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もしも自分が企業だったら

もしも自分が企業だったらって考えたことありますか?
そうですよね。ないですよね。分かってます。僕だけがイカれているだけですよね!!はい。


でも、ちょっとその様に捉えてみると面白いかなと思いましてね。はい。
ただ、前提を統一しておいた方が良いと思うので少し説明しますね。企業って利益追求を目的としています。利益というのは普通は収益のことですが、これが自分を企業と見立てる場合は収益だけにこだわらないというルールを加えようと思います。

ということは「自分が与えられてきたもの全て」があなたという会社の価値であり、資産となるわけです。「自分が与えられてきたもの全て」と定義すると、そこには「有形のもの」と「無形のもの」が出てくると思います。

「有形のもの」とは形あるもののことです。ちょっといくつか挙げてみましょう。

お父さんやお母さん兄弟といった自分に繋がる全ての祖先。友人や子供といった自分と繋がった全ての人、五体満足な身体、住んでいる家、過去に食べた食事、今まで得てきたお金、それで買ったものたちなど、挙げきれないほどの「者」と「物」があなたの資産になっています。

次は「無形のもの」です。目には見えないけどたしかにいただいていたものたちのことです。これもいくつか挙げてみましょう。

祖先から得たいのち、代々つながる誇り、おじいちゃんおばあちゃんから注がれた愛情、親から得た生きていく知恵、兄弟が教えてくれた生活のあれこれ、子供がくれた喜び、など具体的書けば書くほどこちらも数も増えていくでしょう。

これら全てがあなたという企業が生み出してきたものであり、大事な資産です。また、今日というたった一日だけを振り返っても私たちは沢山のものたちを受け取っています。

水や空気や食べ物など体に摂取するものたちや、会話やメッセージや贈り物などつながりを満たしてくれるものたち、遊びや仕事の誘いなど楽しさやワクワクを感じるものに一日の中だけでもけっこう出会っていて、それを受け取っているんですね。そしてそれらは体験を通して自分の中に蓄積していきます。それは資産なんですね。


自分には何も価値がないとか、自分には何も与えられていないとか、そんなことは実は全然なくて、すでにあるものや与えられているものが沢山あるわけです。そこに目を向けていくことができる人のことを「ラッキー体質」というのでしょう。

反対に不足感に目を向けてしまうと、「まだまだできてない」、「これでは満足できない」という方向へと変わってしまいます。自分を企業として考える時は、どんなことが起きてもすべてプラスに捉えられるのですね。

例えば一般的な企業で考えると、資金がなくなればショートしますし、健康に害をきたせば働けなくなりますが、自分を企業として考える場合はそうではない。「無形のもの」も価値としてカウントするので、資金がなくなったけど得たものの方にフォーカスするんです。働けなくなったから得たもの。そう言うものがすべて自分の価値を高めてくれるのです。

「とは言えよかったことは何かな?」と考える癖がついていると自分が起こしているミラクルに気づきやすくなりますよ。

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