#35「今までの人生のターニングポイント」

僕の人生のターニングポイントは、26歳の時に会った一人の女性だ。
わかりやすいくらい、26歳の出会いにより人生が変わった。
一言で言うと、
「人生をちゃんと生きよう」と思えたんよね。

会社員の仕事が忙しくて、
月曜:終電
火曜:タクシー
水曜:終電
木曜:タクシー
金曜:終電
土曜:現場で立会い
日曜:洗濯と掃除と休息たまにレイトショー
と言う日々が3ヶ月経ち仕事が落ち着いたので、友達に連絡をした。

「コンパとかないの?」って。
そうしたら、友達から
「100人コンパってのがあるみたいなんよ。行く?」
「もちろん行く」

ということで、男友達とワクワクしながら現場に行ったら、
なんとそこはどこかのコミュニティの忘年会。
何がなんだかわからないまま着席し、急に席替えタイム。
そこで隣に座った女の子が僕のターニングポイントを作った女の子。

「夢ってあるの?」と唐突に聞かれたのである。

大人になってから夢なんて考えたことなかったし、夢なんて考えるだけ無駄だって思ってたから。そんなことを急に聞かれても。。。。と思ってた時に、

「私はあるの。海外のホテルを建てるの」

???
僕は言ってることが理解できなかった。25歳くらいの可愛い女の子が、
自分で海外のホテルを建てることってできるわけないやん。ってね。
でも、その女の子は真剣に語るし、なんか自信満々だし。
可愛いし。

「今度、大手町でお茶でもしない?」と誘われた僕。
可愛い女の子に誘われた経験など、ほとんどない僕は
「うん、いいよ」とすぐに言ってしまったわけで。
でも、仕事もちょうど落ち着いてめっちゃ暇になったのもあるし、
大手町はお客さんがいたので営業とついでにお茶できるのもわかってたけど。

その女の子の友達も紹介してもらえるようになり、
その女の子が所属しているコミュニティにも参加するようになり、
自分の人生を生きている人をたくさん見ちゃったわけです。

今までは「なんとかなるっしょ」と思ってた僕が
こりゃ「なんとかした方がいいっしょ」と変わったのである。

そこから、会社を辞めて独立したり、仕事を何種類も掛け持ちしたり、
世界一周に行ったり、本の出版をしたり。
招待でバリに旅行に行き、兄貴ことまるさんに会うことができたし。
婚約破棄を2回も体験しなかったし、プロポーズを3回することもなかったわけで。
会社員では体験できないことをたくさんできる人生になったわけ。

あの時に、あの場所で、あの子に会わなければ、、、、
僕は会社員を続けていて、ほんのちょこっと出世して、ほんのちょっと部下を持ち、誰かと結婚して、子供もいたのかな。
きっとその人生も最高に幸せだけど、なんのご縁かわからない愛媛に移住した今の人生も最高に幸せなわけで。

ターニングポイントはいつ来るかわからん。
ただ、ターニングポイントのおかげで、多くの人に会うことができた。
ターニングポイントは、不思議だけど、偶然じゃなく必然なんだろうな。


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