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崩壊スターレイル 開拓クエスト『愚者は二度ベルを鳴らす』の感想-星と約束、交わらない道

ピノコニー編の終わりがおもしろすぎてずっと考えてしまう、サンデーのこと…………
そういう感じの感想です。

「週休7日」、強すぎ

■最大の「敵対者」となるサンデーの思考プロセス、背景、感情の開示

『週休7日』があまりにパワーワードすぎるんだけど、サンデー本当にめちゃくちゃ説明してくれる…というのが最終章を通した一番大きな印象。
しかも「この歴史は複雑すぎるので寓話の形でお見せしましょう」とか「社会制度で例えるなら」とかできるだけわかりやすく伝えようとしてくれる。
2.1までだと謎が多いというか、見えない部分が結構あった気がするんだけど、最終章にきて一気にすべてを開示してきた…………そして懇切丁寧に開示された分、

「すみません、ロビン。アナタにだけは…すべてを知ってほしくなかったのですが。残念ながら、願いは叶いませんでした。」

のしんどさも増す。この感想文の後の方に書いているけど、お互い道が交わることがないと確信に近い予感がしているから、ロビンには説明しないし安全圏にいてほしいお兄ちゃん…………
サンデーは「計画は変更になりました」と言っていたけど、ロビンに伝えていなかったこともロビンの声の不調のことも最初からサンデーは自分ひとりで楽園を管理するつもりだったからで、自分の理想がロビンに受け入れられることはないとわかっていたからなんじゃないかと思う。

「ワタシがやろうとしていることは1つだけ…それは星神が存在せず、ただ『秩序』のみがあり、すべての人々の尊厳と幸福を受け入れられる、ワタシたち人間だけの楽園を創り出すことです。」

(そういえばここの秩序は星神の「秩序」じゃないから『』でくくられてるんだね)
→大劇場入ってからたくさん話聞いたけど、改めて最後のまとめまでしてくれるので『結局何の話してたんだっけ…?』にならない。親切…
「なぜサンデーと戦わなければならないのか?」をじっくり見せられたあと戦わされたの、2.1のアベンチュリン戦と逆パターン感(アベンチュリンとはどうして戦うんだかわからんまま始まって終わった後に明らかにされた)。
あのサンデーの心を見せられるくだりもあったから、『目的』だけでなくて『なぜその結果に至ったのか』もちゃんと理解できた。
「 『強きを以て弱きを助ける』という強い信念のもと活動していたロビンが選択を誤った人間によって傷ついたから」、つまり家族が危険に晒されたからってサンデーのすべての説明の中で最も個人的な部分だけど、それが最も反論が難しく、重要で、決定的な要素だということも理解させられた。
つらい。

「さあ、何か主張があるのなら――それをワタシに示してください。」
「アナタたちの楽園がより多くの人を救えるのなら、その手でワタシの進む道を絶ってください。」

サンデーが『対話を大事にしている』ことと『多くの人を救うにはあらゆる困難に真正面から打ち勝てるような強さがあるべきだと考えている』こともこの章の中で何回も出てくる。本当に真摯に世界を救おうとしていて、だからこそぶつかるしかない…。

■問いと答えを繰り返す構成

Ver.2.1のアベンチュリンまわりでもそうだったけど、
ただサンデーの言い分についてサンデーから語られるだけではなく、同じくらい残酷な世界を見てきてそれぞれ背負うものがある、さまざまな立場の人物と議論をする形式でものごとの長短が整理されていくという形式がよかった!
物語の外から「あなたたちもっとちゃんと話し合って!?」と思う隙がなく、サンデー自身が「どう頑張ってもお互いを納得させることはできないようですね」と結論づけるところも、悲しいことにだいたい同意できてしまう。だって本当にお互い頑張ったし…

いよいよ決裂という場面ですごく悲しそうなサンデー

なおかつ「争いをしたいわけではないが、己の正しさと強さを示すために正々堂々とした勝負を望む」というサンデーの人物像の開示があるので、これほど丁寧にやりとりがなされていることに「説明くささ」がない。

