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自分に出来ることって何?

2014年の夏義父が亡くなってから、
京都の家の片付けが始まった。
必死だった。
娘も建築士の試験を受けなきゃいけない。
設計の仕事もひよこだし、
息子2はまだ中学生だし。
息子1も駆け出しの会社員だったし。

長年空き家だった家は、痛んでいるし、
捨てなきゃいけないものも山のようにあるし。

いづれ関西に帰りたいし、
家の改修の話も進んでいくし、
とにかく、必死に仕事をこなしながら、
いつもいつも何かに追われていた。

関西に帰りたい自分と、
横浜で暮らしている自分が、
いったいどうしたいのかわからないまま、
いづれ帰りたい関西に知り合いが欲しいと
必死だったかもしれない。

で、改修が終わったよ。
でも、どうしたら良いかわからない。

私がしたいことは何か?

学校作りたい、
学校って何?

そもそも学校って必要?

私は居場所を作りたいのだ。
それはなにかわかってなかった。

何のために作りたいのか?
自分の承認要求のため?
なんとなく私はこんなことが
できるんだということを
ひけらかすために?

先月から四回講座で
仕事が終わったあと、
話をリアルに聞きにいくということをした。

気がついた、
みんなでみんなが幸せになるために
学びたいだけなんだ。

自分の心の中にかけている何かを
埋めるために、
ものが欲しいわけじゃない。
お金が欲しいわけじゃない。

みんながなんとなくそこにいてもいいと思うことができる場所が作りたい。
そう駄菓子屋を作りたい。

私は駄菓子屋のおばあちゃんになりたいんだ。
なんとなくそこにいる人になりたいんだ。
それだけなんだということが
わかった。

京都に帰りたい。
でも焦ることない。
今できることをしよう。

せっかく公教育の現場にいることができているのだから、そこでできることは何か。
頑張れることがあるんじゃない?
大きなことをするつもりも、
自分が何かできるほどの力もあるわけじゃない。

私のできることは、
80センチか90センチの一歩を前進することしかできない。
でも、確実に前に進むことはできる。

私ができることは、
毎日少しずつ前に向かって進むことだけ。

できることをちゃんと前向いて、
目の前にある問題に向き合って生きていくだけ。

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