ブランド名を考えるときに気にする要素は?

自分が今の状態でゼロから商品や事業を始めるのであれば「何をどう考えるのか」実験してみたいなと思いブランド名を考えようと思いました。

[題材はアパレル?]
以前から「服」って買うパターンが多いけど、オリジナルプリントで作っても安いものってあるよねーという認識がありまして。だったら作ってみようと普段着のパーカーとかTシャツとかは作ってたりします。
まずそれで品質の確認は出来ているので、じゃぁ次はブランドごっこをしてみようかと思い、隙間時間に名前を考えたりしていました。
考えたりリサーチする中で分かったことが自分的に面白かったので書いてみたいと思います。

名前って結構こだわっていいかも
ブランドの名前ってかなり秀逸に描かれている気がしています。例えばNIKE(ナイキ)というブランドがあって、由来はギリシャ神話の勝利の女神「ニーケー (Nike)からとった」的な話だと思います。

今回自分が面白いなーと思ったポイントは由来とかではなくて
(文字の要素)
①響き(リズムや言いやすさ)
②覚えやすさ(短いとか)
③見た目(ターゲットの方向性)
などの要素が結構重要なのかもということでした。
むしろ由来とか意味とか想いとか前面にでないくらいが仕上がりが良くなるという話はデザイン業界でよくありますね。  
     
①の「響き」についてですが、慣れとかどうとかではなくて、やっぱりキレイな響きとか、発音がしっくりくるように作られているものばかりだなーと思いました。
例えば僕がアパレルの名前を考えている時に英語で「ヘルマンローウェル」というアイディアを書いていたのですが、かなり言いにくいというか語呂が悪いし、②の「覚えやすさ」にも影響するなと。
そういう意味でいうとNIKEとかGUCCI、PRADAなどは⓵と②の秀逸さがすごいです。

短いのが最強なのか?というと「癖がないブランドを目指すなら短いのが良い」という結論に至りました。

もっと細かく見てみた話
文字が短いと特徴を表現しにくいと言いますか、ベーシックな感じ。NIKEもそうかなと。
逆に短い文字で特徴をだした例は株式会社VAZ(バズ)。
濁音と引っ掛かりがスゴイですね。ゴリゴリの体育会系っぽい感じだったり、「俺を見てくれ!」って感じ笑
女性の雰囲気というよりは男性の雰囲気が強い。

気持ち長いパターンでいうとBVLGARI(ブルガリ)。
7文字のブルガリを見てみると
「見た目」は全部大文字ですし、BとかGとかちょっとパンチ力のある文字が組み合わさっています。発音的にも濁音が多くてごつごつした感じ。こちらもどちらかというと男性寄りのイメージになりやすい。でも文字の要素にLとかRとかIとかちょっと優しい雰囲気の文字を入れることでバランスを保っているのでしょう。

Hermès(エルメス)でいうと大文字が一文字ですし、濁音がありません。引っかかりがない感じで女性寄り。引っかかりがなさすぎるからかeはちょっと特殊なeを使っていますね。
そんな感じで色んな文字列を見ていくと、文字単体が持つ特徴がかなり分かってきた気がします。

ここまでをまとめると、
・当然だけど名前は短い方が覚えられやすい(愛されやすい)
・文字の見た目は大事
・発音したときに感じる「しっくり感」はかなり大事
・読み方は比較的分かりやすい方がいい(何って書いてあるの?は×)
・SEOの観点からまずは同じ名前がない方がいい

文字の長さでいうと長めの方が個性を出しやすかったり、どこかハイブランドを思わせることができる。
(ハイブランドの方が良いとかどうとかは別の話)
ということで僕の中で2つの候補が残っています。

VAN ROMER
MILTON ROMER
個人的には長めの方が好きだなーってのがあるのでまた変わるかもしれませんが、一旦はこんな感じになっています。

おままごとみたいなことですが、結構勉強にもつながるので皆さんも試してみてください笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?