市の小さな新聞社の記者たちを逆取材するというドキュメンタリ番組を制作しました。(「情熱大陸」石巻日日新聞編/続編)その時に地域に向き合いながら仕事をする記者のみなさんに、非常に心を動かされ、自分も地域に向き合いたいと強く思うことになります。
それは当時の石巻日日新聞社報道部長の次の言葉がきっかけでした。

「我々地域紙は震災前も、これからも地域と共に歩んでいかなければいけない。ただし一緒に歩くというよりも半歩先を歩んでいきたいのです」
情熱大陸・インタビューで

石巻日日新聞社 武内報道部長(当時)

それまで仕事で“地域”という言葉を意識したことがほとんどなかった僕には、あまりにもストレートに響く言葉でした。


転機:なぜこの実験をやってみようと思ったのか?

2016年、東日本大震災の取材現場で知り合ったイギリス人のカメラマンと共同事務所を作り、その相棒が瀬戸内海の島に移住したのがきっかけです。

私たちの会社 アイランド・ピクチャーズといいます


私たちが作った会社は「業績の向上」は 大きくは望んでいません。もちろん売り上げが低いのは困るのですが、ただ売り上げばかりを意識することでワークライフバランスが崩れる事は避けたいというのがお互いの共通理念でした。

広島県に会社を登記したことで、中国地方の仕事が徐々に増えつつあります。今回実験に参加したのは広島県だけではなく、他の地方の仕事も増やし、ポートフォリオを広げたいというのが動機の1つでもあります。

これまでは地方で暮らしつつ、東京のクライアント様の仕事を続けており、それは今後も変わらないと思います。一方で首都圏以外のお客様と「並走しながら」手がけられる仕事をしてみたいと思い、今回の実験に参加しました。

◆検証したいこと

さてこの実験は昨年度に続き2回目の参加となります。去年の反省点は以下の通りです。
課題1・・・案件は取れたもののDXとは少し遠いテーマだった
課題2・・・企画書のクオリティを高める

昨年度最大の収穫は自社をフロント企業に案件が獲得でき、この地域での実績が一件残せたこと。これは実に大きな実績です。
全くとっかかりがなかった土地で、公共事業の実績が残せたことはこれから何を始めるにせよステップとなることは間違いありません。

◆目標とKPI

企画書のクオリティを上げる

では2年目の今回は当然質をさらに上げることを第1目標とします。質とは当面は企画書のクオリティを充足させ、案件獲得、獲得に至らなくても「次点」をどれだけ伸ばせるかとし、具体的には「提出した案件の30%で次点以上」をKPIとします。

ネットワークをさらに増やす

次にネットワークの拡充です。この実験ではクリエイターだけではなくさまざまな職種の方が参加します。そこから生まれる化学反応の成果が企画書であったり、納品成果物であるわけです。この反応の元となる人たちとどれだけ交流し、そのあとも繋がれるか。具体的には実験を修了しても複数の方と繋がりを保つことを2つ目の目標とします。前回は7名の方と実験後も定期的に繋がる関係を築けました。

自社のポートフォリオを変革させる=3年計画

第3期の目標の一つとして、近い将来、自分の会社のポートフォリオを変化させることを設定しました。

今回の実験では3年後の自分の変化が一つのテーマとなっています。 そこで私も、自分の会社のポートフォリオの3年後には 現状と変えることを第3の目標とします。

具体的には現在はおよそ8割を占める首都圏のクライアント様からのお仕事を維持しつつ、それ以外の地域のクライアント様のお仕事を増やすこと、具体的には35%と言う目標を3年後の目標とします。目安としては1年ごとに10%弱のお客様を増やすことを目標にしました。これは売上高の構成比で考えています。

つまり、今期の実験中に、昨年の売り上げ高ベースで10%の案件を取れるかどうかが本実験期間中の目標となります。これは実験に参加した案件だけではなく、自社単独で進めた営業も含めるものとしました。

そもそも目標設定できるだけで一歩。

今回の実験に参加する最大のかつ最も早い効果がこのような具体的目標を設定できることではないでしょうか。

現在多くの事業と言うのは4月からの年度始まりとなっており、6月のうちに具体的な年度目標を設定できるのは当たり前と言えば当たり前のことなのですが、フリーランスと言うポジションから考えるとかなり重要となってきます。

◆実験の見える化

プロセスや成果は、もし契約に行った場合は守秘義務の範囲にはなるかと思いますが、随時こちらのNOTEにて発表していく予定です。
せっかくですので自身のスキルである写真や動画を使いながら、空気感までお伝えできればと思っています。


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