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【全文無料】基本炎エネ採用型ルギア解説【CL宮城Best64】

1.はじめに

 皆さんこんにちは。初めましての方は初めまして。元仙台で活動していたポケカプレイヤーのヒロと申します。

 今回は前回のCL愛知において優先権を取ることができ、CL宮城に参加し、Best64の成績を納めることができましたので毎回のことですが思考の整理並びに言語化を行いたいと思いnoteを書くことにしました。前回のnoteを執筆してからおよそ1ヶ月程しか経っていないので、こいつまたnote書いてるよと思う方もいらっしゃると思いますが、温かい目で見てもらえると幸いです。記事は全文無料の投げ銭方式としています。それでは、今回も長くなりますがよろしくお願い致します。

↓前回のnoteはこちら

2.環境考察とデッキ選択

 まずはCL宮城において僕が行った環境考察について触れていこうと思います。今回は新カードの登場はあったものの、環境自体はCL愛知の時とほとんど変わっていません。細かい環境考察は前回の記事で触れていますので気になる方はそちらをご覧ください。今回はトリプレットビート発売による新カードの影響と、CLで当たるであろうデッキタイプの使用率予測についてまとめていきます。

2.1 トリプレットビート発売による新カードの影響

 環境考察をするにあたり、トリプレットビートの新カードが環境に与えた影響についてカードの種類ごとにまとめていきます。

・ポケモン
 ポケモンに関してはシールド戦に使われるパックということもありポケモン自体のパワーは抑え目で、正直あまり環境に現れるようなものは少ないような印象でした。パワーと耐久力の面でラウドボーンex、特性のブーケマジックが強いマスカーニャexなど性能面は悪くないポケモンもいますが、2進化による立てづらさなどが影響し、あまり流行することはありませんでした。

割と性能が好き
ロマン砲


・グッズ、サポート
 これらについては今の環境では特に触れるものがなかったので割愛します。

・スタジアム
 今回は強力なスタジアムとしてボウルタウンが収録されました。ボウルタウンは非ルールのたねポケモンを山札からベンチに出すことができるスタジアムで、非ルールを主体にしたデッキ(ロストバレット、レジギガス、サーナイトex等)を強化するスタジアムとしてとても優秀です。これらのデッキはポケモンを並べることが重要であるため、スタジアム1枚でたねポケモン1体分を保証してくれるボウルタウンはかなり使われることになるだろうと予想していました。

コトブキムラ感

・エネルギー
 最後にエネルギーですが、今回の弾で環境に一番影響を与えたのは間違いなく次の2つの特殊エネルギーだと思います。

ブーン
もういちどルミナス(知ってる人おるんか…)

 まずジェットエネルギーに関してですが、ベンチポケモンに貼るだけでバトル場に出ることができます。単純な入れ替え手段として使うことができることや、キュワワー等バトル場で特性を使うポケモンに貼ることで逃げエネとしても使え、これ1枚で実質入れ替え2枚分の働きをしてくれます。ジェットエネの登場によりロスト系統のデッキやルギア等に採用されるケースが多くなりました。話題になったものとしては、ポケカ四天王のイトウシンタロウさんがシティリーグで使ったジェットエネとかがやくリザードンを採用したロストバレットや、無色エネルギーのみを採用しカビゴンやアヤシシ等のアタッカーを使っていくルギア(白ルギア)等が挙げられます。この2つのデッキタイプに関してはトリプレットビート発売以降かなり数を増やし、CLでマッチする可能性が高いと予想していました。

とーしんさんのロストバレット
チームアチャモの白ルギア


 続いてルミナスエネルギーについてですが、主にレジギガス、ルギア等の強化になりました。レジギガスについてはポケモンは並ぶもののエネルギーの要求が高いことが懸念点でしたが、これをトラッシュに送ることでアタッカー選択の幅が増え、基本エネしか採用されていなかった時よりも安定して殴れるようになりました。ルギアに関しては、かがやくリザードンが採用できるようになるなど、こちらもアタッカーの幅が広がるようになりました。

