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VR(バーチャルリアリティ)に興味がある方へ

こんにちは、ひらきちです。VRを体験されたことがない方から、質問を受けることが多かったのでnoteにまとめることにしました。

VRとは?その将来性について

「バーチャル・リアリティ(英: virtual reality)とは、現物・実物(オリジナル)ではないが機能としての本質は同じであるような環境を、ユーザの五感を含む感覚を刺激することにより理工学的に作り出す技術およびその体系」(Wikipediaより抜粋)

 よくわからんですね(笑)元々、軍事技術の延長で作られた側面もあって、やはり中国・アメリカを中心に、イスラエルも得意なようです。

 現状「軍事用途」と「ゲーム」で使われているようです。一般向けには「コアゲームユーザ」を中心にゲームユースで広がっているのが実状です。

 しかし、最近開催された仮想空間上の「バーチャルマーケット4」では、「Audi」「ソフトバンク」「伊勢丹」「WEGO」「セブンイレブン」等々の有名企業も20社以上が参加していることから、バーチャルリアリティへの期待が高まっている点を感じます。(ちなみにWEGO、Audi、伊勢丹には「リアル定員さん」がいました。WEGOの店員さんは10-20代の女性が多いみたいですが、初めてVRを触ったものの、かなり好感触だったそうです。やはりそういう若い世代をきっかけに一気に一般に普及するかもしれませんね。)

 このバーチャルマーケットは元々、仮想空間上で使う自己分身「アバター」を販売する場としてスタートして、最初は数十ブース程度の小規模の物だったそうですが、わずか1~2年で、数百ブースの参加と、20以上もの企業の協賛と急な拡大の様子が見て取れます。

 なおアバターはこういうやつです。私はこの「シャムシール」というアバターを使っています。

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(参考)バーチャルマーケットについて。

VRの何がすごいか?

「ヘッドマウントディスプレイを被れば別世界へダイブできる」

 これがVRにすごいところ。周りが別世界になります。上下左右向きを変えるとその方向が見えます。360度別世界。この感覚は、試してみないと分かりません。

 コロナで自粛になった際に、VRは強かった。飛行機が飛ばなくても外国の人と普通に会話ができるし、英語・中国語・韓国語、普通にネイティブの声が聞こえてきます。これはコロナ前から何も変わっていません。

 コロナ後に世界が戻ると信じている人も少なくないと思いますが、私はそうは思わなくて「通勤電車に疑問」を持った多くの人が、リモートで働くすべを探すでしょう。その1つの手段としてVRは強化されていくだろうと考えています。具体的なビジネスユースだと「VR上のe-commerce」や「打ち合わせ」というところが典型的に使われるだろうと予想される分野でしょうか?

 でもVRは仮想空間、現実にはないような発想で未知の物を作っていきたいですよね。

VRで遊べるゲームのジャンル

 いろいろあります。

 フィットネス(BeatSaber(音ゲー)、卓球、ボクシング etc.)、景色を見るゲーム(Google EarchのVR版のようなゲーム)、VRSNS(VRChat、Lavendar、NEOSVR、cluster等)。

 ゲームなので当然、いろんなゲームがあります。Googleで検索してみてください。

VRは説明できないから質問する前に使ってみて(笑)

 VRは私も使う前は「ただの3Dゲームでしょ?」くらいにしか思っていませんでした。私が習う合気道でケガをしたのをきっかけにOculus Quest(オキュラスクエスト)というVRゲーム機を購入し、以降、ほぼ毎日使っていて、生活の一部となっています。

■Oculus Quest(64GB)

 私は上記のAmazonからOculus Questを買いました。64GB/128GBがありますが、正直、64GBでも十分です。なお、以下のOculusの公式サイトから購入することも可能です。

