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鉄道輸送はエネルギー効率が高い

巨大鉄道インフラは建設費、維持費は巨額ですが電気代だけで考えると一人当たりの輸送費はものすごく安いと聞きました。実際に計算したわけではないのですがこのような計算をされていらっしゃる方のページがあったので引用します。

国土交通省が公表している『鉄道統計年報』(2016年度)によると、関東大手私鉄9社の年間電力消費量(列車運転用に限る)は、27億7670万4896kWh(キロワット時)。その代価は388億3410万3000円です。鉄道の種類や線路の状況、電力会社との契約内容などによって変わりますが、1社平均では、1日あたり約1200万円の電気代を支払っていることになります。

 しかしこれは、関東大手私鉄の多くが長い編成の電車をたくさん運転しているため。『鉄道統計年報』を参考に単純計算してみたところ、関東大手私鉄9社が電車1両を1km走らせるのに使っている電力消費量は約2kWh。その電気代は30円前後になりました。
https://trafficnews.jp/post/86352

もちろん電気代だけではなくですが、驚異的なコスパの良さです。
長距離移動の新幹線については以下の言及がありました。

電気料金だけの原価で考えると…電気代金約27万円なので、片道料金14,890円なので… 新幹線は18人乗るだけで、東京から新大阪まで走ることができる。また、1,300名でひとり頭で割ると… 一人あたり新幹線の主動力である電気代は、なんと208円だ(満席時)。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20141002-00039589

エネルギーの有効利用の観点だけで考えると鉄道ほどエコな輸送方法は見当たりません。今後しばらくエネルギーコストの高騰が続くと思われます。個人のお財布へのインパクトを考えると別の交通オプションもあるでしょうが、全体の燃料費の削減を考えると鉄道は非常に優れています。自分でできる社会への貢献を考えると、移動の際には鉄道を使うというオプションは頭に入れておきたいです。

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