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#256_モノはヒトでつながっている

ウェルビーイング探究コーチ うまさんです。

今日のタイトル

モノはヒトでつながっている

言われてみれば当たり前のことのようにも思いながら、3ヶ月前の気づきとしてアウトプットします。

実はこの言葉

4月から2か月間、僕の部門で実習してくれた新入社員からインタビューを受けた時、僕の中から思いがけず出てきた言葉でした!

コーチングでよくあることですが、問いを置かれて、自分の中にある思いを言葉として発して、ハッとして、改めて大事にしたいと思うこと。

この答えをした時に、新入社員が置いてくれた問いは、

生産の仕事で誇りに思うこと、大切にしている思いはありますか?

この答えをした僕の仕事の背景をお伝えしますね。

僕は2年4ヶ月前の人事異動で、人材開発、人事労務、事業所総務のマネージャーから交通関連の社会インフラ機器をつくる工場で部品調達、資材管理のマネジメントをしています。

キャリアチェンジの幅は大きかったのですが、入社して20年間、製品は違えど、社会インフラ機器の工場で、製造、品質管理、工場経営管理、生産計画、生産技術等を担当してきたので、工場への異動は、故郷に戻るような気持ちでもありました😊

一方、当時はまだ、世界中で半導体や原材料の供給難の時期でした。世界中で「パニックオーダー」があり、通常以上の注残をメーカーは抱え、調達したくても待たされる、待っても買えないかもしれない状況が続いていました。

私たちが生産している社会インフラ機器は、部品点数が多く、1つの部品がなくても製品として完成することができません。

かつ、社会インフラを支える機器なので、インフラ維持をするためには納期は遵守する必要があります。

そんな状況で、経験のない僕がどう立ち回り、社内外の人や組織を巻き込み、問題、課題解決をしていけば良いのか、当初は途方もなく長い道のりに思えていました。

しかし、そんな中でも、やはり、誠実に、真摯に、問題の原因を掴み、真の原因を掴めば、次はどう解決するか、問題の大小はあれ、約2年間(今も勿論ありますが)取り組んできました。

部品とはいえ、材料や構成部品は多岐にわたります。調達する部品の構成部品、生産プロセス、物流は様々。かつ、「商流」という要素が加わり、ものができるプロセスと同じくらい重要です。

この一連の取り組みで、よくよく実感できたことは、結局は、人と人との信頼関係があるかないか関係性が深いか浅いか誠実さ、真摯さを感じる相手かどうか、自己中心的・利己的ではなく、利他の気持ち、感謝の気持ちがあるかどうかなど、一見ドライに見えるビジネス(勿論ドライにやることも多いけれども)においても、「人」で成り立つことばかりだということです。

直近2年でこのことを感じていたので、

モノはヒトでつながっている

という言葉が出てきたんだと思います。

振り返れば、「もうここは部品がつながらない」「いよいよお客様のところにいって上司共々お詫びに行くことになる」と思った切羽詰まった状況がありましたが、そんな時、土壇場で奇跡と思えることが起こり、助けてもらったこと、何度もあります☘️

「うまさんには、神様がついている」と同僚はよく僕をからかいますが、実は僕も、「これはきっと神様が助けてくれたんだ」と思っています😇

原材料から社会に製品として実装されていく過程は、この経験を重ねると「当たり前ではなく」「それぞれが奇跡の連続なんだと」これらの過程を経験してこそ、感じることができます。

とりとめなく書いてきましたが、ヒトって本当にありがたい。自分だけでできることなんて何一つない。つながれば大きな力になる。

書きながら、最後書き残したいことは、この思いです☘️

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