2020.9.17追記:Oculus Questは販売終了となりました。より安価で高性能なOculus Quest2が発売されたので、以下のQuest2を買うことをお勧めします。(※初回は予約生産と見られており、発売開始10/13後は、コロナの関係もあってか、おそらく入手困難な時期が続くだろうと予想されています。もし欲しい方は発売前の予約生産で購入することをお勧めします。)
※この記事は「Oculus Quest」での動作状況を元に書いていますが、原則、Quest2でも同様のことができるようです。

■Oculus公式サイト

https://www.oculus.com/?locale=ja_JP

 公式とAmazonのどちらで購入するのが良いという話、正直どちらでもよいと思いますが、私は「Amazonのポイントが溜まるから」という理由だけでAmazonで買いましたw(なお、時々、Amazonのほうが値段が高い場合もあるので、値段を比較して安い方を買ったほうが良いと思います。)

 ただし、そのOculus Questは一番安い価格帯にもかかわらず5万円もします。普通の感覚では「高い」です。でも私が買ったのは私が「無類のゲーム好き」だからです。VRゲーム機はやはりゲーム、ゲーム好き以外の方の購入はお勧めしていません。

 ですから最初は「レンタル」しましょう!お勧めはこちらの「アストネス」さん。VRゲーム機を中心にレンタルを行っていて、VRのとある界隈では超有名なレンタル屋です。

何を借りればいいか?= Oculus Quest2を借りて!

PC不要、スマホ+WiFiがあればプレイできる「Oculus Quest2」」を借りてください。

 実は今主流のVR機器は「PCVR」という種類のものがほとんどで、PCVRの場合「ゲーミングPC」が必要になります。ゲーミングPCは、普通のパソコンよりも「異様にグラフィック処理性能が高い」のが特徴になっていて、とても値段の高いグラフィックボードを積んでいます。このパソコンを買うだけで最低10-20万円はします。余程購入する理由がなければ高くて買えないですね。

 しかし!Oculus Questは(PCVRの機能も使えますが)パソコン不要で「スマホ+WiFi」さえあればプレイできます。

借りるのも高いなら「ゲームセンター/VR体験場」で遊んでみて

 体験できる場所で有名なのは「VRZone」。実は私も行ったことはないのですが(笑)

 https://vrzone-pic.com/

 また、実はVRゲームが導入されているゲームセンターもあります。

 ただしばらく、特効薬・薬ができるまではコロナの不安もあると思いますので、レンタルのほうが無難だと思います。上記で紹介したレンタル「アストネス」さんはしっかり消毒も行っているようですので安心です。

一番売れているのは「BeatSaber(ビートセイバー)」

 話は戻りますがVRゲームで100万本以上売れたソフトは数本あるそうですが、その数本の中でも飛びぬけて売れ続けているのが「BeatSaber」です。確か200万本は売れたそうで、そろそろ300万本いくという話のようです(2020.5.31時点)。

どういうゲームか?

 「前から迫ってくるnotes(ノーツ)を切る」

ただそれだけのゲームです。

 こんな感じで、前から迫ってくるノーツを、同じ色のセイバーで切るだけです(左手のセイバーが赤、右手のセイバーが青)。単純なゆえに楽しい。はまります。これははまります。腕をケガするくらいハマります。

 ご自身のOculusやSteamなどでつながっている友人と順位を競えるのも楽しいです。それらOculus/Steamのプラットフォームごとに、曲別に世界順位も出るのでやる気が出ますよね。(Oculus Questはユーザ数が少なくて、私でもBeatSaberで世界100位以内に入れています。)

ちょっとマニアックな話

 BeatSaberは、実は別のプラットフォームでプレイする場合、新たに購入しなおさないとある点だけが面倒です(クロスプラットフォーム対応していない)。つまりOculus QuestやQuest2向けに購入しても、他のOculus(Oculus Rift)向けには別に購入しないといけないし、Steam向けにも別に購入が必要になります。

 なお、非公式ですが、実質的な世界実力ランキングがあって「ScoreSaber」というランキングが海外の方が有志で作られています。

見てみると分かる通り、日本人の「Taichidesu」さんが一位ですね。この方のスコアは約12500pp(2020.5.31)。私がやっと3500ppなので、私の4倍くらいのうまさ。正直、想像つかないうまさです(笑)

