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今日友人が困り果てて、私に緊急出動を要請してきた。私の大切な友人の頼みだ、引き受けなくては、なるまい。
相手は五年前、手の腱鞘炎が出た、ピアニストであった。今度の訴えも全ては彼女の頭が描いた妄想の世界であったようだが、しかし、彼女は私の友人を困らせていた。
優しく、脳の凝りを治して行く。優しく手を身体に添わしては頭のいかりとフラストレーションを解放していく。身体から痛みが取れて解放される。
やっと可愛い笑顔がみれた。
しかしながら、この解放も彼女の意識でどうにでもなるものである。何でこんな単純な事に気が付かないのだろう。このまま行けば薬漬けになりかねない。
頭の良い、努力家である彼女が立ち直れる方にかけてみたい。
楽になりたい、楽になる方法を教えてくれと言われた。皆さんに教えている。0になる方法や、鈴振りをおしえる。しかし残念な事に極度な怖がりで有る事が解る。この人はきっと一人では死ねないといい出しそうな気がした。
施療者は本当の親切心でこの人が楽になる様にと真心込めてやっても、相手が受け入れなければ助けてあげる事は困難である。
今日は一日そんな時を過ごした。
そんな時に
私は虚しさを感じる。
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