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アレクサンダーテクニーク東京グループレッスンのご報告-2016年1月9日(土)午前クラス

1月9日(土)東京は荻窪でアレクサンダー・テクニークのグループレッスンをしました。

写真を撮り忘れて、昼食をご一緒したおふたりと3人で並んで取りました。

私が右を向いているのは、右側のテーブルの初老の紳士が「ばかなことをやって」と私たちに侮蔑の言葉を投げつけたので、そちらを見ました。ぶつかったとか、そういうことはなかったのですが、不愉快な思いをされたのでしょう。

「失礼しました。申し訳ありません」

と謝りました。

さて、レッスンにいらしたのは初回の方3名の方。
あがりやすいというテレビ・レポーターの方、
あがりやすいオフィス・ワーカーの方、
そして長く演奏しているアマチュアのヴァイオリン奏者の方。

この日のテーマは視界で、”あがり”がテーマではなかったのですが、視界のことも絡めつつ、”あがり”を改善していくためのワークをしました。皮膚のボディマッピング「皮膚、皮膚」も行ないました。

ヴァイオリン奏者の方は、左手の小指で弦を押さえるときに指が届きにくとおっしゃていたのですが、その届きにくい小指が届きやすくいなったそうです。
「演奏もしやすくなって、音が全然変わった」。
と喜んでいらっしゃいました。

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ヴァイオリン奏者の多くが、プロ・アマチュアを問わず、演奏中の左腕・左の肩に合気道・合気柔術で言うところの四方投げを掛けている場合があります。

そうなると、左の肩や肘に違和感や痛みが出るし、指が届かなくなります。

なぜならその状態で、特に左の小指で弦を押さえたら、四方投げがいよいよ本格的にかかり、特に背中側の左側が潰れて、からだが宙に舞うからです。
だから全身を支えた結果、指が押さえづらくなるというわけです。

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他のおふたりとは、必要ないときには、言葉と言葉の合間で口を閉じ華から息を吸うということをしました。そのほうが落ち着くことができます。

アナウンスの本番では、口から息を吸わざるをえないこともあります。このときもなるべく、鼻から息を吸ったときの息の通り道の天井に注意を向けると害が少ないです。

またエア・歯ブラシ・ワークを経験いただき、表情筋が解法され、発声が変わることを経験していただきました。
そして視界に対する注意も(定位反応を取り戻すことも)、(自律神経が)落ち着くのに必要です。

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この日はまさかの会場を予約できていなかったという空前のミスがあり、歩いて別のスタジオに移動して(たまたま空いていた)、レッスンしました。受講者の皆様にはたいへんご迷惑をお掛けしました。
これからは気をつけます。

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