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カワニナの名前をわかるために冬の川へ

ちょっと前にこんなツイートを見かけた

最初はおもしれーと思って#貝に貼りに行ったけど、そういえばカワニナの種類なんて考えたこと無かったなと思ってきた。

リアクションあんま付かない

ホタルの餌として有り難がられるけど、めちゃくちゃ普通にいる貝で、見つけてもカワニナはカワニナとして終了していた。
そんなに種類がいるならいつも見るカワニナは何カワニナなのか調べてみようと思ったのがこのnoteです。
思い立ったらすぐ行きます。

そう今は冬です。できるなら行きたくないです。
しかも付いてみたらちょっと濁流でした

普段は綺麗なんです

そうだ昨日は雨だった…。
自然で遊ぶ時はこういうことに気を付けましょう。
まあカワニナは流れ緩い所にいるイメージだし、この川は知り尽くしているので危険な所に行かないようにすれば大丈夫。過信は駄目ですが、根拠と経験をもって責任持って行動するのだ。

むしろ心配なのは、熊です。
ここ岩手県は熊出没ワースト2位で、1位秋田県と競っています。普通音を出していれば熊の方が避けるけど、ここは渓流で川の音が激しいので聴こえないこともありそう。
熊鈴を腰に付けて行きますが、写真を撮ったりしていると止まるため鈴が鳴りません。なので熊鈴を足に付け、足だけブルブルさせて鳴らします。腰をブルブルさせるよりはマシだからこうしています。

情けない

でも川に入ったらそうも言ってられなくなりスマホで音楽を鳴らしました。何故最初からそうしないのかというと万が一人が来た時に「この人こんな曲好きなんだ」と思われるのが嫌だから。

熊対策をしたらカワニナを探します。

本流はジャバジャバだったが横が良い感じだ。
早速入ってみるけど長靴越しでも冷たい。でも探すだけなら中腰になってひたすら上から見る。
見るとヤゴとかモズクガニの足とか川虫がちょろちょろしている(一部は#むしへ投稿してます)。
驚いたのはサワガニが居たこと

サワガニは秋に陸の落ち葉の中へ移動して冬を越します。これは死体だなって思ったけど触ったらゆっくり動いた。でもこれは死に向かう感じだろうな…。3日後にもここに行きましたが水が引いた同じ場所にそのまま居ました。触ったらゆっくり動いた。

そうやってこの日は色々見たけどカワニナもちゃんと居ました。

かわいい

ただ見つけられたのはこの子とあともう1匹だけだった。
手がもうかじかんでいたし日も暮れるのが早いのでプラケースに入れて撤収。
次は図書館へ移動して図鑑を見ます。
とはいえ何の本を探したらいいのか知りません。
ネットで「カワニナ 種類」と調べると日本産カワニナ図鑑という愛好家のHPが出てきました。

このサイトの参考文献から図鑑を見つけます。
お、日本産淡水魚館貝類図鑑でのが良さそう。
しかしうちの図書館には無いようです。他の文献も。ただまああそこならあるんじゃないかなって全然気にしていませんでした。
図鑑jpです。

51冊の図鑑を横断的に検索して見れちゃいます。月額300円です。
調べよう。まずは「カワニナ」…。

ゼロだ…。
挫けずに次は「貝」…。

ゼロだ…。
文献でってのは今すぐには無理かも。
諦めネットの趣味サイトを漁ろう。
すぐ気付いたけど、沢山いると思ったカワニナの種類は琵琶湖内で多様化した種類がほとんどで、他の地域であれば数種類からお選びなさいという感じらしい。
そういえば冒頭のツイート画像に琵琶湖の画像がある。知識が増えると認識ができるんだなあ。

絞る数が少ないのはありがたい。岩手県にいるとなると種類はほぼカワニナかチリメンカワニナになるらしい。しかし見た目で分けるのが難しいらしい。

つるつるな見た目に見えるけども…

結果、正しい文献は手に入れられず、趣味サイトを参考にしておそらく「カワニナ」か「チリメンカワニナ」になるだろう。というフワフワになりました。
わからないということがわかったので結果オーライです。


※一時的に持ち帰ったカワニナは数日後元の場所に戻しています。これには色々意見あるでしょうが、川の水ごと持ち帰り、何も手を加えていない感じです。

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