「はみ出ている」と思うとき
フェムテックが嗜好品として売られてしまっている現状は、女性の間の分断が加速させているのではないか…という記事を読んだ。
「貧困女子」が今のフェムテックに思うこと
https://noisie-s.net/works/1059/
ヒオカさんはいつも彼女なりの視点で社会を見つめられるとても素晴らしいライターさんで、この記事はとても勇気のある提言だ。その上で、この記事を受けて私が思うことは、そこの「分断」の根本は、私企業の進めるビジネスとしてのフェムテックの市場規模がまだ小さいために価格がどうしても高くなるという問題というよりも、ベースとして日本の、ウィメンズヘルスに関する社会の理解と保障が軽視されすぎているという問題が根深いので、私としては後者が解消されるべきかなあと考えている。その上でやはりフェムテックを語る企業、論者は「ブランドバッグの代わりに卵子凍結」といった手つきでのプロモーションを金輪際やめるべきだろう。
さて、記事についての話はここで終わり。
ここからはいつかどこかで書こうと思っているが、まだパブリックに書くほどには煮え切っていない、自分の中の「疎外感」について考えた話をしたい。
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