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まひろ・史花さん

大河ドラマ「光る君へ」の中で、
「まひろ」が、白楽天の「琵琶行」を書写する場面があり、
「琵琶行」を調べていたら、
このあいだの、史花さんの演奏を思い出しました。

#15「おごれる者たち」より
下のシネマリンさんの動画に解説があります。

序文
「元和(げんな)十年、予(よ) 九江(きゅうこう)郡の司馬に左遷せらる。
明年秋、客(かく)を湓浦(ぼんぼ)の口(ほとり)に送り、
舟中(しゅうちゅう)に夜 琵琶を弾く者を聞く。」
という、序文で始まる長編詩です。
「左遷せられた」、で、始まるのは、すごいですよね。
(白楽天 琵琶行 全文 で、クリックすると、いろいろ出ています)
この中で、
「軸を転じ絃を撥(はら)いて三両声(さんりょうせい)
未だ曲調を成さざるに先ず情有り
絃絃に掩抑(えんよく)して声声(せいせい)思いあり
平生(へいぜい)志(こころざし)を得ざるを訴(うっと)うるに似たり
眉を低(た)れ手に信(まか)せて続続と弾き
説き尽くす心中無限の事
軽く攏(おさ)え慢(ゆる)く撚(ひね)り抹(な)でて復(ま)た挑(は)ね」

の部分が、特に、感動的でした。
現代語訳は、こちら、(中国語スクリプトさん)

「絃を巻いて音を整え、バチを払って二、三音。
まだ曲にはなっていないがすでに情緒が立ち昇る。
絃を低く抑えた音には思いがこもり
志を得られぬ身の上を訴えるかのよう。
眉を垂れ手に任せて琵琶の音を奏で
心中の無限の思いを語り尽くそうとするかのようだ。
軽く押さえ、ゆるく捻(ひね)り、撫でて又跳ね」

表現が、すごいですよね。
韻を踏んでいて、今でいうと、ラップのような感じでしょうか?

https://www.youtube.com/watch?v=A3bX7xyPInc


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