 以上の環境変化を踏まえ、CL宮城における使用率の予測をしていきます。

2.2 各デッキタイプにおける使用率予測

 新カードの環境への影響を踏まえ、CL宮城において、自分が行った特に使われるであろうデッキタイプの使用率を予測しました。まずは、直近のシティリーグにおける各デッキタイプの使用率を見ていきましょう。

こちらのデータは、いつも環境データをまとめてくださっているおすぎさん(@osgggg)のものになります。こちらのデータから、CL宮城における各デッキタイプの使用率を以下のように予測しました。便宜上Teirで示しています。

Teir1:ロストギラティナ、ロストバレット、ルギアVstar

Teir2:ミュウVmax、サーナイトex、ミライドンex

Teir3:アルセウス系統、レジギガス

 今回のCL宮城ではこの予測を元にデッキ選択を行いました。

2.3 デッキ選択の経緯

 デッキ分布の予測から、これらのデッキに対して勝率を出せるデッキを選択する必要がありますが、先程のおすぎさんの各デッキの勝率を見てみると、勝率上位のデッキはほぼ勝率が50%付近となっており、飛び抜けて勝率が高いデッキは存在しないことがわかります。よって、デッキ選択は比較的自由度が高いため、これらの使用率の高いデッキタイプの中からデッキを選択することにしました。

 自分は前回のCL愛知ではロストギラティナを握っていましたが、Day1の9回戦をロストを使って走りきるのは大変で、Day1が終わった後はかなりへとへとの状態でした。それなので、プレイングにあまり分岐が起こらず、パワーの高いルギアVstarデッキを握ることに決めました。

やっぱりこいつなんよな

 さて、ルギアデッキを握るにあたってどのタイプのルギアを使うかという話になりました。環境に存在するルギアデッキの型としては、主に一撃ルギア白ルギアが存在します。それぞれの強み、弱みを簡潔にまとめてみました。

・一撃ルギア

強み
1.バンギラスVの打点の高さと耐久力によるサイドレースの優位性
2.活力の壺によるエネルギー管理の容易さ

弱み
1.Vポケモンが主体となって攻撃していくため非エクでダメージを出してくる相手に弱い
2.一撃エネルギーや活力の壺にデッキの枠が割かれてしまい、アタッカーの選択性が少ない

・白ルギア

強み
1.非エクのカビゴンを強く使え、サイドレースをずらすことができる
2.アヤシシによるワンパン性能
3.一撃ルギアに比べデッキのスロット(自由枠)が多い

弱み
1.一撃ルギアに比べ高火力を連続で出していくことが難しい

 このような感じでしょうか。どちらも強みと弱みがあり、正直どちらを使っても勝てるとは思っていました。しかし、自分がこのどちらかのルギアを使う上で最も懸念しなければいけない点がありました。それが、ミラーにおいて先攻が圧倒的有利であるという点です。一撃ルギアと白ルギアのどちらのデッキタイプであっても、先攻で上手く回ったルギアにミラーで巻き返すのは非常に難しいです。

 一撃ルギアであれば相手のバンギラスを返すためにはバンギラスで殴るしかないため常にサイド2のポケモンが前に出ることになります。よって相手は2-2-2のサイドプランを通しやすく、先にサイドを取り切られてしまいます。白ルギアに関してはお互いにルギアをワンパンできない関係上やはり先殴りできる先攻が有利です。

 以上から、ルギアミラーにおいては先攻が有利であるというのは明確で、ミラーを何戦かする想定であればじゃんけんに勝たなければいけません。これはかなりの不安要素でした。

