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シンプルにやってほしいことだけを整理することの大事さ(操作方法の書き方)

こんにちは、ITライダーのひら吉です。

シンプルにやってほしいことだけ整理しよ?

さて、VR向けのブログのはずが、今日もVRの話ではありません。

何の話やねんと思うかもしれませんが、最近、仕事でこんなことがありました。

みんながやる操作なのに、百科事典みたいなマニュアル渡されてもね(数百ページ)

hirakichi心の声

でも実際の依頼内容ってまとめると
・たかだか数STEPの手順
です。

え、なにこれ。
本当に無駄!
これはマジで無駄。
誰も幸せにならないじゃない?!

同じ操作を複数人やるなら、やる操作を整理してそこだけ抽出した方が良いです。
これは、元プログラマーの性でしょうか…?

特に操作する人数が多いほど、手順化は効果が大きくなります。

ちなみにうちの職場の場合、約360万円の節約効果の試算になりました。
・私が何をするのか迷いに迷った時間が2時間
・実際の操作時間は10分
・以上からマニュアルが存在することで節約できる時間は110分
・時給4000円として計算(※1)
・人数1000人が操作する作業とする
・4000円x1000人x110分/120分=約360万円

マニュアル作成費用がかかるにしても1日もあれば作れるものなので、かかってもせいぜい数万円です。誤差の範囲内ですね。

(※1)ちなみに時給が高い!と思う方もいると思いますが、前提として正社員の時給として計算しています。正社員の場合、従業員から見ると時給2000~3000円くらいで働く方が多いかとは思いますが、実際には企業が保険など裏で払っているお金もあるとされていて、会社から見た時給はその2倍の4000円として見積もりました。実際には3倍と聞くことも多いです。余談でした。

VR向けでも、過去にDynamic Boneの最低限の設定をまとめたりしましたねーーこれはそれなりに見てもらえたらしいです。

そんなわけで、サンプルを置いておきます。

考え方

基本的に、大中小でカテゴライズして、手順化すると分かりやすいですね。

大項目: やりたいことを俯瞰的な視点でシンプルに表現する
小項目: 実作業内容を、客観的に伝わるワードで記述する

ポイントは「シンプルさ」です。
感嘆表現、形容詞など、操作に関係ないワードは一切不要です。
読むほうは、文字が多くなるほど疲れるからです。

また曖昧な言葉もNGです。
例えば「大きい」ではなく、「N=10のとき」「N>=10」など、具体的な数値表現にすることで客観性が高まります

なお、これらは「手順を整理する」方法論であって、小説等では別です。
小説は楽しむことが目的なので、感嘆表現・形容詞が物語を引き立てるスパイスになります。

時と場合により、取捨選択して表現することが大事ということですね。

手順サンプル

  1. 2. 3. が大項目、(1)(2)…が小項目のイメージで読んでください。

1. 〇〇システムへログイン
 (1) ブラウザを開き、URL「〇〇」へアクセス
 (2) ページ上部のタブから [システムリンク] -> [〇〇システム] をクリック
 
2. 〇〇の設定
 (1) [〇〇](緑色のアイコン)をクリック
 (2) [〇〇〇〇]の部分までスクロールダウンし、〇〇〇〇横の時計マークをクリック
 (3) 左下のボタン「△△...」をクリック
   ・イベント:〇〇
   ・イベント理由:〇〇
   ・〇〇を選択する
      ・〇〇を選択する
 
3. 〇〇設定
 (0) 〇〇のトップページへ戻る
 (1) 上部の「ホーム▼」の「〇〇へのアクセス」をクリック
 (2) 入力したいフォームを選択
   ※フォーム名の一例
    20xx年度_xxx_〇〇設定
 (3) 追加ボタンを探し、追加を押す
 (4) 表示されるダイアログボックスに入力
 (5) 入力する枠の数だけ(3)(4)を繰り返す 
 (6) 「すべてを展開」を押す
 (7) 優先度近くの鉛筆マークをクリックすると、ダイアログボックスがたちが上がるので、各〇〇のパーセンテージを入力して、保存
 (8) 確定を押す
 
以上

まとめ

本当は全自動化されれば良いのでしょうけど、なかなかそこまでの道のりも長いので、まずまずは、手順化して、みんなで楽になりましょーー。

操作手順で長文見るのは私は嫌いです。

ぜひ、日常的に意識して手順化してみてくださいねー。

ひら吉でした。

サポートいただいてどうもありがとうございます! これからもVRの情報を収集発信したいと思います!