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中国古典の易経を学んでいます。1

易経を習っていると言うと、「え?なに?占い?」と驚かれます。

わたし自身にその手の≪スピリチュアル的なもの≫がまったく見当たらないせいなのか、とても驚かれます。その反応が大きくて、おもしろいぐらいに『易経』に興味を持たれるのを感じる瞬間があるせいか、「易経習ってる」と言いたがり体質になっていて、こうしてnoteに書いています。

易経に興味を持ったきっかけ
開業15年目の社労士事務所をこじんまりとしています。
企業の顧問社労士として、人事労務に関わる相談や社会保険労働保険の手続きの代行や給与計算の代行をしています。単発のスポット業務で多いのが、顧問社労士がいない企業様からの労務トラブルのご相談です。気づくと労務トラブルの真っ只中にいることが増えたときに、怒りをコントロールする心理トレーニングであるアンガーマネジメントを習いはじめました。
また、世の中の多くの人に「コンプライアンス」という感覚が備わってきているのに、今までの慣習や考え方、ひいては経営状況に大きく影響しそうなためにグレーな対応を取らざるをえずにやり過ごしてきた使用者サイドとの軋轢。ここの感覚の差から生じてしまったトラブル。そういうものに振り回されている社長さんたちのザワザワした心に触れたとき、その≪ザワザワ感≫を和らげてあげたいと思ったことがきっかけです。(若干オブラートに包みまくって書いていますこと、ご容赦ください。)

そんなことを解決できるのではないかと易経の学びが開始しました。

易経は四書五経※のひとつである中国古典です。毎朝お願いごとに行っている松陰神社の吉田松陰先生は子どもの頃から四書五経を勉強したと聞いたからでもあります。

易経は
中国最古の哲学書。
古代中国の君主がこぞって学んだ帝王学の書。
**
「君子占わず」と言われているように、占いに頼ることなく、
易経という書物から、
時の変化の兆しを察する洞察力や直観力**を身につける力をつけなさい。易経に書いてある『変化の法則』を知れば、自分自身で出処進退を判断できるんだよ、という教えです。

四書五経(ししょごきょう)
四書は「論語」「大学」「中庸」「孟子」
五経は「易経」「書経」「詩経」「礼記」「春秋」をいい、
五経を以て四書よりも高しとする

「事業」の語源ーーー易経 繋辞上伝
化してこれを裁する、これを変と謂い、推してこれを行う、これを通と謂い、挙げてこれを天下の民に措く、これを事業と謂う。

訳)時に応じて物事を切り盛りし、適宜に処置して変化させ、さらに推進して物事を通じさせる。この変通の道理によって社会の道を整え、民を導くことを事業という。

易経が出典になっている有名ワード
元号の「明治」「大正」 
ちなみに、「昭和」は書経、「平成」は書経と史記と言われています。
ご存じの「令和」は万葉集から。
「資生堂」や「積水化学」の社名も易経がルーツだったりします。

本日はこれまで。2に続く・・・

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