 このランキングでppというポイントを稼ぐには「Ranked曲」である必要があります。Ranked曲は公式曲(最初からBeatSaberのソフトにインストールされている曲)にはなく、Custom Songsの一部のみが対象となっています。

 そんな感じでいろいろな楽しみ方ができて楽しいです。

コミュニケーションを取りたければ「VRChat(ブイアールチャット)」

 VRChatはVRSNSと呼ばれるものの一種で、これは自分の分身であるアバターを操り、他のプレイヤーに近づいて会話をしたり遊んだりするゲームです。VRでビジネスを語る場合、キーになるのはこのVRSNSだと思います

 バーチャルマーケットもこのVRChatというプラットフォーム上で開催されていて、いま、VRSNSの中では最もアクティブユーザが多いものとなっているようです。

 アメリカの会社が開発したゲームなので「すべて英語」という点だけが日本人には難点ですが、慣れれば何とかなります。英語話せなくても、メニューの単語を見ながらみなさん慣れている様子ですし。

 しかしアメリカの会社のゲームなのに「なんで日本人がバーチャルマーケット?」というのが不思議かもしれません。

 これ実はVRChat社の想定を覆すようなことが起こっているみたいで、元々VRChatは「いわゆる欧米的なよくあるキャラクターのアバターで会話することをメインとしたゲーム(失礼)」でした。日本の文化には合いませんよね。

 しかし、このゲームなんと自分で「ワールドを製作しアップロードができる」「アバターを製作しアップロードができる」んです。これを理解した日本人は、なんとゲーム制作者の想定を超える「超精密なアバター・感動を呼ぶようなワールド」を作り出したそうです。その結果、「ユーザの10%にも満たない日本人がVRChat界隈の文化を大きく変えてしまった」というのが実状のようです。おもしろいですね。コンテンツの力の大きさを感じます。

 そして、バーチャルマーケットについては、「世界最大のVR展示会」と言われているようで、ウォルトディズニーが称賛する等、もうなんだかすごいことが起こっている世界で、次のバーチャルマーケット(2020年末)は「グローバルを主体としたアバターマーケット」になるようで、今後の展開に期待が持てます。

 もしVRChatを使ってみたい場合、本当はVR機器があるのが理想ですが、SteamというソフトをPCにインストールし、Steam上でVRChatをダウンロード、そして起動することができればもしかするとお試しプレイができるかもしれません(ただグラフィック処理が重いので、普通のパソコンだとフリーズするかもしれませんがお試しください。)。

 VRChatだと最近、バーチャルホストクラブもあったりして面白いです。こういう用途だと本当に将来的に使えるかもしれませんね。

 いや、普段こういうホストクラブばっかりやっているゲームじゃなくて「これはレアな光景」なんですよ(笑)

 普段はもっと多人数で集まって雑談します。こんなにムーディな場所ではなくて、居酒屋や自然のワールドなどいろいろあります。

日本初のclusterもアツイ

 最近、日本で有名になってきた「cluster」もVRSNSで一段と有名になってきている印象で、特にコロナで身動きが取れなくなってからは、イベントが開催さているようです。大学の歓迎会もclusterで行われたと聞いたことがあります。

 このclusterは基本はVRChatと同様で「アバターを動かして人と話す」のですが、違う点として「PC/スマホを前提としている」点です。これはとてもよいことだと思っていて、普通はVR機器を持っていないので誰でも参加できる点が強みです。

 Webからアカウント登録すれば後はワールドに入って、そのワールドにいる誰かと話したりできますので、ぜひ試してみてください。

ではVRで会いましょう

 VRは説明できるものではなく、体験したほうが早いです。百聞は一見にしかず、学ぶよりまずは「体験」してみましょう!

サポートいただいてどうもありがとうございます! これからもVRの情報を収集発信したいと思います!