脳の未来予想は今を反映し錯覚する。

脳は未来の予想をするときに、無意識に現状を反映してしまう癖があるようです。
下記の本に書いてありました。
ハイキングで迷子になって 、食料も水もなしに森で一晩すごさなければならないとしたら 、空腹とのどの渇きのどちらがつらいと感じるか予想させた 。一部の回答者はランニングマシ ーンでのトレ ーニング直後に予想し (渇き群 ) 、ほかの回答者はランニングマシ ーンでのトレ ーニング前に予想した (非渇き
群 ) 。その結果 、渇き群の九二パ ーセントが森で迷ったらのどの渇きのほうがつらいと予想したのに対して 、非渇き群でそう予想したのは六一パ ーセントだけだった 。一見すると 、渇き群の人は研究者の質問に答えるために 、食料も水も持たずに森で迷子になったところを想像し 、どんな気持ちがするか自問したように思える 。しかし 、脳は現実第一主義をつらぬいて 、想像上のハイキングではなく 、頑固に現実のトレ ーニングに反応した 。渇き群の人は脳がやっていることに気づかず 、現実への感情と想像への予感応をごちゃまぜにしてしまった 。

簡単にいうと、未来の森で喉が乾くかは今は関係ないのに、今の状態に未来が左右されてしまう。

生活に落とし込んでみる。

ビジネスなら、相手の気分がいい時に未来を想像させることで、良い未来に錯覚させることが可能となる。
無意識を錯覚させられるので、論理的な取り決めには効果がないが、簡単な口約束程度には使える。

恋愛なら、相手が楽しい気分の時に未来を想像させる質問をすることで、例えば、結婚したらどんな生活になるか?
自分と相手の素晴らしい未来を想像する。
本当は大変な経験や辛い経験があるはずなのに、完全に無視して、良い未来を想像し始める。

まとめ
交渉は気分のいい時に行うと良い展開になる。

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