当たり前なんだけど(自分も含めて)みんな楽したい

「がんばるんじゃー」
「努力こそなんたらー」

のような話を聞くものの、従来人間、いや動物も「怠ける」のが基本な気がしています(笑)

なぜ怠けるか?

それは「生き抜くため」だと思っています。

つまり、生きるために自分を維持することが第一優先。自分を壊してまで働くというのはある意味、1つの現代宗教のような気がします。明らかに生物的に反する行動ですもんね…。

でもその前提には

「常に何かに対して気を張り続けなければならない自然環境がある」

という競争原理が前提にあるような気がします。

自然界だと、常に周囲に気を払い、命の危機があれば、すぐに逃げなければいけません。だから「怠ける」ことができたのなら、それはその生き物にとってのご褒美です。だってお休みできますもんね。

でもそう考えるとある意味、今の人間社会はその(命の)競争原理が薄まって、何もしないと常に「怠ける」状況になっているのかもしれません。それが動物の本能だから。

大事なのは「怠ける」と「がんばる」のバランスかもしれません。

怠けすぎなら何かに精を入れるようにするほうが良いし、何かに力を注ぎすぎなら怠けるべきです。


ただ現代社会で難しいのは「正しくない精の入れ方」もあるように思えて、これをがんばっても、全然意味がありません。

正しくない精の入れ方というのは、社会的な暗黙の了解事項(日本であれば「がんばれば評価される(中身は問わない)」)ような話です。

例えば今そこにある「Excelを埋める仕事」「コマンドの一覧に沿って人が手入力する仕事」というのは何のためにやっているんですか?と思いませんか?

もちろん意味がきちんとあるものもある思います。でも例えば「コマンドの一覧」は「シェル」に書けば一瞬で終わります。不要なパワーを注いでいます。これは「シェルという技術を知っていて使えるかどうか」がキーになります。

また、Excelを埋める仕事ももしかすると、誰かがシステム上、最初からExcelを出力する設計をしていれば本来不要な仕事だったのかもしれません。これは上流工程でシステム設計ができれば、大した追加コストもなくできる話だと思います。

こういう話は実は戦争中にもあったと思っていて、とあるビデオを見ると、パールハーバーを襲撃した日本の飛行機は、飛行機の性能ではなくて、過去10年戦い続けてきた操縦士たちの特異なる技能によって達成された側面もあるようです。それに対してアメリカは、その後、人によらず誰にでも操作できる戦闘機を開発しました。お分かりですよね。新幹線と徒競走をしても勝てないように、技術的に大きな革新があると、太刀打ちできなくなるのです。(勝敗に関しては物量戦で勝ちようもないという話の方が大きいですが)

ただExcelにしてもコマンド一覧の仕事にしても戦闘機にしても、これは現場ではかなりがんばっています。でも技術革新はいつの間にかやってくる。やってきたときにそれをキャッチアップできるかどうかが大事です。誰も知らないと、新幹線に相当する新しいテクノロジーは知らないまま、のほほんと暮らしているといつのまにか収益が落ちている状況に陥るのが今の社会です。

実は少なくとも今の日本においては、この新技術をキャッチアップする層としない層で格差が開きつつあるように思えています。

この技術というのは最近ですと

・金融リテラシー
・ITリテラシー

等が主になるようにとらえています。もちろん10年後は全然違う状況になっているので常にキャッチアップすることが大事。

ちょっとやばいと思うのは、日本が海外に比べて、キャッチアップが全体的に遅い点です。

海外だと転職しつづける文化があるからか、「定時で終えて、時間外は必要に応じて勉強を積み重ねる」のも多いようです。アメリカで働いているドイツ人のお友達は、大学の頃からの友達ですが、ずっと大学の頃から「音声認識」の道でのキャリアを進んでいて、僕も「ドイツで音声認識プログラマーの仕事しないか?」と誘われたこともありますが、さすがに「外国」かつ「音声認識の仕事をしたことがない」ので断りましたw いきなりは無理です。だからやっぱりこういうチャンスをつかめるように常日頃から勉強しておく必要はあるなぁと感じてそれ以降はいろいろ勉強するようにしています。


なんだか話がそれすぎて、全然楽する方の話になってない…(笑)

結局のところ「がんばるところは頑張る必要があるけど、楽するところは楽しよう」というのが結論な気がします。

つまりポイントを絞って力を注ぐ。がんばってExcelを作ったり、完璧なコマンド一覧を作るよりは、金融リテラシーや最新IT技術を試す方が僕は生産的だと思ってます。

そんな

・金融リテラシー
・ITリテラシー

で得意なものは知り合いに布教したいなぁと思う今日この頃です。

みんなハッピーに生きましょうw

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