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8月17日 人が死んではいけない理由

8月17日(土)

二日酔いでだるい。先週の水曜と違って吐くほどは飲んでいないが、予約していたピラティスに出るのがだるいほどには飲んでしまった。ワイン3杯、レモンサワー1杯、日本酒2杯。ワインと日本酒まぜるな危険。赤ワインもあまり良くない。しんどくならない飲酒ルールは把握しているが、はしご酒すると無効化されやすい。

どうにか起き上がり、マシンピラティス11時のクラスへ。行ってみたら予想に反して気分が良くなった。運動はすごい。こんなにぐっと気分が変わって体にいいなんて、むしのいい話があるのだろうかと疑いたくなる。金を払って飲酒をするよりは金を払って運動したほうがいいと思って入会したのは正解だった。金を払って飲酒をしたうえで金を払って運動しているので、二倍金がかかっているんだけど。

ピラティスで自己肯定感を高めたあとは、練馬にある行きつけの鍼灸院へ。月一ペースで通っているけれど、今月は二回目。今月の初めに施術してもらったときに「いつになく硬い」「左右の腰の位置がかなりずれている」と指摘されており、間をあけずに来たいと思ったのだ。施術間隔の問題なピラティス直後だからか、前回に比べれば鍼がすなおに入って行って安心した。しかし特に痛いと感じる箇所もあり、今回は顔に打った鍼のうち、髪の生え際付近のものが相当痛かった。先生によると眼の疲れに効く箇所らしい。

施術しながら、清里に家を買って移住しようと思い現地に行ってきた話、八ヶ岳の上空にUFOが5つほど飛んでいた話を聞く。

「八ヶ岳はね、やっぱ多いみたいね」と言われたが、UFOなんで一つも見たことがないので、「そういうものなんですねえ」と答えるしかなかった。

このところ、ルート治療なる鍼灸の一種に某芸能人が30分20万円払っていることにネット民がざわざわしていたけれど、腕のいい鍼灸師は基本的にスピリチュアルなものだと思う。もう一つ通っている鍼灸院の先生は「自分は寝なくても働ける」と豪語し、昼間から深夜0時まで鍼灸院を営業している。そのあとは病院のバイトに行くと言っていた(私はUFOよりは身体の限界に挑む系スピリチュアルのほうが少し怖く感じる)。この世界の常識と呼ばれるものではない、オリジナルな人生観や謎の確信がないと、やってられないんだろうなと思う。まあ、それを金額に載せているタイプの人間には近寄らないほうがよいとは思うけれど、需要があるし20万円という値付けになるのも理解はできる。などと考えながら、1時間9000円を支払った。

ダッシュで家に帰り、シャワーを浴びて、また家を出る。ついについについに、彼氏との5ヶ月ぶり3度目の旅行がスタートだ。のっけから丸の内線の人混みに彼氏が酔ってしまう不運はあったものの、おおむね順調に、予定していた時間帯にアクアパーク品川につき、海の生きものたちを楽しんだ。資格試験と期末試験の山場を越えた彼氏は目に見えてリラックスしていた。食欲も戻ってきているらしく、体の厚みもここ数ヶ月の中では最も健康そうだ。よかった。

イルカショー中、彼氏がマスクをつけた。

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