見出し画像

とじるの世界2.5周記 Vol.YY+1 モヤレ国境編(2024/02/27〜2/28)

【この記事のまとめ】
・事前にeTAの申請を
・モヤレ国境のイミグレオフィスは18時に閉まるので注意
・エチオピア側で使えるATM(大通り沿い)は1つのみ、国境から徒歩35分
・ケニア通貨は国境越えてすぐのKCB Bankで手に入る
・WiFiは近くのBISMILLAHI HOTELのレストランで使える
・ビールは近くのModern Restaurant and Barで飲める
・バスは到着地調べて決めるのがよさそう
・荷物汚したくない人は麻袋購入を

モヤレ地図。この記事では主にケニア側の情報を記載

2/26、アディスアベバから13時間かけて国境の街モヤレへ移動。
ケニアは直前にビザからeTAへと制度が変わっていたので、エチオピア滞在中に事前に申請しておいた。(申請→承認は半日ほどだった)
申請サイト:

https://www.etakenya.go.ke/en

事前情報だとバスがよく故障するとのことだったが、何事もなく無事18時少し前に到着。
そしてここで同じバスに乗っていたスーダン人の青年が仲間?になる(バス降りたら「君もナイロビ行くんだよね?」と言ってついてきた)
そこから歩いて国境を越え、ケニア側で一泊しようとする。

モヤレ国境。右奥の建物で出国・入国手続きを行う

ここで問題が発生。警備員にどこで手続きするのか尋ねると、今日はもう閉まった、明日朝8時に開くので明日また来いと言われる。
タンザニアシリングは国境で両替しようとするとかなりレートが悪いらしく、アディスアベバで殆ど使い切っていた。なので手持ちは750エチオピアブル(約2000円)のみ。しかもスーダン人の彼は100ドル札しか手持ちがなく、クレジットカードを持っていない。
仕方がないのでATMで2人分の必要なエチオピアブルを引き出し、後でケニアシリングで返してもらうことに。歩いてくる途中に3つほど見かけたのでなんとかなるだろうと思っていたのだが…

ならなかった笑
どのATMも国内カード専用で「あそこのATMなら使えるよ」と言われ次のATMに行くもまた使えないの繰り返し。結局30分歩いて5か所目ぐらいのところでカードは使えたのだが、今度はATM内の現金不足で引き出せなかった。

エチオピア側モヤレの地図。国境からATMまでが遠いのに、更に無駄足に…

ここでの選択肢は2つ。1つは自分の手持ちの10USD(最小単位)を両替して彼にいくらか渡し、ナイロビで返してもらう。もう1つは手持ちの750ブルでどうにか夜を乗り切る。
両替所を探しながら国境に向けて戻ったが、両替所が全く見つからなかったので、面倒になり750でどうにかすることにした。
国境近くの宿で値段を聞くと1人1部屋460ブルとのこと。これだと2人分は出せないが、2人1部屋だと600ブルにしてくれるとのこと。
これで手を打ち、セミダブルのベッドに2人で寝ることになった。
一応残りの現金でビール1本も買うことができ、彼の部屋代とコーラ代は持つことにしてなんとかエチオピア滞在を乗り越えた。

モヤレで泊まった部屋、1泊600ブル。男2人が寝るとぎゅうぎゅう…

翌朝、イミグレへリベンジ。
彼が朝イチ、7時半で国境に行きたいというので8時前にイミグレに着くも、まず8時半まで待たされる。更にビザチェックのみ(最初の写真の右手前の建物に入ってしまった)で出国手続きは別のところでやれとのこと。
改めて出国手続きの場所に行くも、職員が窓口に出てこず更に30分待たされる。
9時15分、手続き開始。出国・入国手続きの窓口は向かい合っているので、手続きが始まれば5分かからずに終わる。

イミグレを越えたあたり。いよいよケニアへ

が、ここでまた問題発生、彼がアライバルでビザを取ると言っていたのだが、直前にケニア政府がビザからeTAに制度を変更しており、アライバルでビザが取れないと言われていた。
しかも彼はクレジットカードを持っていないので、eTAの手続きができない。結局国境を越えたところにある旅行代理店のようなところで両替(ちょっとレートが悪かったらしい)、eTA(かビザ?)取得、イエローカード取得代行をしてもらって、ようやく入国できていた。

スーダン人の「彼」(右)、ケニアの後はウガンダ、ルワンダと移動し、数か月英語を勉強する予定とのこと。左は彼の友人のお兄さん

その間こちらは暇なので、ロータリーのところにあるATMで現金を引き出し、バスチケットを買い、国境付近でWiFiが使える数少ない飲食店の1つ、BISMILLAHI HOTELで時間を潰す。
BISMILLAHI HOTELは度々停電したが、WiFiは動画視聴がなんとかできるぐらいには速く、快適だった。しかも甘い紅茶が30シリング(31円)だったので、3杯飲んで100円しないリーズナブルさもよかった。
ただ凶悪都市ナイロビに着いた直後の移動を考えていなかったため、UBER使えるようにSIMを買っておけばよかったと反省。

WiFIが使えるBISMILLAHI HOTEL。Google Mapsの場所は間違っているので注意

バスチケットはロータリー周辺に数社あるが、料金も同じようだし今回は国境から一番近いモヤレスターのものを買った。出発は17時半、ナイロビには朝7時到着予定、お値段は2500ケニアシリング(2575円)。後で知ったが、200シリングは買う時に「ここで買うんだ」と(2mだけ)案内してくれた人の懐に入るらしい。案内人つっぱねたら2300になったかも。
ちなみに到着地はナイロビのイーストリー(ちょっと東側)。他のバス会社に中心部が到着地のものがあるとどこかの情報で見たので、中心部で降りたい人はそちらのバスを利用した方がいいかもしれない。

モヤレスターのバス。写真は出発直前のもの

ちなみに、ATMも現金両替も国境越えてすぐのロータリーにあるKCB Bankでできる。両替レートもかなりよかったので、タンザニアシリングはケニアに入る前に使い切ってOK。

2024年2月27日時点のレート(KCB Bank)。ATMで引き出しても1KES=1.03JPYだった

彼が合流し、バスを待つだけとなったので、近くでビールが飲めてWiFiも使える店を探してみた。WiFiは結局使えなかったが、近くのModern Bar and Restaurantでビールが飲めた。500mlのビン2本で240シリング(247円)

バスは定刻10分前にオフィス前に到着、荷物の積み込みが始まる。道中未舗装路がいくつもあって荷物が汚れるので、麻袋を買うのが通例らしい。200シリングと言われ、高いと思ってしまったので自分のレインカバーで代用してそのまま載せてみた。結果的に背面は多少砂で汚れたが、麻袋に入れないといけないほどではなかった(スーツケースの人は入れた方がいいかも)。

定刻より少し遅れて17時40分に出発。ここから検問ポイント9か所、ID確認3回のなかなか寝られないバス旅が始まる。
ID確認があった検問ポイントと休憩タイミングは以下
1)18時ごろ、空港近く。パスポート確認
2)21時半ごろ、パスポート確認
3)0時40分ごろ、パスポート確認、、地元の人は荷物確認もあった
4)1時半ごろ、30分休憩。ピザ1切れ100シリング(103円)

休憩を終えると朝6時ごろのナイロビ到着直前の礼拝タイムまで寝られる。
朝7時40分にナイロビのイーストリー地区で降車し、無事にナイロビ滞在へ移った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?