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好きなのか、好きになったのか、

販売職をしているとお客様だけでなく、他ブランドの人からもよく聞かれます。

「昔から服好きだったんですか?」

今回は自己紹介も兼ねてなぜ服が好きなのか、いつから好きなのか、なぜ販売員を選んだのかを書いていきます。

服飾の専門学校に入学

入学理由
洋服がすごく好きで!!!

ではなく、大学に行くと自分の性格上遊ぶだけだろうなぁと思っていたので専門学校なら遊ぶ暇もないだろうからちょうど良いか。

服飾を選んだのはその時の気分と強いていえば好きかもくらいの軽い気持ちでした。

スタイリストコースを選び、色々なことを幅広く学ぶ。

すると、自分は作るより着飾る方が好きだなぁ、服の歴史って面白いなぁ、自分ではなくて誰かをよりかっこよく、可愛くするのって面白いなぁと徐々に自分の方向性が出来てきました。

はじめはスタイリストを目指していましたが、インターンを経験したりアシスタントを経験したりする中で

あれ、これちょっと違うかも、、。

と思い始めた頃

販売職ならリアルクローズを毎日着せられるのでは

いわゆる日頃のオシャレを毎日提案出来る!そう思ったのです。

そのまま就職は販売職を選び、どうせやるなら東京でやろうと親にも相談せず東京の店舗に就職を決めて上京してきました。

この時には着飾ることに対して自分だけでなく色々な人の魅力をもっと引き出したい。

漫画で眼鏡を外して髪を上げたら美人だった!

みたいな感動をいろんな人に与えたい!なんて邪な考えを持っていました。笑

ただ、

実際販売を始めると思った通りにいかないわけで、お客様からすれば「これ絶対似合います!」といわれても不信感しかないですし、あの服よりこっちの方が絶対似合ってたのになぁと思うこともしばしば、、。

でも

本当に自分は服が好きだなぁ

と思えたのは販売職を始めてからです。服を買う時、新しい商品が入荷した時、お客様が来た服が似合っていた時、あらゆるタイミングで脳内麻薬が出まくりテンションが上がります。

この幸福感は昔も今も変わらず、むしろ年々高まっているように感じます。

転職を考え、洋服と関係ない企業の面接も受けたりしましたが「本当に興味があるように見えない」と落とされたこともありました。

たしかに、ちょっと違うなぁと感じながら面接を受けたので人事担当は人を見る目があるなぁと感心しましたね。

洋服が好き。雑貨も好き。

好きだから始めたのではなく、始めてみたら好きになっていた。
好きの深度が少しずつ深くなっていく感じ。

なんとなくで始めてみたら好きになっていたというお話でした。

それではまた。