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アイアンマンカリフォルニアレースレポート2022/10/23

*相変わらずの殴り書きなので誤字脱字、意味不明の言語に注意!

早朝の3:30に起き、朝ごはんを食べ(パワグラ、バナナ、おにぎり2つ、味噌汁)4:00過ぎにレース会場に出発。会場までは約15分。朝の気温は7~8度と肌寒いを通り越して寒い!

早朝のトランジットの球場


トランジッションエリアに到着して、大畑さん、ヤオくん、私揃って並びの番号(アイアンマンでは珍しく事前受付順番)2819(私),2820(ヤオ君),2821(大畑さん)なので、暗がりの中、空気を協力して入れ、準備もしっかりして、スイムスタートのシャトルバスに乗る。

スタート会場までは3.8km川を上がったところからなので、乗車時間は15分ほど。

SWIM3.8km  44:00

風が強くで逆流するアメリカンリバー

何もない川岸に参加者たちが集まるが、水辺は狭いため、UPは禁止。7:20に日が上がるため、レーススタートの7:00はなんと暗闇。6:45に並び始め、国歌が流れ、いよいよレースが始まる!前列から4~5列目に位置をとり、7:00と共に5人ずつスタート。やお君と大畑さんとグットラック!とグータッチをしてスタートだ!!
ザブンっと入るとすぐに足がつかなく水温も案の定寒い(おおよそ16~17度)そして真っ暗!ちょっとしたタイタニックの最後のシーンかも!w

スイムコース

3.8kmをアメリカンリバーからスタートしサクラメントリバーに合流し泳ぐ大会では珍しい1wayのコース設定だ。透明度も悪くないが水草がすごく泳ぎながら絡みついてくる。

さて、右岸に向かいスタートし、最初のブイを左に曲がり、ひたすら泳ぎ続ける。真っ暗なのでヘッドアップを多用しないとほぼ見えない!閉所恐怖症の人は怖いのではないか

ウエットスーツは私のshopで皆様にお薦めしたい日本製のウエットスーツ。細かく浮力を分けられ、yamamotoのネオプレーン素材を使用している。今回腹部に、脚部にエアロドームで作製し、浮力を大会の基準に違反しないところまであげたのだがそれがやはり功を制した!

バリバリ進む進む!流れもあるがいつもならばTOPと5~6分ほど開くのだが今回は常に前に見えて泳げていた。徐々に周りが明るくなり始め、かなり遠くまで視界が見える!TOP集団がやはり近い!そして呼吸が上がらない!今大会には2019年12月のバッセルトンアイアンマンからひたすら練習をしてきたら本当に自信があり、絶好調だとさらに自分を後押しして泳ぎ続ける。
途中、スタッフのボートが通るとありえない波が起こったりもしたがそれも問題なし。ぶぶ!っとGARMINがなって3500m通過が42分台と良い感じ!いや早すぎ!そして気づいたら上陸のフロートに到着。100mを1:09で泳ぎ脅威のタイム44:00トップとおよそ2分〜3分前後。

T1は長い1.72km



上陸し、事前に長いことは把握していたので99T(2021)で成功したウエットすぐ脱いで走りやすくする作戦で今回も!ただ水温が寒く、ハムストリングやふくらはぎが攣りそうになるもなんとか脱ぎ切り、長い長いT1。

マットは敷かれていなく、木の実はたくさん落ちていて、あってるのか?と思うほど。ただ2人ほど選手が近くにいて3人でトランジットがある球場を目指す。T1は11:41とかなりかかりスイムのビハインドがなく、気づいたら通常のT1終了時のタイムに近い!w


BIKEのバックをピックアップし、テントで靴下とヘルメットを被り、シューズもはいてバイクをピックアップ。球場の芝の上に敷いてあるマットがクリート相性が悪くよく滑る!慎重に慎重にT1を終えた。