 それでは、ミラーにおいて後攻でも勝つことができる手段とは何なのでしょうか。それは、サイド1のポケモンでサイド2のポケモンをワンパンすることです。至極当然のことを言っていますが、相手が2-2-2のプランを通したい中で自分が相手のVなどをワンパンできるサイド1のポケモンで戦うことで相手にサイド1を挟ませることができ、自分が先に2-2-2でサイドを取り切ることで後攻でサイドを2枚先行された場合でも勝つことができます。ただ、現状の一撃ルギアのイシヘンジンや白ルギアのカビゴンでは打点が足りず、その役割を担うことが難しい状況でした。そこで、僕はかがやくリザードンに着目しました。

いつみても強い

 かがやくリザードンは相手のサイドが2枚以下であれば炎1エネで技が使え、こだわりベルトを持たせることで環境にいる大抵のポケモンは倒すことができます。ルミナスエネルギーとも相性が良く、プライマルターボ1回で起動できるため、終盤で相手に押し付けることでサイドレースを逆転できるのではと考えました。

 しかし、これにも問題がありルミナスエネルギーを使う関係上リザードンは相手のサイドが残り2枚以下の終盤にしか動けませんがその場面では大抵ルギアやネオラントがベンチにいることがほとんどで、リザードンを無視してベンチポケモンを倒せば勝ちになってしまいます。これではリザードンを上手く使えていません。CL宮城の3日前くらいにどうしようかとうんうん考えていたところ、あるひとつのアイデアが浮かびました。

基本炎エネルギーいれればいいんじゃね…?

 そうです。リザードンは炎1エネだけあればいいのだから基本エネを入れてしまえばいいのです。このアイデアを元にデッキ構築をしジムバトル等に持ち込んだところ強い強い。かなり感触が良かったためCLにもこのデッキを持ち込むことに決めました。続いては、実際にCLに持ち込んだデッキのデッキリストと採用カードの解説をしていきます。

3.デッキリストと採用カード解説

 早速今回CLで使用したデッキリストを見ていきましょう。Day1とDay2で使用したデッキリストが以下になります。

Day1
Day2

 ここからは、採用カードの解説とミラーでのプレイング、当日のマッチングについて触れていきます。

3.1 採用カード解説

 ここでは、採用カードの詳細な解説をしていきます。Day1のリストを説明してからDay2での変更点について触れていきたいと思います。

・ポケモン 17枚

ルギアV-ルギアVstar 4-3
 これに関しては特に言うことはないですが、このデッキはアッセンブルスターを言わないと始まらず、ルギアはスタートして一番嬉しいポケモンであるためVは4枚です。Vstarも本来であれば4枚ほしいですが今回は枠の都合で3枚となりました。しかし、今回のCLでVstarが引けず負けた試合が2試合あったので、今であれば4枚にすると思います。

アーケオス 4
なるべく現物が手元に欲しく、早急にトラッシュに落とさなければゲームが始まらないため当然の4枚採用です。

カビゴン 2
 このデッキはルギアが倒された後はカビゴンとリザードンで戦っていくことと、リザードンがクララを挟まないと再起動できないためその間のアタッカーとして使うことも考慮して2枚入れました。ロスト対面などにおいては2面立てる動きもかなり強いため、2枚にして良かったと思っています。

かがやくリザードン 1
このデッキのメインプランを通すための主役。ルール上採用枚数は1枚です。

ネオラントV 2
 序盤の博士やバーネット、中盤のボスやツツジなど、いるだけでデッキの安定感が大幅に上がります。2回使う試合が多く、最低でも1回は使うため2枚採用です。2体出したとしても崩れたスタジアムでトラッシュに送れるためそこまで負け筋にはならないです。

ドラピオンV 1
 主にミュウやサーナイトに対して使います。雪道下であっても4エネつければ殴れるため使いやすいです。地味にネオラント等も倒せるので使う機会はまぁまぁあります。

・グッズ、ポケモンのどうぐ 13枚

ネストボール、ハイパーボール、キャプチャーアロマ
2-4-4
ハイパーボールとキャプチャーアロマはネオラントやアーケオス等持ってきたいポケモンが多く、初手にあって嬉しいので最大枚数採用です。ルギアVとハイパーボール、キャプチャーアロマがあるだけで2ターン目にアーケオスを2体出せることが確定するためなるべく手札に欲しいです。ネストボールは、後半に腐ってしまうので2枚採用にしました。

