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IRONMAN OSECANSIDE70.3 2024


2024/04/6に開催のIRONMAN OSECANSIDE70.3 2024に参加してきました!以前出場したカリフォルニア大会(2022)の際に、弟弟子のYAOに行く行く!と言ったので昨年の5月に嫁に無理強いを頼んでエントリー。

映画キングダムにでてきそうな風戸

世界的に人気な大会だけにエントリーもすぐに埋まってしまうほど!!本当に出場してよかった。

自分にとっての今回のレースの位置付け

彩湖サイコー

2024のIRONMAN(以下IM)HAWAI世界選手権に一度で良いので出場したい!
昨年までの反省をいかし、6月のIMケアンズを目標に、バイクパートまでに余裕を残せば、ランパートを自分の許容量でしっかり走きれるようになろうと11月より練習をこなしてきた。直美に来年こそはということで子育が大変の中、自由な時間をもらい、大好きな彩湖で1人だろうと寒かろうと雨だろうと花粉だろうと幾度となく、ブリック練習をこなしてきた。ロングライドの時間を捻出できない自分はLactate Threshold(LT)を意識して練習している。LTを正確にはネットで調べてほしいが、高嶺的に簡単に表現すると辛いけど維持できる閾値ということ。BIKEもRUNも90分以上をこなすことにより、自分の状態をHRやPOWER、ペースを常に把握してあげるただそれだけを毎週毎週繰り返してきた。詳細はまた別の機会で!!!ってことでその前哨戦かつ世界の猛者達がウヨウヨいるこの大会で発揮しどこまで戦えるのかを試す大会であった。

レース当日~レース前まで

準備ばっちり👍

レース前日は恵の雨と言われるくらい久々の雨が降ったみたい。さらに雹まで降ってくる異常気象。これはまたか!?と自分の何かを引き寄せる力の怖さを思って朝が来ると,,,気温は5℃まで下がり、トランジットを用意する時は手が悴んで大変大変。トイレに並んで入ったら暖かくてほっこり。6:50スタートなのでウエットに着替え早々に並ぶと波が高いとのことでスイムコースがヨットハーバ内に変更されるがコースマップも教えてくれないのが冒険らしくて最高と思いながら迎える。水温は15℃27分以内の看板に整列したのだが50人は前にいた。

SWIM 1.9km 31:01 age8位

寒中水泳!ガーミンも反応🥶

待っている間は本当に寒かったが、家でホットバルムを大量にぬったので自分は人よりは暖かいぞとポジティブに!今回もローリングでスタート!(7〜8人ずつだったかな?自分は8列目くらい)入った瞬間震えが止まらなかった。泳ぐというより、生きるのが必死!w。けど前に行かないと進まないしで手を一生懸命回し最初のブイまで到達しかけたところで、人に思いっきり突っ込まれてややパニック。みんな必死だし冷静に周り見ても自分以外も寒いんだなと思いなおし、カームダウンカームダウンとリズムを取りながら進める。コースがわからないからヘッドアップで赤いブイを目標に。ぐるっと奥まで行くのがわかりここが折り返しというところからの朝日が眩しく、前が全く見えないものの太陽エネルギを吸収しながらなんとかフィニッシュ。
これは修行、荒業だ!

ヨットハーバー

T1 6:53

寒かったからわざと!?たくさん走ったt1😘

あー寒かったな〜でもこれは良い体験だったなと思いながら、スイムの余韻に浸りながらトランジットへ。寒くて震えが止まらず少し早めに走って心拍を上げて温める。たどり着いて手袋をは,,,,まらない!寒すぎてなかなか入らず、靴下もなかなか履けず周り見たら海外の皆さんは平気そうにいつもの格好でスタートしている。これは寒いだろと冷静にしっかり装着し、ゲートをくぐろうとしたら『NO ビブ!!』と言われゼッケンをしてないことを指摘される。はい説明会で聞いておらずランニングからすれば良いと思い、ランシューの中に入ってました。自分の場所まで100mくらい。バイクを預かってもらいかつかつかつかつかつかつと久々にバイクシューズでこんなに走った。『OK!OK!』と言われBIKEスタートへと続く。