BIKE181km 5:37:43

コースはほぼフラットだが道が狭い。片道の1/3は悪路でバイブレーションがかかる。コーナーにも砂利があり気が抜けない。そして今回最大のオプションが季節風だ。カリフォルニア/サクラメントはちょうど夏から秋に変わり目?で風速9〜10mの風が吹き荒らした。イメージは行きは追い風少しの横風、帰りはひたすら向かい風の横風。

乗り始めてすぐに心拍、ワットを確認しながら進める!最初の10kmで280wの140bpmと本日やはり好調!!前を行く自分よりも大柄な外国の選手たちを次々パス!前を行く大畑さんを25kmほどでパスし、折り返しのところで選手が帰ってこないことからTOP付近に自分がいると感じる。


後との差も少しついていた!そして向かい風の始りだ。ただ問題なく60kmまでひたすら心拍とパワーを見ながら進めていたら、60kmを超えたあたりで向かい風もあるがどうも進まない….あれ?ガス欠?と知らない間に出しすぎたかと思うが足もはっていないし???と次の瞬間まさか….ダンシングをしフロントホイールを弾ませるも問題なし、しかしリアホールはゴスゴスゴスとパンクである🥶マジか…..。ただ俺はプロメカニックだろと刺さった小石を見つけ、3分かからないくらいで直し、再スタート!!180kmだからまだまだここからと言い聞かせて!気温は14~15度と寒く、シバリングで震え腰が痛いが我慢し….と思ったところでプシューという大きな音で今度はフロントホイールがパンク。オーマイガーである。
パンク修理セットは1つしかなく、新しくタイヤを変えていたので本当についてなかったんだろう。どうしようと思ったが、まずはフロントの状況確認だ。何か刺さったか?タイヤは大丈夫か?そしたら先程と同じような小石が刺さっていた。パンク修理はできないけど先に除去し、どうしようかと考えていたら観客の数名がメカニック10km!!と言っていたので(多分)これは我慢し、フロントをゴリゴリしながら横風に気をつけながら、時速10km行かないくらいで乗り続ける。寒いし、たくさん抜かれるし、DNFを何度考えた。か。正直コナスロットを目指していたがその土俵からは外れてた自分が惨めになり、1度進むのをやめた。立ち止まったらそこにパンク修理をしている選手がいた。苦戦していたので他の選手の手助けをしてはいけないのがルールかもしれないが、構わず手伝った。サクッと終えてその外人の選手は奇跡だ!あなたには感謝だ!とハグ!私はあっと思い、チューブとCO2余ってないかと聞いたらごめん!俺も1つしかないと。これはもうやめようかと思ったけどせっかく送り出してくれた妻や日頃応援してくださるお客様の皆様、また立ち上げたクラブ会員様、MAKESの皆様の顔が浮かび、もう一度フロントがパンクしながら進める!そしたら8kmくらいで移動メカニックに会えた。
チューブを各長を持っていて、差し出してくれた。ただパンク修理は得意じゃないみたいで、そこはサクッと終わらせる。そしたらお前メカニック?と聞かれ日本のメカだよ🇯🇵と伝えたら、感動したみたいでHi-RIDGEってshopか!日本言ったら行くね!と話しかけてくれた!そんなこんなで気も紛れてようやく再スタートだ!寒いし震えるし、心拍も120bpmより上がらない。だけどこれはせっかく直してくれてチャンスを無駄にするわけには行かないと気持ちをいれる。腰が寒さで震えたせいか尋常でなく痛い。大畑さんとすれ違い、23kmくらいの差おおよそ40分間は自分はロスしたと確認。 ダンシングとシッティングを交互に繰り返しながら90kmを終え2周目に入る。