こだわりベルト 3
このデッキ1番のこだわりポイント(こだわりベルトだけに)。ルギアに着けるとVガード付きのHP220のVポケモンやバンギラスV等を倒すことができ、カビゴンに着けるとHP210までのVポケモン、リザードンに着けるとHP280のVstarポケモン等をワンパンできます。特にリザードンに着けて280点を出すための再現性を高くしたかったため、引きやすい3枚採用としました。これはかなり強かったです。

・サポート 12枚

博士の研究 4
 とにかくアーケオスを落とさなければ始まらないため最大枚数です。また、最初にバーネットを打つ際に手札に他のドローサポートがないと次のターン以降の動きがきつくなるのでその意味でも4枚で良かったと思います。ただ、エネを大量に切ってしまう危険性があるため1枚はヒガナの決意など他のドロサポに回してもいいかもしれません。

ボスの司令、セレナ 2-2
 主に相手のポケモン呼び出し枠。セレナは緊急時のドローソースとなるため優秀です。最初に盤面を作った後はボスやセレナを連打して勝ちに行きたいので3枚だと足りないと思い合計4枚にしました。

バーネット博士 1
 これ一枚でアーケオスを2枚トラッシュすることができる激強サポート。手札にルギアVstarとネオラントがあればアーケオスを2体出すことができるため2ターン目の殴りやすさをかなり向上させてくれます。ただし、これを打つだけでは手札が増えないので前のポケモンを倒してサイドを取れるもしくはドロサポを持っている状態で使うのが望ましいです。試合中1回しか使わないので1枚採用です。

ジャッジマン 1
 中盤の手札干渉として使います。特にロスト系統相手にはツツジだけだと厳しいのでジャッジマンと合わせて2回手札干渉ができるとベストです。今回はツツジを入れている都合上1枚採用です。

ツツジ 1
 終盤の超強力な手札干渉です。サイド1のアタッカーが多く採用されている関係上相手のサイドを3枚にしやすいため比較的打ちやすいです。途中に引いた場合はなるべく手札に抱えておくようにしましょう。これも1回使えればよいので1枚採用です。

クララ 1
 主にリザードンを回収して使い回すために採用しました。追加で炎エネも回収できるためリザードンがすぐに技を打つことができます。こちらも使って1回なので1枚採用です。

スタジアム 3枚

マグマの滝壺 1
 トラッシュにある炎エネをリザードンにつけるために採用しました。炎エネがプライマルターボでつけることができない関係上炎エネは必ず手張りしなければならないので入れ替えも考えると少し不便です。マグマの滝壺があると炎エネを手張りしなくても良くなり手張り権を他に回せるので強かったです。できれば2枚くらい入れたかったですが今回は枠の都合で1枚です。

崩れたスタジアム 2
 個人的にルギアには2枚採用したいスタジアムです。主にダメージを負ったポケモンやネオラントをトラッシュするために採用しています。ネオラントを使った後にベンチを埋めてから張ることでネオラントをトラッシュしてストームダイブで割ってベンチスペースを確保するプレイングが強いです。ネオラントを2回使う試合が多いため2回トラッシュできるように2枚採用になっています。

エネルギー 15枚

ジェットエネルギー 4
 カビゴンを使っていく関係上カビゴンが起きなくても継続して殴っていけるように最大枚数採用です。また、リザードンがかえんばくを使った後に倒されなかった場合もジェットエネがあればもう一度かえんばくを使うこともできます。最後にカビゴンやリザードンを縛られたとしてもこれ一枚で解決できるのでなるべく山に残しておく意識が大切です。

ギフトエネルギー 3
 このデッキにおいて最も重要なエネルギーです。アッセンブルスターはできるもののドロサポが無いと言った状態は定期的に発生するため、相手に倒してもらうことでドローできるのはかなり強く、博士などのドロサポやボスなどに繋げることができます。また、ツツジなどにも強くなります。ルギア、カビゴン、2体目のカビゴンorリザードンに付けたいので3枚採用です。

