#186_自分に語りかける時も敬語で
ウェルビーイング探求コーチ うまさんです。
年末年始に読んだ本の感想文シリーズ第2弾。
「自分に語りかける時も敬語で」
秋田道夫さんの著書です。
って、初めて聞くお名前でしたが、インスタか何かでオススメされていて、これも図書館に予約していて、何ヶ月か待っている間に、年末に借りることができました。
この方、プロダクトデザイナーのお仕事をされています。ケンウッドやソニーを経てフリーのプロダクトデザイナーをされているようです。
とても読みやすい本でした。
見開き2ページで
左のページにタイトル
右のページに短くメッセージ
が書かれています。
(メッセージが2ページ以上になる時は、わざわざ「長いです」と最初にことわられてから、始まります😊)
素敵なメッセージたっくさん!あるのですが、中から、いくつかピックアップしました。
〜〜〜
大事なこと
大事なことは
「自ら恥をかく勇気」と
「相手に恥をかかせない配慮」
だと思います。(P.19)
素直を天然の才能
社会に出ていろいろ経験すると、
「素直さ」より「したたかさ」の
必要性に目覚めて、
そこで「素直さ」を
置いていってしまいます。
でも、
「したたさか」に疲れたときに、
「素直さ」の大切さにふと気がつくんです。
素直は天然の才能です。(P.39)
そのままでいいんです
言いたいことはただ一つ
「そのままでいいんじゃないですか」
なんです。
そのままは
そのままでは続けられないですから。
(P.51)
それは紙一重
横着と要領は紙一重です。(P.91)
機嫌よく働く
仕事の質を一定にするには、情緒の安定が欠かせません。
一番大事なのは自分が機嫌よくできることです。
「デザインは一晩寝かしたほうがよい」と言われますが、デザイナーも一晩寝かしたほうがよい、というのは、そういうわけです。
もっと言えば、自分のデザインした製品についても、同じように考えます。
最近は「この製品はどんな形と構造にしたら機嫌よくいい仕事をしてくれるんだろう」とまず考えたりしています。(P.121)
〜〜〜
すごくほっこりする
(と、とっさに出てきた言葉、これは京都ことばでした(笑)。和む、ほんわかする、という意味が近いでしょうか)
途中、「文章が書けるデザイナー」と言われたこともある、とも書かれていました。
この「文章が書けるデザイナー」ということから、私は、色々つながることがありました。
上記で紹介したP.121にもつながります。
人間は言語で思考している
言葉にしなくとも、脳の中では言葉で思考している
だから、思考するために、様々な表現に触れることはとても有効。
そのために、本を読む、今のようなnoteを使って書くことはとても有効。
と私は考えています。
デザイナーであっても、同じ。
人々や社会に喜ばれるプロダクトの機能やデザインは、結局のところ、聞いてみるのが一番早い。
最終的なアウトプット段階では、聞いたことも含めて、自分の中の想像力を働かして創造することになるが、現場現実のことは、聞くことがとても大事。
そんな意味からも「文章が書ける」ということに至るには、読む、聞く、考える、書くが「普段使い」できてないとなれないんだと思います。
そして、自分が機嫌よく仕事していないと、良いものはできない、真の良い成果は出せない、というのも納得です✨
タイトルに込めた著者の思いの説明はどこにもありませんでした。
この本を読む前は、ファウンデーション(自己基盤)を強くする取り組みの中で、「自分に対する自分からの声かけ」に意識を向けることに関連するのかな、と思っていました。
ついつい、自己否定してしまう人は、自分に対しても、厳しい口調で、キツめの言葉掛けになります。かくいう、3年前までの私がそうでした(笑)😆
だんだん、自分のありのままをOKと思えてくる(捉え直しができてくる)と、自分への声かけが、劇的に変化します。
まずジャッジしなくなる
こんなことを、著者は言いたかったかな、と想像していました。
でも、著者自ら、その説明はありませんでした。
でも、書きながら思い出しました。
本はもう図書館に返却したので、表現そのものではないですが、こんなメッセージがありました。
自分に優しくなる
まず自分に優しくなる
余った分で人に優しくすれば良いのです
自分に優しくなる
機嫌よく働く
自分に対して、敬語を使う気持ちで、向き合う
そのことが、他者に対しても、常に敬語を使う様に、大切に思い、配慮もし、相手にとって何が良いことか思いを巡らすこと等につながる
ということを伝えたかったのかな。
といいますか、もっと謙虚な方で、伝えたいというよりは、
共感いただける方は、ともにこれからも大切にしていきましょう
というとても柔らかい、どこまでも謙虚な方なんだと思います。
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