見出し画像

【AIクリエイターの考え方】イメージ思考は言葉と感覚

実は僕は3Dプリンタで何か作ったりしています。
何を作っているかは今回の話とはズレるのでさておき、
ここで生まれた思考法というのがあります。

それはイメージ思考です。

あなたは目の前にりんごを置けますか?

多分できると思います。
目を瞑ってそれを触ってあのリンゴの触った時の艶感は感じれますか?
あの独特な重さを何もない手の上で感じることができるでしょうか。
空想のそれを投げた時の感覚と予測できる落下地点はどうでしょう。

多分できますよね。

こんなふうに我々は言語以外の知能が存在しています。

とはいえ、目の前にプラスチックでできたもので、扉を開けるためを目的とした掴みやすい握る物を想像できますか?

こんなふうに言語から目的を抽出して、その機能を満たし
さらに見た目をよくすることがデザインと言われるみたいです。

少なくともスティーブジョブズのデザインの定義はその2つで、
機能と見た目がデザインだ。
と言っています。

いまの扉の補助具的なものを想像してデザインできた人はおそらく、
かなり少ないと思います。

少なくとも私はこれを考える時は一週間くらいぼーっとしながら考えて出てきますが、だいたいベストの物は想像して作れません。

変な話ですよね。

イメージというのは言葉のように組み立ててできる物ではないというのが私の考えだったんです。

少なくとも、

言葉で機能を満たすものを抽出
→手の形とか感覚とか、機械的なことを考えて、
→うーん。として、ぼーっとする。
→100個考えて運が良ければ1個マシなものができる。

本当にこんな感じでしかイメージの新しい物事を考えることができなかったんです。

これがイメージの思考法です。

言葉と比べれば、だいぶ狂った思考法だと思うんです。
なぜなのかを考えてもイメージの文法的なものは自由すぎて捉えることができないからなんだと思います。

手の形が少し違えば、その少し違った形を作らなければなりません。

言葉というのは少し違うことも一緒にできます。

ちょっとわかりにくいですよね。
具体的にします。

さっき皆さんに想像してもらったりんごですが、
この想像で見えたりんごは全員違います。
子供の描く絵のようなりんごが見えたり、写真のようなりんごが見えたり、全員が同じりんごを見てません。

ですが言葉では一緒の「りんご」なんです。

こんなふうにイメージはまとめて捉えることができないからではないか?という考え方です。

最近ではAIが画像を生成します。

「りんごを投げている猫」を作ってもらいます

このイメージで想像できるイメージというのは、AIですら同じ画像を出すことができません。
ちなみに私は野球選手のようにリンゴを投げる猫を想像してました。

言葉から同じイメージを想像することは難しいですよね。


ですが、AIで気がついたことがあります。


AIは言葉をより多くのことを適切に伝えてその文章が長くなると、イメージを同じようなものを作成できます。

つまり、私たちが何かをイメージして作り上げる場合に必要なのは機能を満たす言葉を十分に発見できていないからではないでしょうか。

自分の欲望、感覚、何を心地よいと感じたか、何が自分の感情を動かしたか。
このあたりをよく観察できていないから何を言葉で作る基準にしたらいいかが分からなくなっている。

現代は過剰な情報が毎日スマホから来るので、その情報を処理するだけで精一杯で多くの感情・感覚的なものが機能していないんじゃないか。

と最近の自分を見て思ったことです。

ちょっとわかりにくいので、言いたいことをまとめると

イメージの思考法は
1:機能の言語化
2:いくつもイメージを考える。
これは、まるっきり画像生成AIと同じ。

なぜ私のイメージ思考がなぜ上手くいかないのか?
→言語化する能力が低い

AIの画像生成から学ぶに、言語化が十分に出来ていればイメージの自由すぎる広さが少なくなる。

じゃあ言語化すればいいよね
→言語化するにしても基準が分からなくなっている
→基準は感覚・感情
→情報が多すぎて自分の感覚・感情が観察出来なくなっている。

まとめてみるとこんな感じになりました。
ある程度わかりやすくなってきました。

イメージ思考の方法の前に、
言語化する能力が低ければ上手くいかず、
言語化するにも、自分の感覚を観察する能力が低下しているからできない。
ってことですね。

逆説的に考えれば優れたデザインを作る法則がわかりましたね。

自分の感覚をよく観察しておく、
これは気持ちいい。これは中毒性あって良い。これは嫌だな。など

その感覚の言語化をしっかりしておいてその機能のメリットを最大化したり、アイデアでデメリット潰したりする。

それで出来上がった言葉をつなぎ合わせてイメージを作る。


これが次のAI世代のクリエイターの作業になるのではないでしょうか。

現在のAIはまだ質量のある体を手に入れていません。
なのでまだAIがその作業を代行するのは
「出来上がった言葉をつなぎ合わせてイメージを作る。」
これしかできません。

AIはクリエイティブな作業は出来ない。
というのはその最初のステップの感覚的なものが足りていないから。

ということになりますね。

最近ふわっと思っていることを一気にだしたので、まとまりのない話になりました。
散歩でもして頭でも冷やしてきます。


人気記事 依存させてくるサイコパスの特徴 https://note.com/hiratagood/n/naf33536ef806 マウントしてくる人の特徴【対処法:褒めると簡単に落ちます。】 https://note.com/hiratagood/n/n5958d8604da5