Q4:相手に希望する条件はどのように設定したらよいでしょうか。
A4:求めすぎず、しかしこだわるポイントをもちましょう。
本格的に婚活をするとなったとき、結婚相談所に入って活動する場合でも、そうでない場合でも、自分が結婚相手にどんなことを希望するか、あらためて具体的に考える必要が出てきます。
「相手に求める条件」というと、ひとによってはすぐ年収、学歴…といった話になったり、あれこれこだわったりしがちですが、自分の希望と100%合致する相手は残念ながら存在しないのが現実です。
「期待しすぎない」≠「あきらめる」
よく、「結婚したいけれども結婚できない」という悩みに対し、「高望みしているから相手が見つからないのでは?」と言われますが、真剣に結婚相手を探すにあたり大事なことは「期待しすぎないこと」です。
ただ、それは何も「あきらめること」を意味するのではありません。重要なのは、相手に求める条件に「ここだけは」とこだわるポイントをもっておくことなのです。
こだわるポイントをもちつつ、広く希望条件を設定しておくと、「こんなひともいる」と出会いを楽しめるようになりますし、なにより、今まで視界に入ってこなかったタイプのひととも会って話をする機会が出てくる結果、出会いに幅がうまれます。
なお、結婚相談所の場合は、入会したら相手に望む条件について、細かくたずねる資料に回答することになります。どのような性格・価値観のひとを望むのかについてはもちろん、年齢(上下何歳までならOKか)、年収、職業、身長、喫煙・飲酒の習慣、趣味、兄弟関係…。さらには顔の形については、四角/丸/逆三角形/卵型…といった選択肢があったりもします。
紹介した項目はほんの一部で、あまりに細かな問いにびっくりするかもしれません。しかし「ここだけは」というこだわるポイント以外はあくまでも目安として、あまり考えすぎずに回答してみましょう。
また、いずれ相談所での婚活を考えているひとは、このようなことについて聞かれることを念頭に置いておくと、いざスタートしたときに尻込みせず、少しでもリラックスして進められるかもしれません。
結婚相手は「同志」になっていく
相談所で回答する、相手に望む条件についての質問は、たしかにとても細かい質問ではあるのですが、とりわけ性格や価値観についての問いに回答していくことは、結婚生活に対する自分の気持ちを確かめる機会にもなると思います。
頭のなかになんとなくあるイメージを、ことばとして目に見えるかたちにすることで、「こういう家庭を築きたい」というイメージがより具体化し、そこに向かう気持ちも明確になります。
出会うまでは「こんなひとがいい」「あんなひとがいい」と理想を求めがちな結婚相手ですが、実際結婚してともに年齢を重ねていくと、その存在は「同志」になっていくもの。
婚活においては、結婚そのものではなくて、その先の暮らしまでイメージすることが大切だといえます。
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