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Quest2を勝手にレビュー

アストネスさんから借りたQuest2を使ってみたよ!
勝手にレビュー。

※あくまで一個人の意見です。

※この記事は「VRを使ったことがある人」向けの記事ですので、そもそも「VRって何ができるの?」という方はこちらの記事をご覧ください。

・Quest2の総論:「VR機器としてコスパ良すぎるから、これからVR機器を買おうと検討する人には絶対おすすめ!」(笑)※PCVR相当の綺麗さは感じられたためゲーミングPCを持っていない人が、PCVRを体験したければQuest2は最適。

そしてレビューして気付いたのですが
「おそらくソフトウェアやハードのチューニングが追い付いていないからQuest2の性能を発揮しきれていない!」
と思っています。

例えば「メニュー画面」にしろ「はじめてのQuest2」アプリにしても、綺麗なものは綺麗で、これらはQuest2に特化したアプリだと思っています。似たような状況はQuestのときもあって、とりあえず「ハードをそれなりに出せる段階になったから販売」したのだと思っています。今後、ハードチューニングやアップデート、そしてQuest2に特化したアプリも販売されると思うので、今後に期待大です!(Questのときは、初期と比べていろいろ大きく変わったので、Quest2も進化するはず…!)

・サイズ

(左からOculus Quest2 / Oculus Quest / Valve Index)

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・箱のサイズw

(上からOculus Quest2 / Oculus Quest / Valve Index)

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・初期設定

 - Facebookアカウント連携済みなら簡単
 - Facebookを久々に使ったとか、最近アカウント作成した場合、Ban(アカウント停止(一時的/永久の場合がある))されるケースもあるようで、BanされたらOculus窓口に問い合わせをしてくださいね
 - こういうのはとても残念だけどQuest2の性能はとても良いので上手にfacebookアカウントと付き合ってください…

・重さ&頭への負荷:Questよりも軽めだけど

 - 持った感じで明らかに「Quest >> Quest2」(Quest2が軽い)
 - 重さは535g(同じ計りで計ったQuestは596gなので約60g減)
 - 軽くはなったが頭の負荷はやはり残っていて、Indexよりも負荷は大きく感じます(負荷は、重さよりバランスの影響を受けると思われ、カウンターウェイトがあれば改善されるかも。)
(エリートストラップはカウンターウェイトとして使える…かも)

・コントローラの重さ:Questよりやや重い

 - 150g(電池込み)※Questは135g(電池込み)
 - ただBeatSaberでやや激しめの曲をプレイしても、特に重いとは感じなかったし、疲労感も増えたようには感じなかった(2020.10.17追記:と思ったのだけど改めてQuestをplayすると「軽っ」と思ったので、やっぱりQuest2のコントローラは重いんだと思う)

・コントローラのグリップ

 - Questに慣れていると最初は握りづらいかも
 - でも1時間で慣れた!

・装着:わりと装着感が良い

 - 装着感が良い、ゴム紐だからだろうか?
 - 最初は装着が難しいが、数時間で慣れた

・起動:早い!

 - Questに比べて圧倒的に速い!(Questは数分、Quest2は20秒以下)

・眼鏡:きつい!多少押し込む必要あり

 - Quest2の唯一の欠点。「眼鏡が入らない」。
 - これはQuestでは問題なかった点なのでちょっと残念。
 - VRゴーグルを外すと、一緒に眼鏡が外れる(VRゴーグルに眼鏡が残る)

・Quest用のシリコンカバー:ちょっと厳しい

 - 一応使えなくもないが、Quest2がサイズダウンしたからか、少し余りが出てしまった(汗などを一切吸わないので本当はつけたいところ)
 - Quest用シリコンカバーはこちら

  https://amzn.to/358wNKO


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・画面:綺麗

 - 普通に「綺麗」です
 - 周辺視野もハッキリしている(Questは負荷低減のためぼかす処理があったりもした)
 - ただやはり「文字がにじむ」点は残る(Indexでは見られない)
 - 人には依るかもしれないが、感覚過敏な私からすると、総合してみて、Indexの方が上(でもIndexは14万円で、Quest2は3.7万円ですし。それを考えるとQuest2のコスパの圧倒的な良さに驚きです。Indexの方が上だけども、格段に上というわけでもなく「ちょっとレベルが1~2くらい上」くらいの近差だと思っています。)

・スピーカー:Questよりは良いと思うが

 - スピーカーはQuestよりは多少、立体感があるように聞こえた
 - それでもお値段相応、期待しすぎない方がいいと思う
 - イヤホンを使えば多少マシになるかも

・VRゴーグルの隙間から入る光:

 - Questよりも部屋の光が顔との接着面の隙間から入ってくる印象
 - しっかりと密着させると臨場感を上げられると思う
 - 2020.10.17追記:OculusGoの接顔フィットパーツがQuest2でもぴったり使えて、光の侵入をわりと防いでくれる!
https://www.oculus.com/go/accessories/

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ついでにこのパーツつければ、汗を防ぐQuest用のシリコンカバーもぴったりでした!
https://amzn.to/358wNKO

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・VRChatでのカメラ撮影:

 - VRChatでカメラ撮影をするとやはりボタンを押してから10秒くらいかかるのが長い
 - ゲーム内で撮れるとよいんだけどねぇ~…

・処理速度:

 - VRChatで見ていた感じ、JP Tutorial Worldで25人いても(カクツクものの)一応動いていて、たぶん、Questの15人くらいのときの負荷に近しいように感じた

