ミュージカル【ゴヤ―GOYA―】とりあえず感想①

とりあえず感想①
と、タイトルにつけたのは、これは観る回数を重ねると絶対変わっていくなと思ったからです。

さて、このミュージカル・ゴヤ。
完全オリジナル日本初演、つまりは世界初演。オリジナルということで原作もない、となると感想を書くのは非常に難しい。
楽しかったー、素晴らしかったー、素敵だったーで終わらせたくないのは、観劇オタクの意地である(笑)
難しいのは、果たして私の感じたことは明後日の方向を向いた曲解ではないのか?という自信のなさからくるもの💦
それでも、初演だからこそ、こちらもきちんと向き合ってミュージカルゴヤの魅力と向き合いたい。

今のところ、4月8日の初日と12日のマチネとソワレの三回観た。

見比べて思ったのが、8日は皆さんかなり緊張していたのだろうと思ったこと。
8日と12日では、のびやかさが全く違っていた。
そりゃそうか、全くの初めてが観客に受け入れられるかどうか、自信を持って作り上げたとしても緊張しないわけがない。
そのせいだろうか、ぶっちゃけ初日は、面白いのだけど、どこか物足りなさもあるなぁと思った。
うまく言えないのだが、馴染んでなさを敏感に感じ取ってしまったのかもしれない。なんとなく歌詞が旋律に対して上滑りしてるような感じ。
12日の公演ではそれが消えていたので、私の耳が慣れたこともあるだろうが、気持ちが曲にのるようになったのではないだろうか。
楽曲については好みの問題もあるのだろうが、一幕にもう1つパンチのある曲が欲しかったかなぁと個人的に思う。
清塚さんはピアニストだからか、聴かせる歌が多いかなという印象。
私としては歌いたくなる曲が少ない。2幕のメインテーマは歌いたくなるけど。
これも、聞きなれてくると印象変わるとは思う。
曲全体はバラエティーに飛んでるし、綺麗な曲が多いし好きなんですけどね。

そして、これは私の問題なのだが、スペインの歴史に馴染みが薄い。
歴史オタクな方だとは思うが、フランスやイギリス、オーストリアに比べるとスペインと言えば無敵艦隊?くらいの知識しかない。
スペインという国については、堀田善衛先生の著書【ゴヤ】が非常に勉強になった(長いのと字がびっしりなので、まだ全然読めてないけど!)
ちなみに、日生劇場の売店に売ってます。

私がこんなご時世にでもせっせと日生劇場に通うのは、推し俳優の岡崎大樹さんが一年ぶりに舞台にたつからで、しかもめっちゃ踊るらしい(なんといっても振付が上島先生)という期待のもと。
もし、このnoteを初めてごらんになり、岡崎って誰やねんとなった方がいましたら、冒頭で翼くんが登場して階段を降りてきたときに、手をとって迎え入れる長身の人が彼です。

初日初見の感想が、とにかく踊る!踊りまくる!すげー、こんな踊る推しを観るのは初めてかもってくらい踊る。ダンスの種類も豊富、なんだこれ楽しいってなりました。
一年ぶりに舞台に立つ推しの姿見たら泣くんじゃないかと思いましたが、楽しさのほうが勝って泣きませんでした(笑)

この舞台、何が良いかってアンサンブルさんがきちんとアンサンブルという役をこなしていること。
当たり前のようで、これなかなか当たり前でもなかったりするんですよね。
以前通った虚無舞台とか、私が怒る筋合いではないかもしれないんですが、アンサンブルをバカにしてます???ということもあったんですよ。
【ゴヤ】は一人一人が、例え名前がないとしても、ちゃんと役として存在していて、それが舞台全体のパワーに繋がっているところが素晴らしいと思います。

いや、しかし、このかなりの運動量でマチソワの日もあるので、どうか皆様くれぐれもお身体には気をつけて欲しい。

もっと書きたいことは山のようにあるのだが、長くなってきたので感想①は終わり。
②に続く(予定)

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