BIKE 90km 2:30:43 AGE8位

海岸からの山岳へ
ボスは3発

バイクコースは1周回で、最初は基地を走り、40kmまでは登り多めの下りはすぐにコーナーと惰性が全く使えないテクニカルコース。さらにそこから1.5km傾斜12%登り、10kmダラダラの中に1.5kほど12%一部ある登り、下りからの1km傾斜12%の登りとかなりタフネスだ。
今回ホイールはフロント80mm/リアDISC WHEEL、ギア(SRAM)はフロント50Tにリアは10-33Tを選択。補給食はKODAをフラスクに入れて後ポッケに。10km毎にラップを計りながら260w/HR140/ケイデンス80~85を自分の予定。すべてはランニングのために!!
前半のアップダウンは風も強いし、ホイールが1/3ほど浸かる水たまりもあり、路面も悪いし、坂は多いしで平坦番長の自分はやや青ざめる。ただこれこそ制御はできると思いひたすら260wを意識して進める!3発のうち1発目の坂はいやらしく上前から遠くに見えてくる。もしかしてコースか?点みたいなものが動いている…やっぱりね!と思いながら登り始め、流れに身をひそめる。特に抜かれる様子もないし、50-33でこれ以下もないし、誰も見てないのにポーカーフェイスで安牌に昇り切る。少々下りダラダラ上りからの2発目。さっきと作戦変え平坦番長ならばDHを握って登ってやれ!と力の入るDHでひたすら高回転を維持して昇り切る。パスも結構できたしやっぱりこれだねと下り始めると途端にみんな減速している!海外の選手はチキンなのか?とかっ飛ばそうとした時にそういえば抜いてはいけなくかつ25マイル以下を制限としたゾーンが一部ある!ということに気づき、慌ててスピードを抑える。少し恥ずかしかったけど、何事もなかったように他の選手がスピードを抑えて乗る流れに身を置く(以前なくなった方がいてこのルールができたらしい)。そのゾーンを過ぎたらレース再開だ!もれなく下りは続くのだが海外の選手は速い速い!自分だって66km〜70km出しているのに瞬殺!ただ3発目の登りが来ると急に垂れ始め平坦番長が抜くという普段味わえない快感を感じるものの、下りで瞬殺。速いってもんじゃないって!負けじと下りをなんとか乗り切る。たくさん抜いて人の気配はなくなり、自分が上位に入ってきたことを感じる。ラスト10kmの向かい風平坦区間、基地を無事に終えようとしたところでまた快速に瞬殺。こちらも42km/hは出していたので世界の強豪達はすごいと感銘を受けたな。あとで調べたら自分より上の順位はみんなIMで9hギリ、HWAIIで5位入賞圏内の人ばかりだと知る。そんなこんなでトランジットへ余裕を持ってバイクは終了!!予定通り!

10kmラップ
バイクDATA

T2 2:48

素早いトランジット😎

こちらはT1のようには行かないぜ!BIKEギアを外したらとキャップ、サングラスをサクッと装着してスタート!トランジットは得意種目だ!笑
今回のトランジットはギアは自分の周辺に置いとく方式。昭和からの平成のトライアスロンって感じ?ギリギリそこを知っているだけになんか懐かしくやりやすさを感じたな。参加者3000人のレースにしては間隔は劇狭かったけどね^^

RUN21.1km

ランニングデータ1
景観はかなり良い!最高!
うまくまとめたかな?😎

ランニングは1周+4/5となるコース。途中に海岸の道より一つ上の道に上がらせる激坂が2kmくらいにある。そのあとも軽く緩やかな登りが続き、折り返したら緩やかな下りを帰ってくるイメージ。朝の5℃とは打って変わって15~16℃に!エイドステーションも2.5km毎にある。予定では、散々HR140/4:30/kmで21kmをBIKEのLT走でやってきたのでそのままをやれば良いと余裕と自信はあった。がいざスタートするとその時のコンディションや環境、またスイムが加わったことによる疲労もあると思う足の重さ!メンタルメンタルとレースながらも楽しい事を考えてリラックス。何かあったらカームダウンだ!何回も辛いシュチュエーションは来るも『すーず!なおみ!!』とこいつ頭いかれてるのか!?と思うくらいに口ずさみスマイルを忘れなかった。4:30/kmで15kmまで余裕だったのでそこからB-UP。おいおい!いつも歩いてる俺が調子乗っていいのか?と出てくるものの、ここからはイケイケGOGO!と見切り発車で4:15/kmへ。ラストの花道ではせらなくてもいいのに自分よりも上のAGEの選手がせってくるので、ここまできたらとスプリント。フィニッシュゲートを潜ると、AGEで8位と海外のレースでは初となる一桁順位でフィニッシュしたことと自分のプラン通りにレースができたことに家族とHi-RIDGEチームに感謝の思いが募りながらほっと安堵だ。タイムというよりは強さを必要とするレースだったな!!きつかったけど楽しかった!

8位!頑張ったなー

次回はいよいよケアンズIMだ

久々の走りごたえがあったレース。BIKEを余裕を持ってレースを進めることでしっかり走れることを確認。さらに11月より月間300km越えを走ってきた意味。これが無駄でなかった。時間が無いアスリートは、ベースも大切だけど自分の力量をしっかり把握してあげるのが何よりも大切だし、速くなりたいならそれが近道。その上でノルウェー式でもタカミネ式でも取り入れて行ったら一番成果が出やすいんではないかなと思う。さっ、来週は宮古島でお客様のメンテナンスと宮古テレビの生解説。ネイティブに英語が多用しないように気をつけないと。
では〜!




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