2周目に入り追い風が寒く震えエネルギーがないことに気づき、KODAエネルギージェルを5本ほど一気に飲み込み10~15分くらいしたところで回復。ここからは勝手に駅伝大会。箱根の2区の牛蒡抜きと言われるが如く抜いて抜いて抜いて!腰が痛いが徐々にペースも感覚も戻り始める。2周目の風は1周よりも本当に強く、折り返してからは25km/hしか出ない区間もあるほど。なんか苦を通り過ぎてHiになり始てた自分がいる!次に繋げろ!これは試練だ!ピンチはチャンスだ!と口ずさみながら走り続けた!
170kmを過ぎたあたりで脚が重くなり、いよいよ疲弊してきたかなと思ったらリアホイールがスローパンク。あと少しだから乗り切れるだろう!と最後はゆっくり進む、段差も注意しながら。乗りながら笑うしかなかった!今までレースでパンクしてこなかったのにかけていた大会で3回パンクなんで笑うしかなかったな!ははは!

T2も長い700m

バイクタイムを見てまあこんなもんでしょ!と思い、T2に入り、ランニングのシューズをはいてスタート!野球場がトランジットってすごくてグニャングニャンといろんか箇所を通す。カリフォルニアアイアンマンに出場を考えている方は参考にしてほしい! T2 7:21


RUN42.195km 3:45:02


すでにこんな状況だけど、せめてランニングはしっかり走らないと!月間200kmを走り続けてきたからこそ、粘る!と思いを入れ直してスタート!!
女子の3位を走っていた選手が10kmくらいまで併走していたのもあり、今日はこれで行けるだろうと走った!甘い甘い!外気温は18度くらいだが体が熱い。おっととともに5:00に修正、心拍も130くらいに落とし走る。風も強くて何度も心を折る。途中エイドステーションで「高嶺さんですよね!?」と大きな声で応援してくれるボランティアの日本人!あれ?俺知られてる?とお調子もんの私は汗だくの顔をサッと拭いて、グーサイン!自分でもまだ余裕だなと確認し進めていく。両手に持ったKODAエネルギージェルのグリーンプラムでカフェインとエネルギーをしっかり補給した!15kmくらいで大畑さんとすれ違う!もう30km近くか!これはしっかり走らないとゴール待たせちゃうぞと前へ進む!フラットコースではあるが小刻みなアップダウンが苦しかったな。30km過ぎには5:20位でしか足が進まず。冷えて筋肉が痛い。久々の感覚と思うも歩かずに走り切るぞ!と進める!
最後のゴール付近を2.5km3周回が苦しかった!5:30~6:00まで落ちたペース。もう歩きたい!何度も思った!けど歩かず前へ前へ!
最後の周回を終え、花道へ。大畑さんが状況をわかっていてくれたのでよくやった!ラストラスト!!と声をかけてくれる。赤いアイアンマンのマークが敷かれたマットの上では悔しさで涙が出てきた。そして無事に帰ってきた安堵感も涙が出た。笑顔でフィニッシュしたかったが初めて心と葛藤しながら不満げな顔で両手を上げてフィニッシュ。もちろん日本人としてフィニッシュ後の挨拶はしっかりと。ただ自分を認められない。混沌と降りかかる悔しさという言葉が重くのしかかる。今回もこれで最後だが本当に悔しい!!ぴえん


フィニッシュ後


大畑さんも疲弊している中駆けつけてくれ、2位だったと報告してくれた。
本当にすごい人だ。一緒に練習していて本当に光栄だと思う。トランジッションバックを回収し、iphoneで嫁にかけて報告。トラッカーが止まっていたから心配かけたなと。案の定メカトラブルか落車かわからず不安な思いをさせていたのがまた心に響いた。安心させるレース展開をやらなきゃな。直美、梅ちゃんに報告をして、バイクピックをしにトランジッションへ向かうがフィニッシュエリアから3km離れており、廃人は相当しんどかったな。

全ての関係者の皆様ご心配おかけしてすみませんでした!
無事にまずは完走できたことをご報告です!

やってきたことは間違いじゃないし、経験値は間違いなくあがりました!!!次にむけ少し休んで再スタート!!!アイアンマンバルセロナだ!

とりあえずまずは完走レポート!
前後は改めて書きます!!

TOKYO Hi-RIDGE RACING
No.55 高嶺寛己



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