エンタメ力と演劇力

7月は推し月間。
岡崎大樹さん出演の『クラウディア』と高橋一生さん出演の『2020』
全く違うようで、なんとなく通じるものがあるような演目を同時に観た。
なんとなく通じるものってのは、あくまで私の感覚なので、全然違うじゃないか!と言われたら、そうですねとしか言えないですが。

この2つの演目、奥にあるテーマに「人間の行く末」ってのがあるように感じた。
人間は破滅へ向かうのか、少しでも希望があるのか。

で、ぶっちゃけた感想を書くと、
『クラウディア』ストーリーめっちゃ嫌い
『2020』わけわかんないけど、めっちゃ好き
と真っ二つの感想になる。

しかし、楽しさでいえば、『クラウディア』のほうが、ストーリー展開に目をつぶれば、めっちゃ楽しかった。
ストーリーや台詞の言葉選びに共感と感動をおぼえたのは断然『2020』

そこで、なんとなくタイトルにした「エンタメ力と演劇力」という言葉が脳裏に浮かんだ。
どっちがいいとか悪いとかの話じゃなく、どっちかに突出したパワーのある演目は、自然と人の心を惹き付けるんだろうな。
好き嫌いは別です!(笑)
私は本来"演劇力"の高い演目のほうが好み。

昨日、途中中断した『クラウディア』の千秋楽を見届けた。
この演目は、とにかく出演者のパワーがすごい。中断を経て、こちらも感情が高ぶっているせいもあるんだけど、ものすごい熱気の舞台だった。
私は今回の岡崎くんのビジュアルが超好みで、初日観た後に即次の日のリピーターチケットを買ったわけです。
でも、どうしてもストーリーは好きになれなくて(苦笑)
それでも4回もみて(Twitterでめちゃ文句書きながら)
でも、岡崎くんの踊る姿がカッコ良すぎたから、チケット手放すなんて全く思わなかった。
ストーリーの稚拙さをぶっ飛ばすエンタメ力は抜きん出て素晴らしい演目ではあったかな。
でも、ストーリー嫌いすぎるのでツッコミを書きたい(しつこいけど、ホントに嫌いなんで)

千秋楽見終わったあと、私は相当、推しのことが好きらしいと改めて感じた。
嫌いな演目でも、嫌いな劇場でも、私を連れていく推しはすごいわ(笑)

あ、でも、昨日は推しの立ち位置ドンピシャ席で、踊る姿は真ん前だし、生声で歌は聞こえてくるしだったので、今ちょっとブリリアちゃんのこと好きになった(笑)
ブリリアちゃん、座席問題もだけど、音問題解決してくれたら、駅からも行きやすいしもっと好きになれるのに。

主演の甲斐翔真くんの最後のご挨拶が心に響いた。
「人は人で癒される」
演者からのパワーを観客はもらい、観客の熱意を演者が受けとる。
一方通行じゃないんですよね。
それを言葉にして伝えてくれる甲斐翔真くんは、真面目でいい子だなぁと感動して泣いてしまいました。

エンタメが力になるのは、昨日は心の底から感じて、帰り道ずっとご機嫌でした。

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