「言い換えれば…これは「逃避」だよ。」

→ホタルのこの台詞に対してサンデーが「逃避は恥ずべきことではない」、と一度正当性のある回答を返した上で、

「だからあたしは…人間が自分のために選択するのは当然のことで、生まれつき持っている権利だと思う。」
「逃避は弱者の本能かもしれないけど、誰が弱者なのかは…他人が決めるべきことじゃない。」
「あたしは…自分が弱者だとは思わない。」

→ホタルとしての意見かつ、物語の読み手としても納得できる「サンデーの方法の欠点」が提示されて、
 私たちは彼を止めなければならないということを理解する。
 でもサンデーはサンデーで、小鳥・密航者に対する選択や「ロビンが命の危険に晒される」という決定的な事件から、
 おそらく「それぞれの裁量に任せているから管理すべき弱者が管理されないのだ」という反論があり、
 ホタルの強い意志とは絶対に相容れないであろうことも察する…つらい……
最終章に限らずピノコニー編全編を通して問いを繰り返していて、
そのひとつひとつの答えがこの夢の地や関わる人たちが前に進むためのヒントとなり、
招待状=物語の始まりの質問である「生命体はなぜ眠るのか?」 という質問へ、
主人公が「それは…いつの日か…」 「夢から覚めるためだ!」と答えて最終決戦が終わる、
すべての質疑が収束していくような構成がすごく綺麗だった。
そしてそれが主人公の独りよがりではなく、色々な人と一緒に考えて主人公が出した答えで、
過去の開拓者と同じ答えだった…ということもとっても良くて、つらすぎるながらもサンデーの敗北に納得できた。
でも本当にしんどい。
サンデーの「弱者に決して見失うことのない永遠の救済を」という理想に対して、
ロビンやホタル、開拓者、丹恒、姫子…はっきりと反論する人たちは一般人から見るとすごくメンタリティが強靭で、
ともすれば「そういう特別な人たちがする選択」のように見えていたかもしれない。
だけど、お互い一方的な全否定ではない反論をとても丁寧にしてくれたから、
この後の「すべての人の目覚め」へ自然な流れができていたと思う。

■物語を変えるのは一部の強者ではなく、夢に沈んでいたすべての人々

「人間には強い人と弱い人がいるけれど、「開拓」が英雄の使命であるなら、「調和」の責任は強気を以て弱気を助けること…ピノコニーの救世主は、ピノコニーの人々自身でなければならないの。」
「それぞれの幸せも、道も、彼ら自身の手で切り開くべきよ。私はナナシビトではないけれど、必要とするすべての人に、空へ飛び立つ勇気を伝えたい。」
「もちろん、その中には兄様も含まれてるわ。エナの夢は…兄様にとっても、すべての人にとっても、あまりにも残酷だもの。」

→きっかけを作ったのは「英雄」のみんなだったけれど、サンデーが「もう少し時間をかけて考えてみてください」と言っていた 「人が生まれつき軟弱ならば――弱者はどの神から安寧を得ればいいのでしょう?」という質問に対して、
ロビンや黄泉が
「ピノコニーの人々は自分自身が救世主でなければならない」
「人は窮地に陥ったときに自己救済を選ぶ」
という答えをちゃんと出していたところ、『とりあえず現状は良くないから』ではなく、『こうして生きていくんだ』という未来を感じて
行動理由としてめちゃくちゃ腑に落ちた!
開拓者の夢で『すべての人がピノコニーの未来を考えて動く』理想的な結果では力のある機関がピノコニーのために尽力してくれる…
という感じだったけど、現実では『まずピノコニーのすべての人々が自分やこの地の未来を考えて動き始める』と始点が変わっていて、
良い意味で現実で夢が叶えられ始めたんだなと思えた。

「そして…ワタシたちがピノコニーの未来を決める死闘の地でもある。」
「なぜなら、ワタシたちの目標は一致しており、どちらの努力する信念も同じ重みを持っているからです。」
「信念をもってこそ、ワタシたちはこの世界に真の幸福をもたらすことができるのですから。」

