離れてみてわかる大切さ。

約3週間前、2年と7ヶ月付き合っていた彼氏と別れてしまった。
原因は私の我慢が爆発したこと。耐えきれなくなっていたのだと思う。
「別れようかな!」と思ったのが運の尽き。
「話がある。別れよう」と送ってしまった。
案の定「なんで?」って答えが返ってきた。そこで思いっきりあの人に向かって散々酷い事を言ってしまった。
最後にあの人は一言「分かった。別れよう」と言った。一体どんな顔で、どんな気持ちで打ったんだろう。

別れて次の日から後悔の念に苛まれた。
どれだけあの人に支えてもらっていて、どれだけあの人が大切なのかを痛感させられた。
「やっぱり別れたくない」なんて、都合のよすぎる言葉を送ってしまっていた。あの人の答えは「都合良すぎる」だった。当たり前。自分から振ってたのにね。分かってるんだよ、凄く。でも、あの人がいない世界なんて耐えきれる訳ないじゃない。

あの人が隣で笑っていてくれたから、世界は輝いてたしご飯も凄く美味しかった。
だけど、今は世界はモノクロ、ご飯を食べても何も美味しくない。何も楽しくない。ただただ、愛想笑いの毎日。
いつも思い出すのは、あの人の笑顔とあの人と過ごした日々と匂いで。
「あぁ、もう居ないんだ。あぁ、もう隣で笑ってくれる事なんてないんだ。」そう思うと、枯れた涙が遠慮がちに流れてくる。
だけど、諦めれなくて。
あの人が好きだから…あの人が他の人と笑いあっていたりすると思うと気が狂いそうになって。
あの人は他の誰にも渡したくないとすら思ってしまう。

あの人が働いている同列店の前を通る度「ヘルプで来てないかな?」なんて思ったりして。

LINEの通知がなる度、いつもの電話の時間になる度に淡い期待を抱いてしまう。
そんな淡い期待なんて一瞬で打ち砕かれるのだけど、それでも毎日毎日ケータイと睨めっこして、
通知がなる度に凄い勢いでケータイ覗き込んだりして。
もうあの日のようには戻らないことも分かっているのに、どこかで何かの間違いでもう一度あの人の隣で笑えないかと思ってしまう。

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