【特別展望】波乱含み？ ホープフルS展望――長柄高校馬事文化研究部活動記録㉛
璃子「今年最後の中央競馬を飾る2歳GⅠってことでいろいろ盛り上げたいけど……時間がないっ。すみません、今回はシルシと簡単な解説だけで行きます！
〇コマンドライン
▲ジャスティンパレス
▲キラーアビリティ
☆ラーグルフ
☆オニャンコポン
△サトノヘリオス
△シェルビーズアイ
『◎がないやんけ』と思ったあなた、これにはちゃんと理由があるんです。そのあたり、ハヤタ君から解説させていただきます」
ハヤタ「ええと、いちおうの本命はコマンドラインです。体格、体質、体型、どこをとってもやっぱりハイレベルだよね。胴の長さや脚の長さは十分にあってストライドが延びるし、2000mは問題ないと思う。追い切りも順調にこなせたようだし、不安材料がいちばん少ないのがこの馬だと思うんだよね。馬券圏内にくる可能性はかなり高いと見ての本命にしました。不安点を挙げるとしたら、初の中山コースへの対応と、多少エンジンのかかりが遅い面も見せてきた馬だから、正攻法の瞬発力勝負に持ち込まれた時にどうかなってところかな。あとでも触れるけど今回は一発ありそうな馬も結構いて、確勝とまでは言えない。それでも2、3着の軸としては堅いと見て、シルシとしては〇とした次第です」
璃子「その『一発ありそう』なのが、▲と☆をつけた馬なわけだね？ まずは▲筆頭のジャスティンパレス」
ハヤタ「うん。これ、じっくり見ると思った以上に良い馬だね。脚も長いし、俊敏さもある。追い切りも推進力を感じさせてすごく良く見えた。馬としてはまだ完成途上らしいし、距離は2400mでも3000mでもいけそうだけど、ここで一気に頂点を極めても不思議じゃないよ」
璃子「デビューから2連勝で、イケイケの感もあるしね。ルメール騎手からの乗り替わりになるけど、C・デムーロなら問題ないでしょう。ただその2戦はともに少頭数の競馬で、相手も軽かった印象。今回の強いメンバーで真価が問われることになるね」
ハヤタ「キラーアビリティにもGⅠ級の素質を感じる。筋肉の収縮力はさすがディープインパクト産駒といった感じだし、その点でもジャスティンパレスよりも完成度は高そう。胸が深くて心肺能力の高さも期待できる。あとは折り合い面の課題をクリアできるかだね」
璃子「☆印がラーグルフとオニャンコポン。このあたりがくると本当に一発という感じになるね」
ハヤタ「ラーグルフは父モーリス×母父ファルブラブでパワータイプの感はあるけど、ストライドは大きくて、持続力が問われる消耗戦に強そうだよ。追い切りも順調に消化できたようだし、展開次第では上位勢を脅かす可能性もあると見ました」
璃子「オニャンコポンは馬名のインパクトもあって人気になってるけど、デビュー2連勝で実力もなかなかのもの」
ハヤタ「この馬も跳びが大きくて、そういう馬は強いんだよね。中間で熱発があったりして、追い切りも少し軽めだったかな？ それでもレースでの走りを見るとやっぱり魅力を感じるんだよね。注意は必要だよ」
璃子「△サトノヘリオスは連下まで評価を下げた感じか」
ハヤタ「頭が高いのは相変わらずとして、中1週で輸送も控えてることもあって、追い切りがかなり軽めになった点がどうなのかなって。やっぱり追い切りでしっかり負荷をかけて、そこからの『超回復』によって無酸素系エネルギーピークの状態でレースを迎えるのが理想だからね。ただ、前走のタイムは評価できるし、警戒はしておきたい」
璃子「最後にシェルビーズアイ。これは単勝100倍超の大穴だねえ」
ハヤタ「新馬戦を勝ったばかりだし、人気にはならないよね。でもその前走の走りは跳びが大きくて結構良いなと思って、思い切って挙げさせてもらいました」
璃子「3着のヒモにでも突っ込んできてくれれば高配当が期待できるよね。さて、というわけで、私たちの展望としては意外と波乱含みになりそうって感じかな。私なりに馬券の買い方をまとめると、とりあえずはコマンドラインからシルシをつけた6頭への馬連、もしくは3連複流しを推奨。ただ、単勝オッズも割れ気味だから、あえてコマンドラインの単勝で勝負してみるのもアリかも、ってところかな」
ハヤタ「僕たちは馬券は買いませんけどね。高校生なので」
璃子「そんなところでお時間だね。以上で特別展望終わります。この記事が気に入ったという方は、いいねボタン、あとシェアのほう、よろしくお願いしまーす。ではまた！」
ハヤタ「時々出るYU〇T〇BERみたい締め方なヤーツだ……」
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