ロビンの答えはサンデーのこの台詞とも対のようになってるように思える。
ロビンは弱者も強者もそれぞれひとりひとりの選択や信念に同じ重みがあり、そのすべてがピノコニーの未来を決める要素だと考えているから。

ホタル
「だからあたしは…人間が自分のために選択するのは当然のことで、生まれつき持っている権利だと思う。」
「逃避は弱者の本能かもしれないけど、誰が弱者なのかは…他人が決めるべきことじゃない。」
「あたしは…自分が弱者だとは思わない。」

姫子
「あんたは間違ってるわ。人間が尊厳を持って生きるには、どんな人物や物事であろうと、彼らの上に立つべきじゃない。」

開拓者
「開拓」は
かつて至れなかった道を行き
さらに遠くへ向かうこと…
ミハイルが夢見たピノコニーは
「秩序」なんかのものじゃない!

黄泉
「だが、私は信じているんだ……
たとえ人間の弱さゆえに彼らが歩みを止めたとしても、本当に前に進めなくなった時…人は必ず自らを救おうとすると。」
「耳で聞き、手で触り、頭で考えることで、感じ取れるものがある。それを大切にして、感じることで、私たちは存在できる。これは「虚無」を前にした人間の出せる唯一の答えだ。」

丹恒
「お前は高尚な人間だ! 過去に縛られるな!」

ロビン
「兄様に聞こえているのはみんなの心の声よ…ここは彼らの望む楽園じゃないの。」
「兄様…人間の弱さは他人に救えるものじゃないわ。」
「もうやめて…私たちが約束した楽園は、「秩序」しか選択肢がないわけじゃないわ!」
「本当の幸せは、「虚無」を前にしても屈したりしない…それこそが人間の正しい生き方なの!」

と、それぞれ少しずつ異なるけれど方向は同じ意見が重なって「秩序」の夢を打ち砕くので、
ただ力に力で対抗するだけでなく「サンデーのやり方は間違っている」証明をきっちりして終えるのが物語として綺麗だった。
短い言葉だけど丹恒の「過去に縛られるな」の重みよ…
そして前段でサンデーの苦悩やここに至るまでの道筋がわかっているから勝者としての責務もしっかり背負わせていった……。

■兄妹の約束と「星」

「夢の主」と会話した後のサンデー:ワタシは空高く飛び、天上の太陽となる。
「ハルモニア聖歌隊」ディエス・ドミニ:ですが、人々は依然として進むべき方向がわかっていません。ワタシは空に輝く唯一の星となり、彼らを導かなければ。

→最初に読んだとき「孤独な覚醒者」の象徴は「太陽」なのかと思ってたらハルモニア聖歌隊戦では「星」だったので若干ひっかかった。
「白い鍵盤を叩くと太陽が昇り、黒い鍵盤を叩くとが昇ります」
「こうして昼と夜ができました。これが2日目です」※幕前劇
→単純に昼と夜それぞれに輝くものという話だったらここで「太陽」と「月」って出てくるし…?
まあ北極星とかシリウスとか「目印になるもの」の象徴っぽいし…ってそのまま読み進めたら夜空を見上げて約束をする兄妹の会話が出てきて急に納得した。サンデーが守りたい約束は「夜空でという幸福が永遠という時間を照らすこと」なんだ…!
でもさ…唯一の星じゃないって…空にはたくさんの星があるべきだって…ロビン言ってたじゃん………
Tipsも「妹との約束を守るために彼女とはまったく異なる道に足を踏み入れた」的な説明になり、非常につらい。


