300日後に校務分掌ICT主任を引き継がせたいアラフィフおじさんの引き継ぎ書の下書き 23 予算要求2
予算の規模感をどう持つのか、普通に教員をしていて、教材を買うのはせいぜい数万円くらいで考えてしまうので、予算要求の総額でもせいぜい十万を超えるかどうか位が多いのではないだろうか。
なので、大きな金額のモノを買う、という感覚が持てない。持てないので、高額な教材や教具はなかなか買わない。買っても一つ、二つくらいにとどまることが多い。
その感覚で、ICT関係のモノを購入したいと考えてしまうと、ビビッて何も買えなくなってしまう。
今は消耗品が単品10万円以下となったので、パソコンなども消耗品で購入できるようになったが、一台9万5千円としても10台買ったら95万。パソコンだけで100万近くも使っていいのだろうかと、臆してしまうことになる。
年度の予算枠を知っておき、そのうちの何割くらいまで使っても大丈夫そうなのか、これをつかんでおきたい。
毎年、前期と後期で2回予算要求を出すとして、出した要求額は学校全体の予算の何割なのか、これも照らし合わせて考えることである。
毎年予算要求を出して、そのうち実際はどのくらい買ってもらえているのかを把握しておくと、全体の予算の何割分まで要求が可能なのかが分かる。
何でももりもりにして要求を出せばよい、というものではないが、毎年このくらいは使っていこうと考えておき、それで整備できるものを見繕っておくことだ。
要求額の6割以上買ってもらえたら御の字と考えて、要求額にすること。
ビビッて、10万くらいしか要求しないようだと、以降、「10万円で足りるだろう」と足元を見られて、大きな額が必要でも話が通りにくくなってしまう。
大きな額での要求を出すの当たっては、根拠を示すこと。これは何に使って、いくつ必要なのか、ちゃんと説明できること。
買ってもらった後は、それらを適切に管理し、適正に活用すること。活用して教育効果を示すこと。
100万円分買ってもらったのであれば、最低でも100万円分の教育効果があったことを見せられるようにすること。できるならプラスアルファ分の効果として示せること。
投資対効果は意識しなければならない。