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(まとめ)グランド・サークル

アメリカ駐在中の「旅」の記録。
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グランドサークル編



グランドサークルとは?

そう呼んでるのは日本人だけじゃ無いか?説もあるアメリカ中西部に国立公園がごちゃっと沢山ある(と錯覚する)一帯。グランドサークルは半径230kmの円とされているので、小学校の算数をすれば約17万平方キロとなり、北海道の倍。距離で考えるな駅ら東京から230kmの地点で言うと、掛川(静岡県)、郡山市(福島県)、燕三条(新潟県)、浜松インター(静岡県)などなど。そりゃ色々観光スポットあるよ。別の見方をするなら、1週間そこらで見て回れるモノでは無いってボリューム。具体的に何があるのさ?は余所様のサイトで確認してくれ。


グランドサークル巡り

1回の休暇が土日込みでせいぜい10日間。サンノゼからグランドサークル近傍まで片道1.5日。なので数回に分けて旅程を組んで出かける。

1回目

赴任して程なくして夏休み期間を利用して初回の巡礼(?)。40号線を主軸に8泊9日、2,455.6マイル(≒3,952km)。

1.5回目

この回はグランドサークルよりももっと南側を攻めるのが目的だったが、帰路で化石の森国立公園(Petrified forest national park)に寄っているので挙げておく。8泊9日、3,771マイル(約6,069km)。

2回目

70号線を主軸にして、前回に行けなかったアーチーズ国立公園やザイオン国立公園を旅程に組み込んだ。2,490マイル(約4,000km)

2.5回目

この回もグランドサークルの南側(というかテキサス州)を攻めた回であるが、帰路のDay9に40号線を通った際にグランドキャニオンのWest Rimに立ち寄っているので挙げておく。9.5日間、3,822マイル(6,151km)。

2.7回目

この回では、カリフォルニアから陸路でロードトリップするいつものスタイルでは無く、空路でデンバーに飛びコロラド州を巡るのがメインだった。その際にメサヴェルデ国立公園に行っているので挙げておく。1,287miles(2,71km)+空路。

3回目

事実上のグランドサークル2巡目。リピートしたかったセドナとザイオンで、体力的にセドナを選択(ザイオン行くなら若いうちがオススメ)。コロナ明けで少し勝手は変わっていたけど、概ね記憶を掘り起こす旅。7泊6日、2,192mile (約3,500km)


グランドサークル巡りのライフハック

個人的な見解であるが、カリフォルニアからグランドサークル巡りをする際のポイントを列挙しておく。

  • 日本における北海道旅行と同じく、1回の旅程で欲張らないコト。それぞれの国立公園などは思っている以上に互いに離れていて移動時間に半日以上とかザラ。給油ポイントとか、移動中の車中での楽しみ方の検討も重要。

  • 各名所は、現地に到着してもサクッと見学できるなんてパターンは少ない。その大半はトレイルで歩いてナンボ。相当歩いた先に絶景ビューポイントや奇岩があるので、この時間も旅程に組み込んでおく必要がある。なんなら1カ所で複数のトレイルを散策しないと、折角訪問したのにモッタイナイなんてことにもなる。現地のでの行動予定は入念に下調べした方が吉。例えるならディズニーランドに行って、何も載らず、ショーも見ずに帰ってくるようなもの。それでも表向きには「ディズニーランドに行ってきた」とは言えるが、悲しいよね。

  • トレイルの際には、スマホの電波なんぞ入らない地域なので、GPSでトレイルコースをナビできるアプリをいれておくと安心。$20/年くらいのサブスクでMAPを自分の端末にダウンロード保存できるようになる。道に迷うことも無くなるし、あとどのくらいで目的に地に着くかも把握しやすい。保険は掛けておくに限る。All Trails

  • 日本と違って、観光名所に食の名物があるなんてコトは無い地域。目的地に近づくほど、ショボいくせに割高な軽食的な食事になっていく。道中の中華やPhoの店はあるだけで嬉しい。メキシカンに慣れていないと食べるものが激減する。

  • そんな場合の解決策として先達から伝授された知恵は、カップ麺、レトルト食品、インスタント味噌汁、そして米(コメ)である。炊飯器、電気ポット、IHクッキングヒーターなどの家電調理器を旅に同行させるノダ。夕飯にカレーライスを食べて、残りのご飯を翌日のおにぎりにすれば、早朝のご来光トレイルでも問題なし。クルマで出発できる強みを積載量として生かす。

  • コロナを経てさらに多くの「予約」が必要になった気がする。国立公園内のロッジの予約が数ヶ月前から埋まっていくのはもちろんのこと、パークレンジャー引率ハイキングツアーとかも早めに予約しないと、目当ての場所に行かせて貰えない。ハイシーズンのヨセミテとか、アンテロープ・キャニオンをはじめ、事前に段取りしてきた者しか勝たん。

  • 入場料(Entrance Passes)
    国立公園はNationalParkServiceの年パスを購入して、購入後12ヶ月間で3カ所以上訪問すれば元が取れる。とはいえ単発の1回券は1日券では無く7Days有効だったりするので、ご利用は計画的に。年パスには、その国立公園だけ版と米公全土版がある。ちなみにセドナは国立公園じゃ無いので注意。

  • 4th Grade Pass
    小学校4年生になる子供がいる場合には、「4th Grade Pass」を利用しない手は無い。事前手続きをしておけば、年パスが無料で手に入る。オバマ元大統領が行ったナイスな施策。ウチも当然利用させてもらった。
    Annual 4th Grade Pass(オフィシャル)
    国立公園が全員ただ!(楽しいアメリカ生活)
    アメリカ国立公園の年間パスが無料に(アメリカ暮らしnote)

  • グランドサークルの各名所の多くは、都市から離れていたり標高が高いこともあり、空を遮るものが少ない。ご来光、サンセット、星空なども楽しめることでも有名だ。夏場は日の出前から出発し、日の出ポイントまでトレイル。夕方は日没過ぎまで夕日鑑賞。夜は満天の星空をみるのだ。寝る暇なし。


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