3幕後「昼と夜は対等でしょうか?」
最終決戦後「やはり夜は…短すぎる……」

→これここで回収されるんだ…になったところかつ咀嚼しきれていないところ……
 でもピノコニーって昼も夜も関係なく夢境に入るからあまり意識していなかったけど、
 やはりサンデーの認識としては夢を見るのは「夜」で、星(こうふく)が照らせるのも夜空からだけなのかもしれない。
バージョンタイトルは『涙は目覚めの後で』だけど、地へ落ちてゆくサンデーを抱きしめるロビンは世界が目覚めるその瞬間に涙を流し、(ギャラガーに「棺桶に入るまで涙を見せない」と言われた)サンデーは最後まで涙を見せる描写がなかったのが印象的だった。

■あったかもしれない予感と、ロビンの強さに対するサンデーの心持ちの変化

開拓クエスト終了後に発生する「大劇場でサンデーの手がかりを探してロビンに渡す」任務、羅刹寄りだったサンデーの安否を限りなく停雲にしてきつつどれだけ彼がロビンのことを想っているかやロビンの強さを補足してきて情緒ぐちゃぐちゃ!!!!!
週ボスドミニ行きたくないんですけど、しんどすぎて…………

これもちょっとまだ整理しきれてないところ。
大劇場で拾うこの「手がかり」、幕前劇の最後と同じ内容なんだけど、「秩序」の夢から覚めた開拓者をはじめとしたすべての人々に倒されるサンデー、そしてその時歌ったロビン、この話の流れとほぼ同じでは…
歴史としてエナが死ぬところを描くのはわかるけど、ここの流れって「秩序」の楽園が否定される理由にならないのか…?「この期に及んで、まだ 「秩序」が全宇宙を操り人形に変えようとしているだけだと思っているのですか?」って言ってたから、あえて過去の失敗を見せてるのか…?
って少し疑問に思っていたんだけど、誰よりもロビンの強さを知っているサンデーは彼女が自分と同じくらい絶対に引き下がらないこと、どれだけ鳥かごに閉じ込めようとしても飛び立っていってしまうことを予感していたのかも…?暁の星……

「勝者には勝者の義務がある。ワタシにとどめを刺し…空へ羽ばたきなさい。」
「本当は…一緒に空へ羽ばたくはずだったのに。」
「…」 「ワタシも…そうなることを望んでいました。」

→ふたりとも一緒に空へ帰りたかったんだよォ~~ッ!!!泣泣泣泣
あまりに高潔で諦めないロビンのことサンデーはずっと心配していたし危ないところに出てきてほしくなかったのだろうけど、自分の最大限の力を仲間と一緒に退けて最後には空に飛び込んで抱きしめにきたロビンの強さを見て、
今度は彼女を決して閉じ込めてはおけないというひとつの観念だけではなく、これだけの強さがあるのだからきっと彼女は大丈夫だという少しの安心があった…らいいな……
だってこれから永い間のお別れなのだから、ロビンの傍にいられない心配が少しでも和らいでいたらいいなっていう、もう、祈りでしかないけど、たのむ……。

■兄妹が決定的に道を別つまでにある「相容れない」描写

「その幻覚は甘すぎて、ただの夢であるとハッキリと気付かせてくれたわ。」

→「ボクたちも雛を空に戻してあげないと…そう思わない?」
と提案してくれるサンデーの夢を見たロビンのこの台詞、あまりにも悲しかった…………
彼女が見る甘い夢、再会したあとからうまく二人で歩んでいく夢ではなくて、幼い頃からのどうしようもない考え方の違いから解消される夢なんだ……
隠し任務でも「再会した瞬間から感じていた」って話しているし、いつのどの行動がどうとかそういうレベルではなく、お互いがお互いらしくいる以上どうしても避けられない別離だった描写が丁寧にされており、本当につらい。
サンデーが過去の選択を開拓者たちにも考えてもらうときに「異なる選択をしたところで良い結果になるわけではない、これはそのような点の問題ではない」って話が出てきていて、二人が手を取り合い同じ道を歩む未来を絶対に見させてくれない。
めっちゃラブ&ピースでハピネスな二次創作をするとして、幼少期ですら「ハーモニーピジョン」の時点で既にふたりの考え方は一致しないことが明示されているからそういう逃避すら難しい、うう……。
「どこかで話し合っていたら避けられた未来だった」という後悔が無意味だからこれ以上傷つかないで良いし、
最初から2人には可能性すらなかったことがあまりにも悲しい事実でもある。つらいよ~~~

