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300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 20 校務分掌部の指示・連絡系統

基本はトップダウン型としている。
部長である私からの指示、伝達事項となっている。

しかし、これを基本的にオンラインで行っている。集めて指示するのは、月1回の定例の係会の時くらいで、臨時に参集しての指示はよほどのことがない限りはやっていない。
オンライン(Teams)で書いておくことで、文字として情報が残るため、指示のあいまいさが少ない。
もちろん、参集して直接口頭で伝えた方が伝達率と即効性はあるが、毎回そうするわけにはいかないので、オンラインで行っている。

ただし、指示や伝達の回数は多い。
そして、指示や伝達に対しての反応、報告を求める。
伝えっぱなしではなく、それを受け取ったのか、それに対してどう対応したのか、それはどこまで行ったのか、終了したのか、確認をしている。

Teamsを使っているので、チャット感覚で、迅速にやり取りできるのが良い。仕事は早さ・速さが大切だ。すぐに反応して、すぐに対応するような体制にするため、指示の回数だけではなく、確認の多さも必要だ。

部長の立場は、自分が各業務の末端まで実行するのではなく、指示をして、やらせて、確認する、というのが、マネージャーとしての役割だと自覚している必要がある。
自分がやった方が早いのは分かっているが、そこを分担して振り分け、やらせて、確認して、評価するという動かし方をすることが、立場として求められていることだ。
なお、自分が直接やらないことの場合は、自分の考えている5割のことができたら合格点としている。
単なる指示だけでは3割くらいしか実行されない。ので、随時の確認と評価で5割まで引き上げるようにしている。

指示、伝達だけではなく、意見を求めることもある。
「各自、意見をください」と言うような内容を出している。
校務分掌部経営にかかわること、ICT活用の根本的な考え方にかかわること、児童生徒の指導につながることなど、少し大きなテーマの時に、各自の意見を求めている。
私の考えは示すが、それを伝えて理解せよ、実行せよ、だけではない。
各自が、それをどう受け止め、解釈して、行動するのか、自分の言葉でアウトプットせよ、という経験をさせている。

言われたことを鵜呑みにして、動くだけで良い、という癖をつけさせない。
受け止めたことを、今の自分の見識から自分なりに解釈して、自分はどうアクションするのか、それをどのような結果に結び付けたいのか、考える力量をつけさせたいのである。
これは、校務分掌のことだけではない。
普段の授業、児童生徒への指導や支援にも生かされる力であり、常に、考えて考えて考え抜いて行動することを当たり前にすることで、教師としての資質を確かなものにすることができる。

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