声優ってなんだろう? 〜とある若手オタクの戯言〜

⚠️長文注意⚠️

お久しぶりです。(note投稿してる訳ではないので、多分待ってる人はいない)

新型コロナウイルスとそれに伴う緊急事態宣言の影響で楽しいこと、楽しみなことである合唱、ライブ・イベント・演奏会(これらは3密のど真ん中なので、コロナが収束してもいつ再開するか分からない)、旅行、外食等が全部消え、残ったのはオンライン就活とオンライン授業になりました。家で(+1人で)過ごすことは苦にならないし、時間を潰す手段はいろいろ持ってるのでとりあえず早く内定が欲しい今日この頃です。

(今も現場の最前線で休む暇もなく対応にあたっている医療関係者の方々、仕事の関係上、リスクを抱えて会社に出社、あるいはお店の営業等をしている方々、本当にお疲れ様です。そして本当にありがとうございます)


そんな中、自粛期間を出来る限り有意義に過ごせるようにしようといろいろな人が努力してくださっています。本当にありがとうございます。(僕も何か出来ればいいんですが、不要不急の外出を避け、人との接触を避けるなどの予防策を取ることしかできてません。ダメな人だ)

そしてその波は、僕の好きなジャンルでも起こっている訳で、例えばアニメなら過去アニメの本編を放送、ネット上で限定公開したり、声優さんとかならTwitterやInstagramなどのSNSやYouTubeを個人で始めて、様々なものを発信・配信したり、ライブ映像を放送したりしてくれてます。

これを書いてる今日(投稿日的には昨日)は小倉唯さんが個人のTwitterとYouTubeチャンネルを開設して話題になりました。YouTubeの撮影・編集は全て自分で行なっているとのことで本当にすごいなぁと思いながら楽しく動画を見ていました。

さて、(やっと本題)  動画を見ながら僕はあることを思いました。


声優って何だろう?


‪いろんな声優さんがいろんなコンテンツをやるようになって、中には自主制作のものも増えてきて、オタクとして、ファンとしてはもちろん嬉しいです。しかし、コロナ収束後もこの流れが広がっていって、将来、 

「声優なら○○ (←本来声優という仕事をやる上ではあまり必要では無さそうに思えるスキル。 個人的には動画編集、楽器、作詞作曲編曲等、あと容姿も多少)が出来なきゃ仕事やっていけない。最悪の場合、声優になれない」

みたいなことにはなって欲しくないなぁと‬思いました。

‪もちろんそういう強みがある人の方が声優になれる可能性や、なってから成功する可能性は高いだろうし、有利に働く場面はたくさんあると思います。声優が所属することになる事務所や、役に起用する製作陣、キャラソンを歌ったりアーティスト・ユニットとしてデビューしたりすれば音楽的な面でも、いろいろなことが(なるべく高いレベルで)出来る人を選びたいと思うのは自然なことです。僕も選ぶ側の立場だったらそういう人を取るでしょう。

また、僕が例示として出したものが 、「『今の』声優さんに取っては当たり前に必要な能力、スキルでしょ」 と思う人も多いかもしれません。僕もせっかくなら「上手い歌」や「良い演奏」(何がそれにあたるのかはまた別の機会に)をして欲しいし、自分の理想タイプの人であれば、すぐにファンになり、恋に落ちる人だっているでしょう。

しかし、

「『声優』さんに求められる素質、スキルは本当にそれなのでしょうか?」

‪僕はオタクを初めてまだ数年のひよっこ大学生ですが、僕がオタクを始めた数年から比べただけでも、声優さんの人気や社会的地位は格段に上がった(誤解を恐れず言えば、職業として「認められた」)と思います。ゴールデンタイムのバラエティ番組への出演やナレーション、声優という職業の特集や、アニメ・書籍(漫画)・ゲーム等のコンテンツの特集番組及び新聞やネット等の記事、アニソンシンガーや声優アーティスト・ユニットの音楽番組出演や特集、主題歌起用など、まだまだきりがありません。日常生活を送っていれば、たとえ意識しなくても、声優関連の話題に触れる機会は明らかに増えました。

そうして声優自体の人数や、将来声優になりたい人が増えて競争が激しくなり、求められる能力・スキルが増えていく中で、僕が好きな某事務所の言い方を借りれば‬「スーパー声優」という、いわゆるハイスペックな人間が求められるようになり、それがさらに進んでいくと「本来必要でなかった部分までハイスペックを求められる」状況になってしまい、結果として、

‪本来、声優として一番大事なもの(個人的には「声」とか、それを使った「表現力」‬)蔑ろにされてしまうような事が起こりかねないのではないか?

と僕は感じています。新たなスキルが必要になれば事務所に入ってから、声優として活動を始めてから、そのコンテンツをやることに決まってからそのスキルを磨けばいい。作詞作曲とかだったら作詞家作曲家等、その道のプロに外注すればいい。それが多数派です。なんならそれが当たり前、でもいいと思います。僕も本人作詞・作曲の楽曲とかは大好きですが、それが出来ないからといって、声優として食べていけない、声優になれないというのはあってはならないことだと思います。


くりかえしになりますが、‪いろんな声優さんがいろんなコンテンツをやるようになって、中には自主制作のものも増えてきて、オタクとして、ファンとしてはもちろん嬉しいです。本当にありがとうございます。また、そのスキルを持ってる事自体が悪い事である、と言うつもりも毛頭ありません。声優に限らず、どの職業にも必要な能力、あまり必要ではない能力があると思います。必要な部分が秀でていれば、たとえ他に何もできなくてもそれで十分。他に必要なことは必要になってから始める、じゃダメですかね…?







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