Vガードエネルギー 2
 主に相手がこちらのポケモンを倒すための要求を上げるためのカードです。カビゴンやリザードンに付けてワンパンラインが変わるようなポケモンはあまりいないため、概ねルギアに付けます。ルギアは使っても2体なので2枚採用にしています。

ダブルターボエネルギー 2
 本当だったら3枚入れたいですが、枠の都合で泣く泣く2枚にしました。ルギアの逃げエネに使ったりルギアやカビゴンが省エネで殴れたり優秀です。採用枚数が多い方が手張り2回でルギアとカビゴンが殴れるので今だったら3枚採用がいいと思います。

ルミナスエネルギー 1
 リザードン専用エネルギーです。プライマルターボでは特殊エネしか加速できないため、炎エネが引けない時の保険として採用しました。早めに炎エネが引けた場合はカビゴンやルギアに付けても大丈夫です。

基本炎エネルギー 3
 このデッキの肝です。枚数は色々試しましたが最低3枚くらいは無いと引けなかったので3枚の採用としています。引けた時にリザードンを出し手張りしておくことが重要です。リザードンに貼れない場合は他のアタッカーに貼ることで特殊エネの節約ができます。後でクララやマグマの滝壺で回収できるためトラッシュに送ってしまっても問題ないです。

・Day2での変更点
ここからはDay2での変更点について触れていきます。変更点といっても、崩れたスタジアムがシンオウ神殿になっただけです。ルギアにシンオウ神殿て、お前正気か?と思っている方も多いとおもいますが大丈夫です。自分でもそう思います。ただ、明確な意図があって採用したので説明します。

 シンオウ神殿は主に一撃ルギア対面で使うために採用しました。かがやくサーナイトが入っていない関係上、こちらのルギアは相手のバンギラスのいちげきエネルギーが4枚ついたいちげきクラッシュを耐えることができません。このデッキのコンセプトは、サイドを2-1-1-1-2で押し付けることなのですが、最後にルギアで殴る際に相手にいちげきエネ4枚のバンギラスを作られると負けになってしまいます。また、相手のアタッカーにギフトエネが付いているとツツジを打ったとしても壺などの解決札を引かれやすくなってしまいます。そこでシンオウ神殿を張ることで相手のギフトエネを無効化しつつバンギラスが殴るための要求を上げることができます。また、序盤に引いた際には相手のVガードエネやギフトエネ等を無効化できるため、こちらの要求が軽くなります。更にこちらが殴る際には色エネが含まれていないのであまり邪魔になりません。これらの理由から、シンオウ神殿を採用しました。

4.ミラーにおけるプレイング

 ここではミラーの対面についてプレイングの解説をしていきます。先攻で上手く回った場合にはおおよそ勝っていると思いますので後攻の場合について触れていきます。

・対一撃ルギア

 一撃ルギアに関しては、最初に殴る際にほぼほぼルギアかバンギラスを使ってきます。最初にルギアで殴ってきた場合では相手の盤面の状況により次の3通りのプレイが有効です。

1.既に相手のバンギラスに2エネついている場合
→ルギアにこだわりベルトをつけ、バンギラスを倒す
2.バンギラスが盤面にいない場合
→ボスでアーケオスを倒す
3.炎エネとリザードンを持っていてリザードンで前を倒せる場合
→前のポケモンを倒す

 まずは1について。プライマルターボでルギアとバンギラスに2エネずつ加速した想定です。この場合はアーケオスを倒したとしても既にバンギラスに2エネが付いているためプライマルターボ1回でルギアがワンパン圏内に入ってしまいます。いちげきエネを4枚付けなければいけない関係上あまりVガードを付けている余裕がないので大体の場合はベルト着きルギアで倒すことができますが、Vガードが付いている場合は3のプランを通さなければならずかなり厳しいです。

