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【進路】大学を1年休学してみて

こんにちは、ひらいです。
大学3年の終わり頃、2022年3月から2023年3月まで1年間の休学をして岩手県宮古市でいろいろ活動をしていました。4月になり、大学4年生として学生生活が再開しました。年度区切りということで改めてこの休学していた一年間のことを書いていこうと思います。また、このnoteが一人でも多くの「休学を検討している人」や「挑戦を求める人」に届けばと思い書いています。ということで、もくじは以下のとおりです。
※年度変わってそうそう就活の波に揉まれて更新遅くなりました。

【目次】
・休学の理由
・何をしたのか
・何を得たのか
・これからの自分
・休学を考えている方へ

休学の理由


あたりまえに人の顔を見て、あたりまえに好きな場所に行けると思っていた2020年。大学2年生になろうとしていた頃、突如コロナは現れました。社会的に活動は縮小し、特にその波は若者に強く当たり、学生の活動はかなり制限された。大学生3年生手前、それなりに過ごしていたけど、「あれ、これって長期戦なのでは?」と思い始めた。そんなときに「宮古で挑戦しないか?」と声をかけてくれたのはバイト先の元先輩だった。当時先輩は岩手県宮古市の地域おこし協力隊員として活動していて、なにかしたいとウズウズしていた僕に声をかけてくれた。内容は単純で宮古市に移住して1年間クリエイティブ関係の仕事を宮古をステージに行うというもの。
「何か自分の限界に挑戦してみたい。」
「今の自分って何ができるんだろう。」
自分を知るために、将来の自分を探すために1年を宮古で過ごすことを決心しました。

何をしたのか


宮古市内で仕事としてやったことは主に3つです。

①市内事業者の伴走支援
②シティプロモーション事業
③農園アルバイト

1つ目、市内事業者の伴走支援では、事業者の課題を自分の持てるリソースで解決するというもので、具体的に言うと事業者からSNS発信をしたいという要望からSNS運用のお手伝いや、商品開発をしたいという要望であれば、制作やそのサポート、情報発信などをしました。もちろんこれに関しては先輩と二人三脚で行いました。その他、ふるさと納税の出品登録業務で商品情報の要約から商品写真の撮影を一括して行うなどもありました。

2つ目、シティプロモーション事業では地域資源を活用したお土産ブランドの立ち上げやその商品開発、さらにはプロモーションサイトの立ち上げなど多岐にわたります。特に商品開発ではプランナー兼ディレクターとしてクライアントとデザイナーの間に立ち、進捗管理やクオリティ管理を行いました。この経験から誰も悪者にせず企画を進めるということ、コミュニケーションの取り方、ゴールにたどり着くために考え抜くことなど、多くのことを学びました。

3つ目、農園アルバイトでは実際に畑を管理するお手伝いを行い、さらに野菜便の企画なども行いました。今までちゃんと1次産業とは関わってきませんでしたが、農業って育っていく野菜たちを見て生命力を感じますし、改めて普段食べている野菜が誰かの手によって作られているというありがたみを本当に感じます。正直、農業本場の人から見たらお遊びみたいなレベルでしかお手伝いはしてないかもしれませんが、日本の農業が抱えている問題などありありと感じることもたくさんありました。日本についての新しい気づきがたくさんあった体験でした。


何を得たのか


この休学期間で得たことは主に3つ「スキル」「人との繋がり」「自信」です。

1つ目の「スキル」というのは、仕事の作り方から運用の方法まで仕事に関わる様々なことに挑戦し、学びました。特にお土産商品開発では、約一ヶ月という短期間でクライアントの意見を汲み取りながらデザイナーさんと意見を調整してプロダクトアウトしたのですが、この経験は本当に力になっています。時間の調整、クオリティの担保、コミュニケーションの取り方、全てにおいて大変でしたがとてもやりがいを感じています。

2つ目の「人との繋がり」というのは、岩手県という今まで行ったことのない土地でいろんなバックグラウンドを持つ人たちと出会い、そして様々な価値観や生き方について触れられることができたというところが一番大きいです。高校時代は国際交流委員という形で日本と外の国という視点で異文化交流をしてきましたが、これは首都圏と地方にも言えることで、地域で生活する中での出会いやコミュニケーションがとても新鮮でした。

そして3つ目の「自信」というのは、この一年の活動全てが僕の成長の糧になったということです。地域内で文化を発信する同い年や地域について真剣に考えてる地元の人々、挑戦の機会を与えてくれた大人の方々、今まで触れたことのない文化や体験など、すべてを含めて学びであり今の自分の自信に繋がっています。振り返っても後悔はないですし、この道を選んでよかったと思っています。余談ですが、最近では就活で面接官の方々にこの体験を面白がってもらい改めてこの挑戦のありがたみを感じます。


これからの自分


一年の休学を終え、復学すると同時に就職活動が始まりました。そうしていく中で自分はどう生きたいのかといったことを考えることが増えてきました。もちろん、確実には決まり切っていないですが、この一年間の経験から僕は
世の中の格差を縮めたい
と思うようになりました。理由として地方で一年間生活する中で、首都圏と比べて地方の人達の将来の選択肢や触れられる日常の非日常体験や経験が少ないと感じていました。一方で、地域の伝統文化やその地域だからこその魅力をアイデンティとして活動するいきいきとした人たちにも沢山会ってきました。こうした点からただ首都圏と同じコンテンツを平等に供給するだけでなく、地域自体の魅力を底上げし、そこに住む人達が地元の魅力を再認識してアイデンティとして吸収し、個性あふれる街と人々を増やしていくことが大切なのではないかと考えています。

だからこそ、コンテンツ制作の上流から下流までできるようなそんなプロフェッショナルになりたいと考えていまして、そして自文化を地元の人が再認識できるようなコンテンツを生み出し、一つでも多くの個性あふれる地域を作っていきたい!今はそう考えています。

今年は自分の次の進路が決まる大事な一年です。学生として楽しみつつ、理想の自分に少しでも近づけるように頑張ります。

休学を考えている方へ


ワクワクするならそれは休学をして挑戦しても良いと思います。特に学生であるうちは新しい環境に飛び込んで自分の経験として取り込むべきだと考えています。もちろん、なんとなく休学したいという理由でなく目的や内容が決まり切っているということが前提ですが、目的を持って過ごす経験は絶対自分のチカラになるし、それが個性になってそれを認めてくれる新しい出会いがきっとあります。自ら新しい世界を切り開き、自分のまだ見ぬ可能性に気づくことはとても楽しいですよ!

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