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自信をもってがんばった、と言えることがない就活生へ

質問の意図を考えずにガクチカを応えるのは苦しい

ESを書いたり、企業の説明会やインターンシップに参加。大学生活も残り1程になっており、部活の同期やサークルの後輩とも遊びたい!でも、就活も後悔したくない、先輩たちも口を揃えて「就活ははやめにやっといたほうがいいぞ」っていうし。。。

2月に入り、早い会社は早期選考に入り、多くの学生が3月の就活解禁に向けて本腰を入れて自分のキャリアに向き合っている人によってはストレスのかかるタイミングだと思います。

その中で、ESでも面接、面談でもよく聞かれるのが「○○さんが学生時代に最も力を入れて取り組んだことは何ですか?」というテンプレじみた質問だと思います。

周りの就活生に比べて自分が自信をもって「これを頑張りました!!!」って言えることなんてないなあ、でも過去のことは変えられないしなあ、もっとまともな大学生活を送ればよかった。。。。

って思ってる就活生が意外と大半だと思います。

今回は、

①そのそも何のためにガクチカなんて聞いてくるのか
②もう変えることはできないのか

この二つについて書いていきます。

【第一章】そもそも何のためにガクチカなんて聞いてくるのか

いきなりですが結論です。

面接を受けている方が今後どうなっていくのか、もっというと自社が向かっていきたい方向にいっしょに向かっていける人材なのか

を知るためです。これは勘違いしがちなことですが、人事は何かで日本一の学生を採用したいわけでも、偉業を成し遂げた人材を採用するぞ!!と思っているわけではありません。だって新卒は教育対象だからね。

即戦力で働きたい!!って言っても新卒が最初から活躍できると思って採用しているわけではないというのが本音です。

数年後に大きなvalueを発揮してもらうために、内定者期間や、新卒の期間は特にたくさんの費用をかけて研修を行い、活躍人材となる礎を築いていきます。

ここで重要なのが、採用対象となる学生と、自社が向かうベクトルが同じ方向を向いているか、ということです。

就活をする上で、企業の経営理念やビジョンを見る機会も多いと思いますが、ここに、企業側がどういった未来を描いているのか、が表れています。

あとは、理念やビジョンで示された企業が向かう方向と、選考を受ける側の向かう方向の一致を示すのみです。

ここで聞かれるのが、「学生時代に一番頑張ったことは?」という、いわゆるガクチカです。

なぜ今後向かっていきたい方向という、未来の判断をするために過去のエピソードについて聞かれるかを説明していきます。

それは、未来の価値観は過去に基づいて形成されるからです。

例えば、現在進行形で人に対して不誠実であった人が、口では「誠実な人間であり続けたい」と言っているのを信じることができますか?

応えはNoだと思います。

上記は一例ですが、未来に向けた動きは、どれだけ小さくても今を含めた過去に表れているはずです。

だから、価値観が反映されやすいガクチカを聞いて、そこから深掘りして

・なぜ頑張ったのか
・苦しい時にどんなアクションをしたのか
・その行動が今や未来にどう繋がるのか

などを明らかにしていきます。

【第二章】もう変えることはできないのか

ここまで読んでいただいた就活生の方は

「もう自分の過去は変えられない、、、、」

と考えていると思います。ですが、唯一ガクチカ、自己PRに未来の自分をアピールするために変えられるものがあります。

「今自分が一番頑張っていること」です。

もちろん、信ぴょう性を考えると、長期的に取り組んできたことや、コツコツ力を入れてがんばったエピソードの方が強いかもしれません。

しかし、【第一章】で書いたように、採用担当者が見ているのはあくまで未来のベクトルがどの方向に向いているか、であり、成果の大きさやオンリーワンのエピソードは二の次です。

明日から変わります!を信じて採用するのは難しいですが、少しでも変わったこと、頑張り始めたことを話すことができると、採用する際の信頼度は格段に上がります。

①過去に頑張り続けたことがあり、それを現在、未来につなげている
②過去に頑張り続けたことがあるが、現在、未来にはつながっていない
③現在頑張り始めたことがあり、未来につなげようとしている

①を今から作るのは難しいですが、③になら今からでもなることができます。過去の成績や経験にすがって今動けていない学生よりも、今動いている学生と一緒に働きたいと思うのはどの企業も同じです。

過去に悲観的になるのではなく、現在を変えるアクションをしましょう。

特に、就活で忙しいからほかのチャレンジ、アクションができないという学生が多い中で、自分は積極的な取り組みをしていくことで、差を埋める、差をつけるチャンスであるといえます。

【第三章】アクションの場は存在します

今の自分を変えるためにアクションを起こすことは重要だとわかっても、何をすればいいのか、どこでアクションを起こすことができるのかイメージできない人多いと思います。

そこで、長期インターンシップの募集を再開します。

あくまで選択肢の一つとして考えていただければと思います。

営業から企画職まで、さまざまな職種があり、現在も15名の学生インターン生が活躍しています。内容に関しては面談、面接のうえ決められればと思います。

就活中でも、内定者期間でも、弊社への就職という意味合いではなく、スキルアップ、価値提供の実体験を積む意味合いでのアクションを求めています。

弊社の事業内容は下記のURLから確認できますが、新卒採用支援、キャリア支援を軸とした会社なので、キャリア面談がてらのエントリーでも構いません。

弊社でのインターンはあくまで数ある選択肢の中の一つですが、就活中であってもアクションを起こせる就活生が一人でも増えればと思います。

現状に嘆くのではなく、前向きに動ける、自信をもってキャリアを進んでいきましょう。

SORANIKE inc. COO 弘 晃輔



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