 次に2についてです。バンギラスが盤面に出てこなかった場合はアーケオスを取ることで1ターンでルギアをワンパンするバンギラスが誕生しないのでバンギラスが出てきたタイミングでボスで取ることでサイドレースを逆転できます。この時殴るのはカビゴンが望ましいです。ルギアは後半にリザードンでワンパンできるのでなるべく無視します。

 最後に3についてです。これができれば一番楽ですが、手札にリザードンを起動するカードが全て揃っている場合は前のポケモンを倒しにいきましょう。

1〜3のプランをどれも通せない場合は前のポケモンをカビゴンで殴りましょう。後でもう1度カビゴンで殴って倒すプランになります。相手の後ろにネオラントがいてカビゴンで取れそうな場合は取りに行きましょう。後攻でサイドを先に取られている関係上効率よくサイドを取っていかないと捲れませんので極力2パンで倒すことは避けましょう。

・対白ルギア

 白ルギアに関しては一撃ルギアよりも単純です。相手のルギアをリザードンでワンパンすることができれば捲ることができます。相手の前にルギアがいてワンパンできなそうな場合には徹底的にアーケオスを狙うことで最終的にルギアで殴らざるを得なくなるのでそこをリザードンでカウンターすれば相手のアタッカーが切れて勝ちます。また、お互いネオラントがかなりの負け筋になりますので相手にネオラントが出てきたらなるべく早急に取るようにしましょう。逆に自分がネオラントを使う場合は早急に崩れたスタジアムでトラッシュすることを心掛けましょう。

5.当日のマッチング

 最後に当日のマッチングにだけ軽く触れていきます。マッチングはこのようになっていました。

・Day1

1回戦:ロストヌメルゴン 先◯
 お相手が中々アクロマに触れられず、ノーダメージのままサイドを2枚取る。ヌメルゴンを出しながらザマゼンタで殴ってきたがボスでヌメルゴンを取り、もう一度ヌメルゴンが出てきたためボスでヌメルゴンを取って勝ち。

2回戦:ロストギラティナ 後◯
 先攻を取られお相手はvipパス2連打とはなえらび3回する好調なスタート。ルギアを2面立ててかぜよみし、その次のターンがおとぼけスピットだったのでカビゴンでウッウを取る。その返しにギラティナがカビゴンにロストインパクトを打ってきたので後ろのギラティナVをボスで取る。ツツジを撃たれ、前のルギアがスターレクイエムで倒されるも博士からベルトと炎エネを引きギラティナを倒す。相手の残りサイドは3枚でアタッカーもいなかったのでそのまま勝ち。

3回戦:連撃バレット 先◯
 シャワーズVとクレッフィを採用した珍しいタイプの連撃バレットでした。こちらの手札が強すぎて2ターン目からボスとセレナを連打して勝ち。相手のゼラオラVがサイド落ちしていたのも運が良かったです。

4回戦:アルギラ 先◯
 早々にサーナイトを出され、ルギアでVを取れない展開に。またリザードンがサイド落ちしていたので中々厳しい。先にビーダルとサーナイトを取りツツジから捲っていくプランに。これが上手くハマり途中でリザードンを起動できたことでサイドレース有利になり勝ち。

5回戦:Fミュウ 後◯
 遂に最も当たりたくないFミュウに当たってしまいました。お相手がメロエッタスタートだったのでやばいなーと思っていたらメロエッタにジェットエネを手張りして番が終了。風読みをし、盤面を整えて番を返すとそのまま終了。ルギアでメロエッタを倒して終わりました。これは非常に申し訳なかった。

6回戦:一撃ルギア 後×
 5-0してうきうきで次の対戦相手を見てみると、なんといつも仙台で共にやってきた仲間であるなみんでした。マジかよ…と思いながら試合スタート。ルギア手張りのみで番が返ってきたので後1ジャッジマンからの風読み。流石にここからアーケ2枚落とすのは無理やろと思っていたが返しにジャッジマンを打たれ全て揃えられる。絶望。しかし、こちらにはリザードンがいる。そう思い山を探してみたところ、いない。流石に負けを悟りました。ついでにギフトエネも3枚全部落ちてて泣きました。