・マイク感度:めっちゃ良すぎて周辺音を拾うという情報も見たがそうとも感じなかった

 - Quest2だらけの3~10名でワールド巡りをしたが、特に誰かの背景音が過剰に聞こえるということもなかった

・瞳孔間距離:私には合わなかった!目が変になる。

 残念ながらユーザを選ぶということか、これだけはどうしようもない。体の作りだもの。私の目が、IPDの外・中・内の外~中の中間くらいで、ちょっとだけヘッドセットがずれるだけですぐにぼける。この状態で続けると、目が変になるので、エリートストラップで全く動かないように固定するか(できるのか分からない)、もしくはQuest2を使わないようにするしかないよう。

・視野角の狭さ:普通

 - 不自然な狭さは感じられなかった(Questと似たような感覚)
 - 見えづらい場合、レンズの位置を左右に調整できるので多少は改善できるかも

・VirtualDesktop

 - BeatSaber(遅延の観点):明らかに前よりも遅延がなくなっていて、公式曲のExpert+が普通にクリアできた(Questではカットしたのにカットできな過ぎてプレイできず)。ただし、CustomSongsの超シビアな曲(Camellia系)だとちょっときつい。ぜんぜん切れない。微妙なずれが残っており、それがミスになるよう。(※これはVirtualDesktop経由でSteamのBeatSaberをプレイした場合の話であって、Quest2本体にインストールしたBeatSaberは遅延もなく普通にサクサク切れるので問題ないです。Link接続のSteamのBeatSaberも同じく問題なく切れる。)

 - VRChat:PC Worldを体験して見て、実はQuestと比較して、そこまで大きく綺麗になった・変化したようには感じられなかった。今後のVRChat側のチューンナップで改善される…かもしれない。

・Questユーザ向け:Quest向けのAmazonで買ったケースは普通に使えた(特にガバガバになりすぎたり、入らないこともなく、適度に収まる。)※2000円ちょいなので、公式ケースよりも安いと思う。

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・OculusLink

 - Questで使っていたAnkerのUSB3.0ケーブルは普通に使える(スムーズにプレイすることを考えるとUSB2.0ではなくUSB3.0のケーブルを買ったほうが良いです。)

・そしてOculus Linkで解像度設定を上げてみる

 - 解像度設定を開発者ツールで上げてみるとかなり綺麗になった
 - ただうちのPC性能の限界で大きくは上げられなかったため、誰か限界まで上げてほしい(笑)
 - Pixels Per Display Pixel Overriedが初期値0だと思いますが、1, 2と上げると綺麗になると同時にパソコンの負荷が上がるようです(うちは1が限界)→2020.10.16追記 少数使えるみたいなので、1.1とか1.2とかで微調整しましょう!

・没入感(現実を離れVR空間にいるという感覚)

 これはQuestの方が没入感を得られると思います。理由は「顔とゴーグルの隙間から入る光がQuest2の方が多い」「見える範囲がQuest2の方が狭い」という2点が大きいと考えています。ただQuest2は3.7万円、Questは5万円なので値段を考えると、Quest2の方が圧倒的に買いです。

・ゲームごと

・Questとの体験の大差は大きくない
 - BeatSaber, DanceCentral, Creed, NationalGeographiVR, YouTube, GunVR, RecRoom, VirtualDesktop
・Questよりも没入感やリアリティが高まった(VR体験の向上)
 - AudioTrip、はじめてのQuest2
・Questよりも負荷が耐えられるようになった
 - VRChat

・その他

 - Questよりも綺麗に写真、動画が取れる

ぜひ、Quest2試してみてくださいね~。

・注意点:利用にはFacebookアカウントが必要です。

レンタルのお試しはぜひこちらで!

購入は公式サイトやAmazon、家電量販店にて!

ストレージ容量2種類ありますが、ハードゲーマーでもない限りは64GBで十分な気がします(概ね1ゲーム1~2GBなので30本も買うかという話です)。

もしくはプレイ動画をたくさん撮りたければ、256GBでも良いかも。それでも64GBでも十分だと思いますけど。

おまけ:Quest2で普及するか?勝手に考察。

店長と奥さんの会話に「なるほどー」と思った。これは奥さんの言っていることがとても的を射ていると思っていて、VRを体験したことのない人にとって「VRのメリットと3.7万円を比較すると、たぶん、高いと思う」ということだと思います。

3.7万円あれば

・国内旅行に行けます
・ちょっと高めの調理家電を買えます
・1食500円の自炊だとすると80食分に相当します
・隣の田中さんとおしゃべりをするために、カフェに行くときに、コーヒー350円を飲む人は、100杯分飲めます(つまり100回のおしゃべりができる!)

ということで、これと比較して、VRのメリットがあるのか?と言われてYesと言える人は、少数派でしょう。

これがYesと言える人が増えるためには、簡単な話スマホを考えればよいわけで、スマホが月収2か月のアフリカの国でも普及する理由は、人が根源的にコミュニケーションを欲しているからだそうです。

だとすると、VRのコミュニケーションの自由度が上がれば普及すると思います。自由度と言うのは

・場所を選ばずどこでも使える
・どんな知り合いとでも連絡が取れる

だと思うのですが、そう「人の数が多いこと」から「人が増える」というのが逆説的なので、どう増やせばよいのかとても難しいのです。

ここは本当に地道にファンを増やしていったり、定着する人を増やせるために、いろんなことができるようになることが大事なのかもしれません。

サポートいただいてどうもありがとうございます! これからもVRの情報を収集発信したいと思います!