ロビン「その星があるのが…永遠に孤独な闇夜だったとしても?」
ディエス・ドミニ「ワタシたちが孤独でなかったなら、なぜ別々の道を歩むことになったのでしょうね……?」

→サンデーにとって自分が「孤独な覚醒者」になるという代償が「取るに足らないもの」というのは(意図的な)嘘ではない、
 なぜならサンデーは自分が最初から孤独だと感じていて、その形が少し変わるだけだから。
 だけどロビンはサンデーとは同じ道を歩めないことを予感しながらも彼は孤独ではないと考えているから、
 「孤独な覚醒者」になることは彼にとって残酷だと話しているんじゃないかな。

 「彼女の兄であるワタシは、「秩序」に歌を捧げることが彼女の本意ではないことを知っています。ここにはワタシがいれば十分でしょう。」
「フッ、君は子供の頃から賢かった…その行動がどんな代償を支払うことになるか、きっと理解しているのだろう。」
「これを「裏切り」だとお考えなのでしたら……」
「天に2つの太陽はいりません。必要ならば、ワタシが太陽を撃ち落します。」

サンデーが「夢の主」に話しているこの台詞も切なく見えてくる。サンデーが「知っている」のと同じくらいロビンはサンデーが孤独になることを本意としないし、サンデー本人にとって残酷であると思っているんだよ…
2人とも、一緒に空に羽ばたきたいという願いと、そうなることはきっとないだろうという確信を持ちながら過ごしてきたのか……。

■少しだけ夢見てくれるバーテンダー、ギャラガー

ロビンはあんまり言われてない気がするのにサンデーはやたらと羽の話をされているような…

一方でギャラガーは「このクソみたいな「運命」さえなければ、俺たちは一緒に笑い合えていたかもしれない。」って
少しだけやさしい『もしも』の話をしてくれる。
兄を傍で見てきたからこその寂しい予感を持ちながらも覚悟を決めて前を向くロビンの強さも、第三者としてサンデーの善性や決意を見出して仲間になれる未来を想像してくれるギャラガーの柔軟さも好きだ…

■「人々の願いが同調したときに現れる」を逆手にとってちゃんと勝つラスボス戦

ピノコニーの人々の「夢から抜け出したい」という心の声が不協和音として広がっていき、人々の願いが調和されているときしか現れないハルモニア聖歌隊を乗っ取っているサンデーが倒される…という流れ、サンデーとハルモニア聖歌隊の力の強大さを描いた上でしっかりその弱点を突いて勝っていたのでラスボス戦がふわっとせず良かった。

この皆の気持ちに助けられるやつ稲妻のラスボス戦でもあったな、やっぱり熱い展開だ…と思ったのですが、
「ひとつの願いが反転することで秩序を破壊する不協和音になる」
「それぞれ異なる願いが集まっていきひとつの力になる」
って意味合い的にはまったく違っておもしろいな〜となった。
たぶん黄泉の斬撃と夢想の一太刀のこともあって稲妻を思い出したんだと思う。雷電は3rdの方のお名前だろうけど…

ちなみに全員強制的に夢に沈ませる計画の話が出たあたりで最初頭をよぎったのは無限月読とサスケの「革命だ…」(他を団結させるために世界にただ1人の敵になろうとする)だったんだけど絶対同じ人いるよね

■サンデー実装を待っていたオタクは泣いた


あまりにも美しい退場をしてしまったがゆえに「その赤錆っぽいシミ、頭のわっかの錆とかってことにしてくれませんか~~~~!?!???!??」 「最初に実装しておいてもよかったんじゃないですか~~~!?!?」って暴れるのもはばかられる…
でも夢境から現実に出てこられない上におそらく解釈の余地なく役目を終えて眠ってしまったので一切の可能性がないミーシャがプレイアブルで実装されてるの、たぶんサプライズしたかったんだろうけどそれアリなんか?とはちょっと思っています。
かわいいからしかたないか…彼は俺たちの夢、グラブルのアナザーとかフーちゃんみたいな枠なんだ……。