7回戦:アルセディアルガ 先◯
 マリガンでアルセウスと鋼エネが見え、アルジュラかもしれないと震えていましたがディアルガでした。スターバースを切ってくれたのでスタークロノスの脅威に怯えることなく試合を進められました。最後にリザードンを2回通して綺麗に勝ちました。

8回戦:アルセ空ピカ 先◯
 この試合も最強手札で、先2でボスピカチュウ、先3でボスピカチュウ、アルセにかえんばくで試合が終わりました。申し訳ない。

9回戦:一撃ルギア 後×
 この日最後の試合。じゃんけんに負けてミラーであることが判明しちょっと萎える。しかし、お相手が先2で風読みをしてきてくれたため、先にサイドが取れる状況に。博士の研究を打ったところ、上に繋がるカードが何も引けず。リザードンもサイド落ちしており先殴りされて負けました。肝心な場面での自分の運の無さが憎いです。

・Day2

1回戦:アルセディアルガ(再戦) 後◯
 Day1で当たった人との再戦でした。詳しくは覚えていないのですが、サーナイトとビーダルをボスで取った後にリザードンを2回通して勝ちました。

2回戦:サーナイト 先◯
 ここで今回初のサーナイト。後1でラルトスが4体並び相手は好調。こちらも手札は良く先2で博士でアーケオスを2体落としながら7枚引く。上がない。絶望しましたが次のターン殴られなかったので次のドロサポで上を引き先殴りには成功。サーナイトで小突かれたのでカビゴンに交代しサーナイトを倒す。ここでボスで封印石ザシアンでルギアが取られる。返しにカビゴンでザシアンを取るかサーナイトexをボスドラピオンで取るか悩み、後者を選択。結果的にエネが全部付いてしまっていたのでザシアン以外で殴る選択肢が取れず殴ってきたザシアンをカビゴンで返して勝ち。

3回戦:一撃ルギア 後◯
 またルギアに後攻を取ってしまったと若干萎えるがお相手の手札が芳しくなく仕方なくアーケオス1体に。即ボスでアーケオスを取り、残りはカビゴンとルギアで殴って勝ち。ラッキーでした。

4回戦:一撃ルギア 後×
 準優勝の方との対戦でした。手札はハイボアーケ×2+博士と最強クラスの手札でしたが後攻のディスアドバンテージを覆すことができず負け。途中次のターンボスでバンギラスを取る予定がジャッジマンで流されてしまったのもかなり痛かったです。最後にお祈り神殿を張りましたがスタジアムを引かれました。完全に向こうのほうが主人公でした。

5回戦:白ルギア 先×
 なんとかミラーで先攻を取れ、例によってアーケオスを2体落としながら博士を打つものの上が引けず。またこのパターンかと思いつつ粘りましたが、最後の神殿ツツジの返しにスタジアムとボスを引かれて負けてしまいました。俺は弱い。

 以上がCLの振り返りになります。全体的に上が引けないことが多くルギアの上を4枚にしなかったことに関してはかなり後悔しました。しかし、プレイングの面では特に反省するべき点は見当たらなかった(はず)ので、次回以降は構築力に磨きをかけていければと思います。

6.おわりに

ここまで読んでいただいた方は本当にありがとうございます。自分も社会人となり忙しい中執筆を行ったため多少雑な部分があったかと思いますがお許しください。質問等は常に受け付けていますのでヒロ(@hiro_5120)まで連絡していただければ対応致します。これからは社会の歯車兼ポケカプレイヤーとして頑張っていきますので応援の程よろしくお願い致します。新潟とJCSでは盾を持って帰れるように頑張ります!

PS.新社会人でお金が無いです。少しでも役に立ったと思ったら投げ銭して頂けると嬉しいです。

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