■『ギャラガー』の死

「俺もすぐあんたのとこに行くことになるだろうよ、じいさん。」
「そしたら、地獄でまた一緒に晩メシを食おう…」

正直ストーリー読んでいるときはあまりギャラガーの「成り立ち」から「死」までを飲み込めてなくて、Tipsの「最期まで〜」を読んで彼がもういないことを理解した。
そういえば虚構歴史学者がつくりあげた人物であるギャラガー(演者はピノコニー)、現実世界には登場してないのか……?
役目を果たしてドリームリーフで消えていったとするとギャラガーもミーシャと同じ枠になるんだけど、停雲とミーシャとギャラガーと羅刹で「おれらの幻覚」パーティーができるようになっちゃったな…

■丹恒と景元の共闘


夢か〜〜〜い!!!!!
ブートヒルの「一生に1回しか使えねえんだぞ!?」と結盟玉兆もう使っちゃうんだ!?というプレイヤーの驚きにはっきり「俺の仲間も一生に一度しか得られないんだ」って返したの2重の意味でおお…!てなったんだけどあれ、夢だったんだ…
でも「丹恒が仲間を案じるあまりさっさと結盟玉兆を使おうとするのは夢だからではないです」というのまでさらっと見せてくれたの親切設計だった。ラストエリクサー症候群とかまったく縁のない男、丹恒。
 観る前はあんなに「ヒエエあんなの見せられたらどうなっちゃうんだ私は…」ってなってたのになんか知らんけどオタクの願望をかっこいいムービーで見せてもらっただけだった、草
 共感覚無夢境の話があったから、丹恒も基本的に同じ夢を見ていた(開拓者視点+丹恒視点のとおり)のだと思うけど、ロビンのことを考えると何か他の「綻び」を見させられた可能性もあるかな…?

ブラックスワンが「(ミーシャを除き)実際に起こったことなんでしょうね」とは言ってるけど、
一生に一度しか使えない結盟玉兆がまだ使えるらしい以上、起こっていないことのはず
丹恒ににこにこの列車組、かわいい


嘘エンドロールより前の話だけど、ブラックスワンが話してたのは「司令レベルの力を持つ者同士の衝突」ってことでいいのかな?
景元が司令という話、たしか公式では名言されてなかった気がする。

■ホタルと刃の会話

刃ちゃんピノコニー編出番ないのにでっかいポスターにドンといるのなに?て言ってたらここで出たか〜
飲月のことが関わらなければ、無口だけど同僚に振られた会話にはちゃんと返すし相手の願いが叶うことを祈ることもする、仕事仲間としては意外と付き合いやすそうな人なんだよな…というのを再認識するシーンでよかった。
刃ちゃんが運転免許持ってる話で教習受けてるとこ想像したりしてたけど、免許証の名前どうなってるんだ?

■微妙に気になった変な改行

「ハルモニア聖歌隊」ディエス・ド
        ミニ

ミニで改行されているせいで見るたび一瞬ちっちゃい方のミニだと頭が認識してたので1行にするかディエス〜から改行してほしかった
ぬいぐるみ出たらミニちゃんって言ってやろ!と思っているけどどちらかというとからくり人形付きオルゴールみたいな方がいいな…いや辛いから欲しくはないな……何の話?


とにかくラスボスであるサンデーまわりの描写がすごく充実していたし綺麗にまとまっていて良かった分、ほのぼの兄妹二次創作でさえ「この二人は信念がどうしてもぶつかってしまうんだ…そして二人もそれを理解しながらほんのひととき一緒にいる時間を愛してもいるんだ…」という切なさから逃れられない。

それでもいい、いっそver2.4あたりでいきなり水着で実装されてもいいので元気でいてください。死ぬな…………

ひらき


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